ちびまる子ちゃんの昭和の日常・さくらももこ/追悼(130)
53歳という若さであり、余りにも早い死である。
「ちびまる子ちゃん」は、1970年代の静岡県清水市(現静岡市清水区)に暮らす山口百恵好きのおっちょこちょいな小学3年生・まる子が主人公だ。
東京新聞8月28日
いつも味方になってくれる祖父の友蔵(ともぞう)や酒好きの父ヒロシ、叱り役のお母さん、ドライな性格のお姉ちゃんらの3世代6人家族に、親友のたまちゃん、お金持ちでキザな花輪クン、学級委員になることに全てをかける丸尾君ら個性的なクラスメートが加わって繰り広げる昭和のほのぼのとした日常を描く。連載は86年に始まり、90年のアニメ化で爆発的な人気に。同年10月に最高視聴率39・9%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録するなど、平成のお茶の間で絶大な支持を集めた。
昭和の日常描く「ちびまる子ちゃん」 平成を駆け抜けた
また、作家の吉本ばななさんは 「青春を共に過ごしたももちゃん、闘病は知っていましたが、いつも元気にメールをくれるから回復を信じていました。言いがたいほど淋(さび)しく、残念です。」とがんと闘いながらも、さくらさんが明るく元気なメールを届けてくれていたことを告白。「友だちとして、たくさんの楽しい思い出をありがとう。私たちの時代に、まるちゃんやコジコジをもたらしてくれて、ほんとうにありがとう。」と青春時代から変わらぬ友情に感謝した。
さくらさんの闘病知っていた数少ない親友、吉本ばななさん悲痛、友情に感謝
さくらさんは、今年亡くなった西城秀樹さんのファンで、亡くなった時に自身が闘病中でもあったが。次のようなメッセージを発していた。
平成が終わりに近づき、昭和はますます遠ざかって行く。
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