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2018年9月20日 (木)

最後までお粗末ぶりを発揮した総裁選/メルトダウン日本(35)

自民党総裁選の最終日、安倍首相はいつものJR秋葉原駅前に現れた。
駅前ロータリーには、日の丸の小旗をふる聴衆が大集結していたが、日の丸を振る安倍応援団だけではなく、業界団体にまで大々的な「動員」をかけていたのだ。

安倍首相が演説をおこなった街宣車に近い歩道は、カラーコーンとバーで通行を規制し、もっとも眺めがいい2階の通路正面側には鉄柵が張り巡らされ、自民党スタッフがこう言って立ちはだかった。
「動員の方ですか? ステッカーを見せていただかないとここには入れません」

街頭演説といえども、厳重に固められた擁壁の中でしかできないのである。
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安倍首相が秋葉原街宣で大量の組織動員! 係員が「動員の方ですか?」とステッカー提示求め一般市民を排除

秋葉原には、籠池夫妻も顔を見せていたらしい。

籠池泰典被告は、「全部うそだろ。うそは言ったらいかん」と話した。
籠池泰典被告は、妻の諄子被告とともに、秋葉原駅前の安倍首相の演説会場に現れ、政権運営の実績などを訴える姿を終始無言で見続けた。
そして、演説終了後は、報道陣の問いかけにほとんど応じることなく、会場をあとにした。
籠池被告夫妻 安倍首相の演説会場に

良そう通り通り安倍首相が三選された。
最終的な結果は以下の通り。
安倍晋三首相は553票(国会議員票329票、地方票224票)
石破茂元幹事長は254票(国会議員票73票、地方票181票)
目安は以下のように言われていた
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民党総裁選を速報中/安倍氏が総裁連続3選 石破氏は8県で上回る

予定調和のような結果であるが、これは今後の自民党にどういう意味をもつのであろうか?
安倍圧勝であっるが、政権の先行きには多難が予想される。
というのは、第三者的の視点で見れば、安倍政治が外交でも内政でも行き詰っていることは明らかであるからだ。

安倍首相が信頼していたはずのトランプ大統領もプーチン大統領もはっきり安倍首相に冷淡である。
2018年9月18日 (火) 日ロ首脳会談と安倍外交の評価/メルトダウン日本(33) 

アベノミクスと称する経済政策も、潤うのは大企業ばかりで、トリクルダウンについても安倍首相自ら「トリクルダウンと私自身が言ったことはない」と否定するありさまである。
景気回復の実感のない人がほとんどである。3

選挙戦に際して、石破派所属の斎藤健農林水産相が「安倍応援団の一人に『石破さんを応援するのなら辞表を書いてからやれ』と言われた」と明かした。
首相は「本当にそういう出来事があったのか、陣営に聞いた。みんな『あるはずはない』と大変怒っていた。そういう人がいるのであれば名前を言って頂きたい」と斎藤氏の発言を否定した。
この言い方は、財務省がセクハラ被害を訴えた女性記者に「名乗り出よ」と言ったのとそっくりである。[

既に、西村官房副長官による岡田裕二神戸市議への圧力がメディアで報じられている。
2018年9月14日 (金) 無法地帯化した自民党総裁選/メルトダウン日本(30) 
斎藤大臣に対しても同様の圧力はあったと思うのが自然であろう。
しかも安倍首相自身が、「あった」ことを前提に話しているのである。

 たとえば『news every.』(日本テレビ)では、「角福戦争のころは私も親父の秘書をしていましたからよくわかっているんですが、こんなもんじゃないですよ」「私も何回も負ける総裁選挙をやりまして、もっと激しい言葉がありましたよ、何回も」などと弁明。ようは、“私だっていろいろ圧力をかけられてきたんだからツベコベ言うな”と言いたいらしいが、開き直りとしか言いようがない。
 その後に出演した『報道ステーション』(テレビ朝日)でも、安倍首相は圧力問題について「私だって若い議員のころ、野中(広務)さんやなんかに歯向かっていきましたよ、それは。あのときのね、平成研支配のほうが私の時代よりもね、全然(圧力が)強いですよ」などと主張。長らく自民党を担当してきた元共同通信政治記者のコメンテーター・後藤謙次氏が「私はそうは思わないですね」と返すと、発言を無理やり遮って「それは後藤さんが平成研の番だったからじゃないですか」とお得意の陰謀論で攻撃する始末だった。
 しかもこの男、息をするように嘘をつく。たとえば安倍首相は『報ステ』のなかで、橋本龍太郎と小泉純一郎が争った1995年総裁選のエピソードを持ち出し、「私も小泉応援団だったんですが、そんときわれわれもですね、一度、けっこう圧力をかけられてねってことを結構、みんな言ったんですが」として「こういう(圧力の)話はよくある」と正当化。そこでMCの富川悠太アナウンサーから「実際にそのときは(圧力が)あったんですね?」と訊かれるのだが、すると、安倍首相は笑いながらこんな軽口を叩いたのだった。
「いや、ほとんどないんです(笑)。ないけど、われわれもそう言ったほうが、いわば陣営かわいそうだなっていうことにもなりますし。ただ、実際にあったかもしれませんし、私にはまったくなかったな」
 つまり、安倍氏によれば、自分には圧力がなかったにもかかわらず「圧力を受けた」とウソを言いふらしていたというのである。もっとも、この宰相が“類い稀な嘘つき”であることはいまや公然の事実であるが、ひどいのは“自分たちも圧力をかけられたとウソをついて同情を誘ったことがある。だから斎藤もウソをついてるんじゃないか”と誘導していることだ。いやはや、実に大した人間性である。
安倍首相がまたやらかし! 加計とのゴルフ追及に「テニスならいいのか」、圧力問題では自分で嘘をバラし犯人を示唆 

自分には圧力がなかったにもかかわらず「圧力を受けた」とウソを言いふらしていた」ということをフェイクと言う。
「安倍対石破」という構図で眺めれば、圧倒的に石破の方がまともなようだ。1809192
東京新聞9月19日

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