安倍首相のウソの連鎖/ABEXIT(26)
朝日新聞などを「フェイク」という言葉で攻撃していたいわゆる「ネトウヨ」の皆さんは、3月2日に朝日新聞が、財務省による森友文書改ざん報道に対しても、「また朝日の誤報か」という態度であった。
⇒2018年3月 3日 (土) 森友疑惑(68)財務省が文書改竄?/アベノポリシーの危うさ(337)
⇒2018年3月 5日 (月) 安倍VS朝日の最終戦争/日本の針路(386)
⇒2018年3月10日 (土) 安倍VS朝日の最終戦争(6)/日本の針路(391)
⇒2018年3月11日 (日) 安倍VS朝日の最終戦争(7)/日本の針路(392)
その後の経緯は、財務省が決裁文書という公文書を改ざんするという前代未聞の組織犯罪であることが明らかになっている。
しかし、森友文書の改ざん前のものすらいまだにオープンになっていないのだ。
こんな隠蔽とウソを繰り返す政権は、経験したことがない。
常態化しているのだ。
安倍首相は柳瀬元秘書官が、加計学園関係者と3回会ったということを、GW中に初めて知った、答弁した。
東京新聞5月16日
当事者しか知り得ないことではあるかも知れないが、余りにも不自然である。
安倍首相が、「あの前川氏も京産大は熟度が低いと言っていた」と虚偽の答弁をしたが、当の前川氏は次のように言っている。
柳瀬氏の答弁は、ごまかしに満ちている。初めから加計ありきという安倍首相の方針は明確にあったはずだし、二人の間ではそうした明らかなやり取りが絶対にあったに違いない。秘書官は首相の側にいるのが仕事で、一緒に飯を食い、雑談をし、なんでも話す間柄。首相と秘書官との間には誰もおらず、直接のやり取りが交わされる。そんな間柄であるはずなのに、首相の盟友に絡む話を、首相自身の耳に入れていないなど、絶対に嘘。虚偽答弁も甚だしい事態だ。
結局、柳瀬氏の答弁の中に、明確な証拠は何一つなかった。全ての答弁が、論理を一般論にすり替えるか、「記憶がない」と逃げるかの2択で、極めて不自然。答弁によって、愛媛県の文書の信ぴょう性がむしろ明らかになったようなものだ。
愛媛県の文書の中には、「加計学園から、先日安倍総理と同学園理事長が会食した際に、下村文科大臣が加計学園は課題への回答もなくけしからんといっているとの発言があった」「対応策について意見を求めたところ、今後、策定する国家戦略特区の提案書と併せて課題への取組状況を整理して、文科省に説明するのがよいとの助言があった」との記述もある。首相と下村(博文)大臣(当時)との間で明確なやり取りが交わされていることの証拠であるし、首相の一連の答弁が虚偽だという証し。記述内容を否定したところで愛媛県側が事実を捻じ曲げる理由など何一つない。
柳瀬氏はもう、「これは私ではない」と念じながら、自分自身を演じる局面にいるのでは。ここまでくれば、もはや普通の精神状態ではいられないだろう。何とか演じきったそのときに、もしまだ安倍政権であれば得られるかもしれない“ご褒美”欲しさ以上に、本当のことを言ったときの仕打ちが怖いというのが本心では。そこまで首相をかばうほど、本当に恩義があるのか?と問いたい。そこまでかばう必要は、もうないだろうと。
官邸側は、国家戦略特区の前例に当たる千葉県成田市の医学部新設と同じ理屈でいけば、加計学園の獣医学部新設も通るだろうと踏んでいたのだろう。こうしたことを考えた黒幕は、(加計学園問題をめぐって、当時文部科学事務次官だった私に、“総理は自分の口からは言えないから、私が代わって言う”と迫った)和泉洋人首相補佐官だと思う。彼は特区の制度を作った張本人で、この制度の隅から隅までを知っている人物。彼は理屈が作れることをわかった上で知恵を出したのではないか。
一国民視点で言えば、安倍政権は即刻やめるべき。これだけ動かぬ証拠がそろっているのだから、嘘を認めろと強く思う。退陣に追い込むには支持率を下げるしかないが、20~30代の若い男性を中心に「安倍信者」がいるから厄介。この流れは非常にファシズム的で、全体主義に傾斜している。こうした権力者の嘘を見破れない若者について考えると、翻って教育に問題があったのかもしれないと、今、非常に危機感を抱いている。
独占 前川喜平氏「首相の盟友に絡む話を柳瀬氏が耳に入れていないなど絶対に嘘」
明快である。
それにしても、「関わっていたら辞める」と言ってしまった安倍首相を守るため、何人の人間が理不尽かつ不本意な行為をしなければならなくなっているか。
矛盾を糊塗すれば、より大きな矛盾が生まれるということである。
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