敗者の戊辰戦争(4)150年の恩讐を超えて/幕末維新史(13)
戊辰戦争は、西南日本と東北日本の内戦という側面を持っていた。
⇨2018年10月10日 (水) 敗者の戊辰戦争/幕末維新史(10)
勝った西南日本、特に長州勢の狼藉ぶりは徐々に知られるところとなっている。
例えば、『満州国演義』の冒頭シーンは、会津の婦女子に対する陵辱シーンである。
負けた東北日本側の恨みは深い。
ようやく戊辰戦争の両者の間に恩讐を超えた動きが見られる。
東京新聞10月25日
明治150年の前半史は、『満州国演義』に見られるように、 戊辰戦争の影響が通奏低音のように流れていたのである。
それを敗者の側の視点で捉えたのが『賊軍の昭和史』と言えよう。
著者の半藤一利氏は山形県(庄内藩)の生まれであり、西南日本側への恨みを隠そうとしていない。
しかしさすがに150年が経とうとしている。
歴史を見つめ直す時だろう。
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