2018年の回顧(3)/安部政権の命運(39)
いよいよ今年も終わりである。
来年には新天皇が誕生し、元号も改まる。
「先今年無事目出度千秋楽」である。
思えば平成の30年は、決して「平らかに成る」とは言い難いものだった。
毎日新聞12月30日
天皇陛下のおっしゃるように「戦争のない時代として終わろうとしていることに心から安堵」には同感するが、同時に戦争の空気が濃くなりつつあることも否定できない。
1995年1月の「阪神・淡路大震災」は、オウム心理教事件と相まって、深く心に刻まれている。
福島原発について、全電源喪失のリスクについて質した吉井英勝議員に対し、「経済産業省としては、お尋ねの評価は行っておらず、原子炉の冷却ができない事態が生じないように安全の確保に万全を期しているところである。」と他人事のように答弁書を読んだのは、第1次政権時の安倍首相である。
⇨2016年8月29日 (月) 『東京ブラックアウト』と国会質疑/原発事故の真相(147)
⇨2018年12月19日 (水) 成長戦略としての原発輸出の破綻/安部政権の命運(30)
にもかかわらず、未だに原子力村と一心同体なのが、経産省主導の安倍政権である。
その意味で、この国をダメにしたのは、自民党であり、安倍政権なのだ。
上西充子法政大学教授による造語で、「朝ご飯を食べたか?」と聞かれ、「(パンは食べたが)ご飯は食べていない」と答えて躱す(つもりになっている)安倍政権を批判した言葉だ。
⇨2018年6月27日 (水) 「ごはん論法」と「信号無視論法」では議論にならない/ABEXIT(62)
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