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2018年5月31日 (木)

「ウソつき」の競演/ABEXIT(39)

加計疑惑、森友疑惑、日大アメフト悪質タックル問題、狛江市などの首長のセクハラ問題…と最近のニュースは誰かがウソをついているような問題が多い。
両立し得ない命題を平然と語る。
典型例は、「森友学園との交渉記録は廃棄して存在しない」と繰り返し答弁した佐川前国税庁長官である。

参議院予算委員会の午前中の集中審議で、参議院の郷原悟事務総長は、森友学園との交渉記録について財務省の佐川前理財局長が「廃棄した」とか「記録が残っていない」と国会で答弁をした回数が、去年2月以降、合わせて43回に上っていたことを明らかにし、麻生副総理兼財務大臣も同様の答弁を合わせて11回していたと説明しました。これに
ついて、太田理財局長は虚偽の答弁だったことを認め、「事実と異なることを答弁しておりました。誠に申し訳ありません」と陳謝しました。
このほか、先週、財務省が公表した交渉記録には、平成26年3月に近畿財務局の担当者が大阪府の担当者から、学園が新設予定だった小学校の校名について『安倍晋三記念小学校』と説明されていたことが記されていましたが、佐川氏は去年3月、「近畿財務局としては、安倍晋三記念小学校の話については全く承知していない」と答弁していました。
また、佐川氏は、学園側との事前の価格交渉を一貫して否定していましたが、おととし5月18日の交渉記録には、学園の籠池前理事長が「訴訟をしませんよといった条件で土地を買受けるのであれば、金額は限りなくゼロに近いものであるべき」と述べたのに対し、翌日、近畿財務局の担当者が「まずは提示させていただく金額を確認したうえでご判断お願いします」とか「損害賠償請求を行わない契約書案に合意することを前提として価格折衝を行いたい」などと答えたことが記されています。
これについて、太田理財局長は、小学校名や事前の価格提示に関する佐川氏の答弁についても虚偽だったことを認めたうえで、「決裁文書の書き換えを行ったあとに合わせて、そういうことを行っていた。誰の指示だったかなどは、今まさに調査をしているので、調査結果を速やかに報告したい」と述べました。
佐川前理財局長の国会虚偽答弁は43回

国会の答弁で「ウソを43回繰り返しました」というのが、国会で同じ組織の人間が言っているのである。
「国会とは何だろう?」と率直に思う。
日大アメフト部の悪質タックル問題では、部長とコーチが関東連盟から除名(永久追放)処分を受けた。
しかし佐川前長官は起訴もされないのである。
1805192_2
東京新聞5月19日

検察審査会で「起訴相当」の判断を示して頂きたい。
でなければ、国家の基礎が崩壊する。
加計疑惑についても同様である
柳瀬審議官の国会での証言が、積極的に疑惑解明に寄与しようという姿勢でなかったことは明らかである。
1805182
東京新聞5月18日

安倍首相と加計孝太郎理事長は、平成27年2月25日に面会したか、しなかったか?
これは排中律である。

次の命題 P について考える。
「ソクラテスは死ぬ」
この命題に対して、排中律とは、
「ソクラテスは死ぬかあるいは死なないかのどちらかである」
Wikipedia:排中律

安倍首相は「面会しなかった」と言う。
加計学園も、愛媛県や今治市に「面会したとウソを言った」という。
このウソに対して、不思議なことに首相は怒ろうとしないし、今治市長は「加計学園を信じたい」と、訳の分からないことをいう。
170529_2
東京新聞5月29日

「抗議する理由はない」か?
自治体にウソを言って、国家戦略特区に選定され、多額の支援を受けているのである。
このようなウソを、国の責任者が放置していいのか?
180520
東京新聞5月20日

 愛媛県今治市の獣医学部新設をめぐり学校法人「加計(かけ)学園」の加計孝太郎理事長が安倍晋三首相と面会したと県の文書に記されている問題で、「県と市に誤った情報を与えた」と学園がコメントを出したことについて、今治市の菅良二市長は29日の会見で「学園と県、市は一体で取り組んできた。(実際は面会がなかったという)学園の言うことを信じたい」と述べた。
今治市長「学園の言うこと信じたい」 加計側の連絡なし

多額の公金を支出するのに「信じたい」とは「信じがたい」。Photo

森友問題が一種の社会問題化したのは、首相が「自分や妻が関係しているのなら、議員も辞める」と大見得を切ったからだ。
それが関係していることが誰の目にも明らかになると、「贈収賄はない」とすり替えた。
得意の「#ご飯論法」である。
170529_3
東京新聞5月29日

麻生財務相は、この期に及んで森友文書は「改ざんではなく、書き換え」などと周回遅れの答弁をしている。
Photo

日本社会を、「ウソを言っても言いくるめれば勝ち」という風潮が蔓延しているが、日大アメフト部を見れば、どうなるか結果は明らかであろう。
悪あがきをすればするほど、収拾がつかなくなるのだ。1805302
日刊ゲンダイ5月30日

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