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2018年5月 8日 (火)

国会空転を生み出した「膿」/ABEXIT(21)

国会正常化に向けて、とりあえず与野党の話がついた。
安倍首相は「膿を出し切って」と口癖のように言うが、財務省などの官僚組織のあちこちに「膿」が出ているが、その根源が自分であることを自覚しているのか否か?
形式論から言っても、自民党総裁で行政府の長であるから責任は免れないが、問題案件のほとんどは首相自身もしくは昭惠夫人が関与しているのである。

国会で審議を尽くしてもらいたいとは思うが、以下のような状況で大丈夫か、とも思う。
例えば、加計疑惑に深い係わりを持つと考えられる柳瀬唯夫元秘書官が、「記憶にない」と繰り返していた面談の事実を、「調整」の上、認めることになったという。
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東京新聞5月8日

「面談したか、しないか」は、「調整」するべき問題ではない。
2018年5月 3日 (木) 柳瀬氏が加計学園関係者との面会認める?/ABEXIT(18)

頑強に面談の事実を認めなかったのは、自分が「首相案件」と口にしたことによって、安倍首相の関与を認めることになると考えたからであろう。
2018年4月21日 (土) 柳瀬審議官はどこまで抵抗するか?/ABEXIT(10)

1805032
東京新聞5月3日付「筆洗」

どう詭弁を弄しようとも、事実は曲げられない。
加計学園関係者と会っていたことを認めるということは、「首相案件」を認めるようなものではないのか?
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さて、どのような国会審議になるのか?
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安倍首相は、事実を解明し、の言葉とは裏腹に、参考人招致ならOKだが証人喚問はNOだという。
証人は事実に基づいて「証言」する人であって、容疑者とは異なる。
昭惠氏証人喚問を頑なに拒否するのも、証人と容疑者を混同しているのではないか?
しかし、下記のような指摘もあるので、事実究明は徹底して欲しい。
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また、麻生財務相の「セクハラ罪っていう罪はない」「殺人とか強制わいせつとは違う」発言の驚いた。
2018年5月 5日 (土) 麻生財務相のセクハラ感覚と認識/ABEXIT(19)

一般からは顰蹙を買うことは織り込み済みで、意識して支持者向けの発言だろうという見方もあるようである。
麻生財務相は森友学園をめぐる公文書改ざんについても次のように述べたという。

「どの組織だって改ざんはありえる話だ。会社だってどこだって、ああいうことをやろうと思えば個人の問題でしょうから」
「改ざんが組織全体で日常茶飯事で行われているということは全くない。そういった意味では、個人の資質とか、そういったものが大きかったのではないか」(NHKニュースより)
 つまり、“改ざんなんかはどこの組織でも当たり前”だと社会全体で一般化した挙げ句、「組織」ではなく、改ざんが起こる原因を「個人の問題」「個人の資質」だと強調したのだ。
 公文書改ざんという国家的犯罪を犯しておいて、そのトップが堂々と“ほかもやっている”と言わんばかりに開き直るとは……。小学生でも「自分だけじゃなくほかの子もやっている」なんて言い訳が通用しないことを知っているだろう。セクハラ被害者を貶める発言しかり、政治家が最低限もち合わせるべき倫理観が、この男にはカケラもないのだ。その上、この発言は「どの組織でもありえる」と改ざんにお墨付きを与えたとも言えるもので、モラルハザードを引き起こす可能性さえある。
麻生太郎財務相が「改ざんは個人の資質」! 自殺者が出ているなかで個人に責任を押し付ける鬼畜ぶり

何しろ、数々の「読み間違い」で有名になった人だからなあ。Photo_4

仮に読み方の偏差値をとると、どれくらいだろうか?
漢字の読みと状況の読みは、無関係か?
何よりも「モリカケ」で1年近くを費やしている「膿」の根源は、安倍政権にあることを忘れてはなるまい。
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