« 安倍主導「危機管理学」の実態/ABEXIT(43) | トップページ | 全員不起訴の特捜部の存在意義は?/ABEXIT(45) »

2018年6月 5日 (火)

公文書改ざん・廃棄・隠蔽問題はこれからだ/ABEXIT(44)

「森友疑惑」について告発を受けていた大阪地検は、全員不起訴という不可解な判断を示した。
2018年6月 2日 (土) 森友公文書改ざんの構図/ABEXIT(41)

 これを待っていたかのように、財務省が処分を発表した。
謝罪会見をした麻生財務相は、いつものような尊大な態度で、見慣れた謝罪会見のように深く頭を垂れることはしなかった。
1806052
東京新聞6月5日

まったく納得できるものではないと言わざるを得ないだろう。
安倍首相が「私や妻が関係していたら、首相だけでなく国会議員も辞める」と明言したのが契機だったのは明らかである。1806052_3
東京新聞6月5日

麻生財務相は、主導したとされる佐川氏の国政庁長官の昇格人事を「適材適所」と言い張っており、唖然とするばかりである。
Photo

財務省の報告書には、以下のようなことが記されていた。

・」2017年2月に安倍晋三首相が国会で「私や妻が関係していたら総理大臣も国会議員も辞める」と答弁して以降、安倍昭恵氏(総理夫人)の名前が入った書類の存否の確認をしたり、政治家の問い合わせに関する記録などを廃棄した。
・国会議員団の国有地視察(2017年2月21日)の際、財務省側が森友学園側の弁護士に「(森友学園の籠池泰典)理事長らの発言次第では国会審議がさらに混乱しかねない」「理事長は出張で不在」「撤去費用は相当かかった気がする、トラック何千台も走った気もする」など、説明ぶりを提案した。
・近畿財務局の統括国有財産管理官の配下職員は、「改ざんを行うことへの強い抵抗感があった」「本省理財局からの度重なる指示に強く反発」していた。
・会計検査院による検査開始後の2017年4月、財務省理財局の職員が国交省に出向き、国交省が保管していた森友学園に関する決裁文書を「改ざん後」の文書に差し替える作業をおこなっていた。会計検査院の検査に対し、国交省側はもともと保管していた「原本」を提出。一方、財務省側は「改ざん後」の文書を提出した。
森友改ざん報告書、これが全文だ。「妻関係していたら総理辞める」答弁後に記録破棄していた

にもかかわらず、麻生財務相は、5日午前の衆院財務金融委員会における国民民主党の今井雅人氏への答弁で「一連の調査の中では、安倍晋三首相の発言をきっかけとしてそういうことになったという事実は認められない」と述べた。
報告書も読んでいないのではないか。
「改ざんを行うことへの強い抵抗感があった」近財職員は、堪え切れず自ら命を絶った。
いかに無念だったことか。

麻生財務相は「組織ぐるみではない」というようなことを言っていたが、理財局長だった佐川氏が主導し、配下の職員が実行していたのを「組織ぐるみではない」としたら、どういう場合が「組織ぐるみ」なのか?
安倍首相は、昭恵夫人の関与が否定できなくなると、関与を「贈収賄」に限定するという「#ご飯論法」に出た。

Photo
2018年5月31日 (木) 「ウソつき」の競演/ABEXIT(39)

当の昭恵夫人は、昨年3月、Facebookで一方的に発言しただけで、公式に発言していない。
180603
東京新聞6月3日

本当に関与していないと考えるなら、堂々と発言すれば良いではないか。

|

« 安倍主導「危機管理学」の実態/ABEXIT(43) | トップページ | 全員不起訴の特捜部の存在意義は?/ABEXIT(45) »

ニュース」カテゴリの記事

思考技術」カテゴリの記事

ABEXIT」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/395349/73627444

この記事へのトラックバック一覧です: 公文書改ざん・廃棄・隠蔽問題はこれからだ/ABEXIT(44):

« 安倍主導「危機管理学」の実態/ABEXIT(43) | トップページ | 全員不起訴の特捜部の存在意義は?/ABEXIT(45) »