欺瞞行為の自覚も反省もない自民党/ABEXIT(12)
柳瀬経産省審議官(当時秘書官)の証言については、きわめて偽証の疑いが濃くなった。
柳瀬氏は、「記憶の限りでは愛媛県や今治市の職員と会ったことがない」と言っているが、愛媛県から復命書の記録が見つかっているし、農水省や文科省にも、内閣府からの愛媛県や今治市の職員が来るというメールが残っていた。
柳瀬氏が「首相案件」と言った面談が行われたのか?
「会ったのか、会ったことがないのか」基本的な事実関係である。
⇒2018年4月21日 (土) 柳瀬審議官はどこまで抵抗するか?/ABEXIT(10)
⇒2018年4月16日 (月) 柳瀬氏は何故面会の事実を否定するのか?/ABEXIT(5)
⇒2018年4月13日 (金) 読売新聞からも三下り半を突き付けられた政権/ABEXIT(2)⇒2018年4月18日 (水) 安倍首相、昭恵夫人、柳瀬氏の朝貢訪米/ABEXIT(7)
野党の当然の証人喚問要求に対し、与党は参考人招致を主張する。
証人喚問ならば偽証罪の可能性があるが、参考人招致ならば偽証であるか否かは問われなくなるからだろう。
しかし、それでは与党が柳瀬氏の証言が虚偽の可能性があると言っているのとおなじではないか。
福田財務次官は今日辞任するということだが、自己都合の退職金も支払われるという。
東京新聞4月24日
一方、自民党議員の中にはビックリするくらいこの問題に対する鈍感さを証明するような発言がみられる。
下村博文元文科相は講演会で次のように発言したという。
「確かに福田事務次官はとんでもない発言をしたかもしれないけど、テレビ局の人が隠してとっておいて、週刊誌に売ること自体が、はめられてますよ。ある意味犯罪だと思う」
福田次官は女性記者に嵌められた、無断録音は犯罪だ。──この期に及んで下村元文科相はそう主張したのである。
何度でも言うが、セクハラやパワハラの被害者がその証拠として録音をおこなうのは当然のことで、相手の了解を取る必要などない。証拠の有無は裁判にも大きく影響するし、今回も音源という決定的証拠を突きつけられ記者が社名を公表してもなお、セクハラの事実を否定しつづける福田次官の態度を見れば、もし記者が録音していなければ「捏造」などと攻撃されセクハラの事実が葬り去られていたのは想像に難くない。
セクハラ被害のテレ朝記者を「犯罪者」呼ばわりの下村博文・元文科相の“犯罪性”! 加計問題では疑惑まみれのまま遁走
まったくその通りであって、福田次官が録音された内容は取材の内容ですらない。
録音について相手の了解を得ないで行ったことについて、テレ朝は社員教育をやり直せ、という池田信夫氏のような人物もいる。
⇒2018年4月20日 (金) 絶望の財務省&相/ABEXIT(9)
しかし、現にセクハラ中の相手の了解を得るなどまったくのナンセンスであることは幼児でもわかる。
しかも福田氏自身が「あんなヒドイ発言」と言っているのである。
それを福田氏の声かどうか、少なくとも声紋鑑定くらいはすべきであろう。
また長尾敬という衆議院議員は、セクハラ撲滅を訴える野党女性議員団に、「セクハラとは縁遠い方々」とツイートした。
東京新聞4月24日
2人とも発言を取り消すと言っているが、政治家の好きな「綸言汗の如し」であろう。
取り消しても、体質は変わらない。
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