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2018年6月15日 (金)

目黒幼児虐待死に見る社会の縮図/ABEXIT(51)

なんともやり切れない、胸が押し潰されるような事件である。
東京都目黒区で3月、船戸結愛ちゃん(5)が死亡し、虐待の疑いで、父・ 雄大容疑者(33)と母・ 優里容疑者(25)が警視庁に逮捕された。
ノートに遺されていた結愛ちゃんの言葉が悲しい。
1806072
東京新聞6月7日

結愛ちゃんは、2018年1月に東京に来るまで、一家で香川県善通寺市に住んでいた。
香川県西部子ども相談センター(児童相談所)が、初めて虐待の疑いを認知したのは、2016年の夏だった。
8月25日、近所の人が「子どもの泣き声がひどい」と児相に通報したからである。

優里容疑者は、19歳で結愛ちゃんを妊娠したとき、「若年妊婦」として善通寺市の保健師がケアしていた。
児相は市の保健師に問い合わせたが、出産当時の記録では、虐待をする兆候や育児に困っているような相談歴もなかった。
また、児相は結愛ちゃんが通う幼稚園に問い合わせたが、園の回答は「特に問題はない」だった。
家を訪ねたが不在であり、児相は保護ではなく「簡易相談事案」として様子を見ることにした。

その後の調べで、自宅には「いきがきれるまでうんどうする」などといった20項目近くのルールが書かれた段ボールがあった。Ws000000
5歳女児虐待死、部屋から生活ルール書かれた紙 

警視庁は多くの厳しいルールを女の子に課し、守れなかった場合に虐待していたとみて調べている。
船戸容疑者は、「勉強を先にやれと言ったのに、寝ていたので暴行した」と供述しているというが、容疑者たちが「勉強を先にやる」タイプとは思えないし、5歳児に「勉強を強いる」のも理解できない。
要するに「弱いものイジメ」そのものであるが、「モリカケ」「日大」「無差別通り魔事件」など、皆同じ構造である。
病んだ社会である。

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