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2019年3月 6日 (水)

真摯に受け止め=歯牙にもかけず/安部政権の命運(85)

国会中継を見ていたら腹が立つ。
安倍首相の「信号無視話法」は毎度のことであるが、辺野古の埋め立てに関する沖縄県民投票について、岩屋毅防衛相が5日の参院予算委員会で、県民投票の結果にかかわらず、事前に工事を続ける方針を決めていたと明らかにした。

 県民投票の実現に取り組んだ「辺野古」県民投票の会の大城章乃さん(28)=那覇市=は「政府は沖縄に寄り添うと言いながら沖縄の声を聞かずに、どう寄り添えるのか」と疑問を口にした。「県民投票の結果を全て無視している。変わらない姿勢に恐怖すら感じる」と話した。
 基地建設反対の抗議行動に参加する、名護市の飲食店経営仲宗根和成さん(39)は岩屋防衛相の発言に「差別以外の何ものでもない」と憤る。「国の大臣としてそういう言葉を使うことに対して怒りしかない。腹立たしい。沖縄を日本だと思っていないのではないか」と批判した。
 辺野古への投入用土砂が搬出される名護市安和の桟橋前で抗議行動に参加した元社会福祉士の中山吉人さん(62)=名護市=は5日、県民の声を軽視する政府の姿勢に「ひどいという言葉では物足りない。県民の気持ちを虫けらのように扱っている」と怒った。米軍普天間飛行場周辺の危険性を放置しているのは政府だとし、「新基地ができるまでの10年以上も普天間は危険なままだ。危険除去のための道筋も示さず、矛盾している」と強く疑問視した。
 憲法学に詳しい名桜大学の大城渡教授は「政府は、憲法上の地方自治を基盤とする県民投票の結果を尊重、順守しなければならない」と指摘する。防衛相による県民投票を巡る一連の発言について「県民投票、さらには地方自治を顧みない政権のふるまいや発言は恣意(しい)、独善の極みだ。国家全体の利益のためなら沖縄を踏みつぶしてもいいとの意識の表れならば、その発想は全体主義、ファシズムの様相をも示している」と断じた。名護市辺野古の新基地建設に伴う埋め立ての賛否を問うことに、沖縄県民からは「差別だ」「怒りしかない」など憤りや批判の声が相次いだ。民主主義を否定する政権幹部の発言に識者も「恣意(しい)、独善の極みだ」と断じた。
「差別だ」「独善の極み」 岩屋毅防衛相「事前決定」発言 憤り、批判の声

要するに、県民の意思など歯牙にもかけないと宣言したのだ。
しかも安倍首相は、毎月勤労統計不正に関し「一般的な感覚では『隠蔽では』と思うことはある」とした上で、再調査でも組織的隠蔽を認定しなかった特別監察委員会の追加報告書は、法律的な観点から整理した結果だと理解を示した。
厚労省との関係からして、監察委の人選が不適切ではないのかという小池晃氏の質問の趣旨を、無視したのか理解し得なかったのかは不明であるが。 Photo

しかし、本当に数少ないながら、きちんと声をあげる人と番組は存在する。
『上田晋也のサタデージャーナル』(TBS)の3月2日放送回のなかで、上田は沖縄県民投票後の安倍政権の対応を次のように痛罵した。

「沖縄の基地問題なんて言ったりもしますけれど、これは日本の基地問題ですからね、そもそも」
「沖縄の県民投票。『この結果を真摯に受け止める』と安倍総理はコメントしたわけなんですけれども、政府の対応はまるで真逆と言いましょうか、真摯に受け止めるっていうのは、無視することなのかなと思ってしまいそうな対応なんですけれども」
 上田が指摘する通り、安倍政権が貫いているのは「米軍基地問題はすべて沖縄に押し付ければいい。異論は認めない。対話する気もない」という態度だ。
 まるで、「沖縄は日本ではない」と言っているかのような振る舞いだが、実際にそれは安倍政権の閣僚の言葉にも表れている。
 岩屋毅防衛相は2月26日の記者会見で県民投票の結果に対し「沖縄には沖縄の民主主義があり、しかし、国には国の民主主義がある」と発言。
 28日の衆院予算委員会で釈明したが、安倍政権が沖縄の人々に対して露骨な差別意識をむき出しにしていることがよくわかる発言だ。
 これに対し、上田は「他の大臣の話ならいいということでは決してないんですけれども、防衛大臣が『日本には日本の民主主義がある、沖縄には沖縄の民主主義がある』。日本全体の防衛を見るべき人の発言なのか」と批判している。
くりぃむ上田晋也が沖縄県民投票に対する安倍政権とマスコミの姿勢を痛烈批判!

ジャーナリズムはせめて上田晋也さんくらいの気概を持つべきではないか。

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