東京都の自動運転実証実験/技術論と文明論(100)
囲碁の「アルファ碁」というソフト(AI)が、プロ棋士のイ・セドル氏を破ったというニュースは、私のように学生時代にヘボ碁を打っていただけのレベルの人間にとっても衝撃的だった。
⇒2016年5月24日 (火) ディープラーニングの発展と脳のしくみ/知的生産の方法(150)
⇒2016年2月21日 (日):AIはクリエイティブ分野でもヒトに勝つか?/技術論と文明論(41)
近くの書店で目にし、購入して即日読了した。
開発者ならではび視点が散りばめられていて、非常に面白い。
機械学習におけるディープラーニングの位置づけ、将棋や囲碁におけるAIの現在の到達点や課題などが平易に説明されている。
超高齢社会になり、人口が減少する社会では、人の移動(パーソントリップ)の形も大きく変わるであろう。
雑誌「NEWTON」の2018年8月号が『人工知能と自動運転』という特集を掲載している。
⇒2018年7月 4日 (水) AIの発展と自動運転への期待/技術論と文明論(96)
実証実験は以下のようなスキームで行われる。自動運転技術は、もう既に皆さん、ご存じだと思いますけれども、都市が抱えるさまざまな社会的な課題、例えば、交通渋滞とか、交通事故とか、高齢者をはじめとする移動制約者の増加、そしてまた、深刻化するドライバー不足など、今、日本の課題にもなっているわけであります。そしてまた、解決すべき先端技術として、今、国際競争のど真ん中にあるという課題であります。
そこで、都といたしまして、昨年9月の段階で自動運転の実証実験を行います民間事業者などを支援する「東京自動走行ワンストップセンター」を設置いたしまして、自動運転技術の実用化に向けた取組を推進してまいりました。
加えて、今年度は、新たに自動運転技術を活用したビジネスモデルの構築を支援しようということで、民間事業者によりますプロジェクトの公募を行いました。その結果、対象となる二つのプロジェクトが決定したので、お知らせでございます。
一つ目が、郊外型で、住宅団地での自動運転バスによります移動手段創出をテーマとするプロジェクト。これは、多摩ニュータウンのように、再生が求められている地域で、バス事業者によって、将来的な運行も見据えて、既存のバス路線を補完したり、かつ起伏が多い地域における住民などの移動支援とか、AIによって乗客の姿勢を検知しまして、転倒事故の未然防止を行う車内サービスなどを検証するというものでございます。
それから、二つ目でありますけれども、自動運転タクシーによるサービス実証をテーマとするプロジェクトでございます。特に、需要の多い都心部の路線でのドライバー不足の解消、それから、ICT技術を活用した自動運転タクシーの遠隔監視、そして、予約・配車・料金決済サービスなどの検証を行っていくというものであります。こちらのプロジェクトは、自動運転技術に強みを持つ事業者と、それから、サービスの担い手として期待されます交通事業者がチームを組んでいただいて、具体的なサービスを提案してもらうということであります。こうしたプロジェクトを支援する取組を行うことによって、生き馬の目を抜くような状況にあります、この自動運転技術をいち早く社会に浸透させて、ひいては東京が抱えるさまざまな都市の課題の解決につなげていきたいというものでございます。

報道発表資料
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