「ごはん論法」と「信号無視論法」では議論にならない/ABEXIT(62)
まったく呆れた首相である。
野党の質問に対し、正面から答えない答弁は「ご飯論法」と批判されている。
「ご飯論法」の例は以下のようなものである。
ネットで拡散の「ご飯論法」とは? 論点ずらす答弁に専門家が警鐘
「ご飯論法」のパターンは、上西充子法政大学教授により、以下のように類型化されている。
「週プレ」7月9日号
27日に安倍首相と野党党首らによる今国会2回目の党首討論が行われた。
安倍首相、党首討論「使命終えた」=参院6増案に理解
「盗人猛々しい」とはこのことだろう。
安倍首相の答弁は、「ご飯論法」を超えた「信号無視論法」だという指摘もある。
安倍晋三首相らの国会答弁を独自に分析する手法が、インターネット上で注目を集めている。質問と関係のない答弁を「信号無視話法」と名付けて色分けしたり、質問の趣旨をずらした答えを「ご飯論法」と指摘したり。いずれも森友・加計(かけ)学園問題などに正面から答えない首相らの姿勢を浮き彫りにしている。
立憲民主党の枝野幸男代表は3日、甲府市での講演会で5月30日に行われた党首討論をこう批判した。
「赤と黄色で埋め尽くされている。とにかく聞かれたことに答えない。答えても論点をずらして答える」
枝野氏が取り上げたのは「信号無視話法」。東京都の会社員、犬飼淳さん(32)が考案した。犬飼さんは党首討論での首相答弁を分析。質問にきちんと答えたら「青」、質問の内容を繰り返したら「黄」、質問と無関係だったら「赤」といった具合に色分けした。
枝野氏の持ち時間19分で、そのうち約12分間を首相の発言が占めた。犬飼さんの分析では、文字数ベースで「青」は4%にとどまり、「赤」が34%で「黄」が41%。7割以上は意味のないやりとりになったといえる。
「信号無視」のモリカケ答弁 首相の言葉「赤」が3割
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