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2018年10月 5日 (金)

偽装国家の本領(3)賃金統計/メルトダウン日本(47)

偽装国家は古代以来の伝統であるという説がある。
例えば永躰典男『日本古代史に偽装の源流を求めて―官僚の元祖・藤原不比等の野望』牧歌舎(2008年1月)は、『日本書紀』編纂の中心にいた藤原不比等を偽装の源流に位置づける。
2008年8月18日 (月) 軽皇子の立太子をめぐって 

官僚の元祖とされる不比等の伝統は、安倍政権下で偽装・隠蔽を本格化させている。
2018年9月 3日 (月) 公文書管理と偽装国家の本領/メルトダウン日本(24)
2018年9月 4日 (火) 偽装国家の本領(2)障害者雇用/メルトダウン日本(25)

安倍首相は「アベノミクスの成果」を強調している。
しかし賃金は上昇していないというのが多くの国民の実感であろう。
驚くべきことに厚生労働省が賃金統計上、伸び率が実態よりも高くなるように算出方法を変えながら、それを説明していないことを、「統計委員会」に指摘された。
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東京新聞9月29日

賃金統計の数値については疑義が呈されていた。

 「今年に入り勤労者の賃金は大幅に増えた」との結果が出ている厚生労働省の賃金調査を巡り、調査の信用性を疑問視する見方が広がっている。一月からは、中小企業より給料が高い会社が多い大企業の金額をより多く反映させているのに、その影響を考慮せず、伸び率を算出しているからだ。「給与の推移を正確に把握できない」との批判は根強く、政府の有識者委員会は今月中に見直しの是非を含めた議論を始める。
 問題になっているのは民間企業の賃金などを調べる「毎月勤労統計調査」。二十一日に公表された七月の確報値では、給料・ボーナスや手当を含めた「現金給与総額」が前年同月に比べ1・6%増えた。六月は3・3%増と二十一年五カ月ぶりの高い伸びとなった。
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