醜悪な安倍支持者たち/メルトダウン日本(37)
自民党総裁選のニュースがイヤでも目に入ってくる。
最終的な結果は以下の通りだった。
安倍晋三首相は553票(国会議員票329票、地方票224票)
石破茂元幹事長は254票(国会議員票73票、地方票181票)
⇒2018年9月20日 (木) 最後までお粗末ぶりを発揮した総裁選/メルトダウン日本(35)
話題になっているのは、地方票の出方である。
蓋を開けたら45%の得票という、想像以上の結果。さらに、19日までに石破支持を表明した議員は50名弱。議員票73票という結果は、20名近く“隠れ石破系”がいることを示した。
広報を担当した平将明・衆院議員は会場を出るときに満面の笑みを浮かべていた。それは石破茂氏も同様だった。記者のぶら下がり取材を受けた石破氏は終始、笑顔を浮かべ、結果について
「未来永劫、続く政権はない。今回のありがたい結果に満足することなく、改めるべき点は改め、国民の思いに反することがないようさらに努めていきたい」
と語った。総裁選後に集まった石破系グループの会合は祝勝ムードが漂っていたという。
一方、3選を果たした安倍晋三・総裁も支持議員を集めて会合を持ったが、司令塔だった甘利明・選対事務総長は顔面蒼白。石破氏が安倍氏より票を上回った県選出の議員は苦虫を噛み潰したような表情だったという。安倍氏は笑みを浮かべていたが、陣営は沈痛な面持ちだった。
自民党総裁選、満面の笑みの石破氏、顔面蒼白の甘利氏、無表情の進次郎氏
不快ではあるが、考え方によっては面白いのが安倍応援団の言動である。
甘利明・選対事務総長は甘利氏に苦言を呈していた。
自民党・甘利氏が石破氏に苦言呈す
麻生財務相の感想は、
麻生氏は同日午後に開いた麻生派の会合のあいさつで、2012年の総裁選での決選投票と比べ、国会議員の数が増えたにもかかわらず石破氏の国会議員票が減ったことに触れ、「どこが善戦なんだ」と指摘。
石破氏「善戦」に、麻生氏「どこが?」 総裁選巡り舌戦
どのような感想を持とうと勝手だが、口を曲げてしゃべるのが性格が曲がっているのを現わしている。
昨年の兵庫県知事選に立候補した勝谷誠彦氏は、自民・公明・民進・社民推薦の現職に対して、惜敗率68.5%で敗れた。
これを善戦と見るかどうかは人それぞれであろう。
私は、この国を「偽装国家」と喝破した勝谷氏の目を信頼する。
⇒2018年9月 4日 (火) 偽装国家の本領(2)障害者雇用/メルトダウン日本(25)
⇒2018年9月 3日 (月) 公文書管理と偽装国家の本領/メルトダウン日本(24)
その勝谷氏が偽装の元締めの安倍首相の盟友であることを自慢する心情が分からない。
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