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2018年6月30日 (土)

「働き方」法は何をもたらすか?/ABEXIT(64)

政府が今国会の最重要法案と位置付ける「働き方」関連法案が29日の参院本会議で可決、成立した。
賛成は、与党の自民、公明両党と、野党から日本維新の会、希望の党、参院会派の無所属クラブである。
多くの論点を積み残したまま、経済界の意向に沿った形と言えよう。180630
東京新聞6月30日

衆院で12項目、参院では47項目もの付帯決議がなされ、省令で定める内容も60項目に及ぶことが、懸念の多さを示しているし、細部が詰め切れていないことを表す。
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残業代ゼロ「過労死増える恐れ」 「働き方」法成立

罰則付き残業規制は、過労死の防止に効果を発揮できるか?
過労死の要因は労働時間の問題だけではない。
過労死を認定する際の基準として「過労死ライン」があるが、「過労死ライン」がそこまで残業を容認する基準となるのではなかろうか。

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東京新聞6月30日

中でも、高収入の一部専門職を労働時間規制から外す「高度プロフェッショナル制度(高プロ、残業代ゼロ制度)」の創設が盛り込まれることは問題が多いと思われる。
残業代を払わないで、いくらでも働かせることが可能になるからである。⇒2018年6月26日 (火) 竹中平蔵氏の残業認識と高プロ制/ABEXIT(61)1806302_4
東京新聞6月30日

そして、残業代を払わなくて良いという解釈が、対象を拡大させていくことも予想される。180629
東京新聞6月29日

そして、そもそも「高プロ制」には残業と言う概念が馴染まないのだから、過労死は増える可能性が大きい。

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