それでも辺野古埋め立てを進めるか/安部政権の命運(79)
辺野古埋め立ての是非を問う県民投票の結果が出た。
「反対」は実に72%超であり、明白な「NO]である。
⇒2019年2月25日 (月) 沖縄の民意をどう受け止めるか?/安部政権の命運(77)
この投票結果の報じ方がメディアでかなり異なる。
つまり安倍政権への忖度のバロメーターとなっていることが興味深い。
毎日新聞2月26日
読売と産経の安倍政権応援団としての性格が浮き彫りになっている。
NHKも同様と言えよう。
反対多数であることは報じられているが、比率は全有権者に対するもので、投票数に対するものではない。
下地幹生の言い方を見ればハッキリする。
しかしNHKが同じようなことをしているのだ。
心ある職員の憤慨が聞こえるような気がする。
⇒2019年2月19日 (火) 安倍官邸VSNHK反権力職員/安部政権の命運(72)
しかも「法的拘束力がない」と繰り返し強調している。
沖縄県民の投票は本当に法的拘束力はないのか?
憲法学の泰斗小林節慶應大学名誉教授は、憲法95条「特別法の住民投票」に触れつつ、地域と国の行政分担のあり方から、次のように結論づけている。
日刊ゲンダイ2月27日
安倍首相は、住民投票の結果は「真摯に受け止める」と言いながら、工事は継続するという。
毎日新聞2月26日
どういう頭の構造になっているのだろうか?
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