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2019年4月 8日 (月)

あっぱれ! 「令和」の考案者

 新元号「令和」の評判は上々のようある。
1904032
東京新聞4月3日

私も良いと思う。
考案者は、万葉学の中西進氏だというが、極秘扱いになっている。
発表の1日には、安倍首相が解説にしゃしゃり出た。
目障りだったが、首相であるから目を瞑る。

しかし「国書から選んだ」ということを強調していたのはナンセンスである。
「漢籍」ではないことによって、嫌中の支持層にアピールしようとしたのだろう。
案の定、百田尚樹のようなオッチョコチョイは大喜びである。
⇨2019年4月 4日 (木) 狂騒曲「令和」序奏(3)塚田国交副大臣発言は余りにトンデモだろう

国粋主義的な解説ではない方が好ましい。
師岡カリーマさんは次ぎのように書いている。
190406 
東京新聞4月5日

しかし安倍首相は、自らが得々と解説したことにより赤っ恥をかく結果になった。
典拠とされる梅花三十二首とその序については既に掲出した。
大伴旅人が書いたという序の原典が、張衡の「帰田賦」だということも指摘された。
⇨2019年4月 2日 (火) 狂騒曲「令和」序奏

「国書から採った」ということに余り意味はなことが分かる。
それどころか、当該箇所は張衡が「安帝」を批判した詩の一節であることも知られてきた。
「安帝」の愚昧な政治批判では、出来すぎのような感じである。
品田悦一という万葉学者は次ぎのように書いている。
32  
「令和」から浮かび上がる大伴旅人のメッセージ

偶然なのか必然なのか分からないが、安倍首相および周辺は歴史に残る誤った解説をしたことになる。
考案者に対して、「あっぱれ!」と言いたい。

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