凡庸な人が大臣をやる害悪/安部政権の命運(10)
櫻田義孝五輪相のお粗末さが止まらない。
⇒2018年11月11日 (日) お粗末な答弁連発の櫻田義孝五輪相/安部政権の命運(8)
五輪相ということでサイバーセキュリティの担当でもあるのだが、パソコンの経験を問われ、「自分で打つことはない」と答えた。
この答弁を聞いて不安にならない方がおかしいだろう。
海外からも厳しい目が向けられている。
日刊ゲンダイ11月16日
同紙には音楽家の三枝成彰氏が、ハンナ・アーレントの言葉を引いて、安倍内閣のお粗末な大臣は「凡庸」なだけだと書いている。
まあ、確かに当選回数がそれなりになっているからという理由で大臣に選ばれたとしか思えない。
任命責任は重大である。
そもそも、今時、パソコンを「打つ」と表現する人も珍しいのではないか?
この人は未だにパソコンを清書するための道具だと思っているのではないか?
パソコンは今や思考のツールと言うべきであろう。
そもそも「書くこと」と「考えること」は密接に関連している。
バーバラ・ミント『考える技術・書く技術-問題解決力を伸ばすピラミッド展開』ダイヤモンド社(新版1999年3月)は、ビジネス書の古典ともいえる。
セキュリティは重要であるが、不安に感じない政治家はより大きな脅威と言うべきだろう。
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