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2019年1月25日 (金)

不正統計の隠蔽を隠蔽!?/安部政権の命運(53)

勤労統計不正の底が抜けた。
毎月勤労統計の不正問題を調査した特別監察委員会は、初会合からわずか5日で公表した報告書で厚生労働省の組織的隠蔽を「認定できない」と結論付けた。
2019年1月23日 (水) アベノミクス偽装としての統計不正/安部政権の命運(51)

 厚生労働省が公表する「毎月勤労統計」の不正調査問題を審議した24日の衆参両院厚労委員会の閉会中審査で、有識者で作る同省の特別監察委員会が22日に公表した報告書について、一部の調査対象者への聞き取りは同省職員が行っていたことが明らかになった。監察委は設置から1週間で「組織的隠蔽(いんぺい)は認められなかった」と結論付けたが、厚労委員会では与野党双方の議員から、監察委の第三者性や信頼性を疑問視する声が相次いだ。
 根本匠厚労相は両委員会の冒頭、「こうした事態を起こしたことは極めて遺憾であり、国民の皆様にご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げる」などと改めて謝罪した。
 同省は調査の中立性や客観性を保つため、弁護士や公認会計士ら有識者をメンバーとする監察委を16日に設置した。同省は昨年12月の問題発覚後から、省内常設の弁護士や職員からなる監察チームで調査し、この調査内容を引き継ぐ形で監察委が設置された。
 監察委は報告書で、監察委と監察チームで延べ69人の職員や元職員に聞き取り調査をしたと説明していたが、同省は24日の厚労委で実人数は37人だったと明らかにした。監察委が対象にした31人のうちの課長補佐以下11人と、監察チームが対象にした6人に対しては同省職員が聞き取りをしていた。また、監察委の報告書の原案は同省の事務方が作成していたことも明らかにした。
 これに対し、野党議員から批判の声が上がった。立憲民主党会派の大串博志衆院議員は「第三者の土台が壊れている。虚偽報告書だ」と述べ、報告書の撤回を求めた。同党の石橋通宏参院議員は「こういうのをお手盛りという。厚労省の内部調査だ」と突き放し、共産党の倉林明子参院議員は「看板だけが第三者だったのでは」と疑問を呈した。根本厚労相は「監察委が最終的な判断をした」などと釈明を繰り返した。
統計不正報告、信頼性揺れ 閉会中審査で身内調査に批判

特別監査委員会(=厚労省)に対する見方は厳しい。2Photo

常識で考えれば、長期間にわたって行われていた不正を、わずか5日間で解明できるはずがないと思うべきだろう。
統計の誤魔化しは最大級のイカサマと考えるべきだ。
2019年1月20日 (日) 政府統計の信頼性の失墜/安部政権の命運(48)

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毎日新聞1月25日

アベノミクスと称する政権の看板政策の効果をアピ-ルしたかったのだろうが、それが裏目に出たということだろう。
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東京新聞1月25日

第三者委員会と言って客観性を装いながら、身内の委員会で早急に幕を引こうと姑息な手段に出るから余計墓穴が広がるのだ。1901252
東京新聞1月25日

主権者が覚醒しないと、泥沼の泥をかき回すだけになるが、公文書偽造に加え、統計の不正の隠蔽をさらに隠蔽するのだから、底が抜けていると考えるべきだ。

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