防衛庁の不祥事と安倍首相の改憲意欲/ABEXIT(11)
無いとされていた日報が見つかったことで、防衛省でも隠蔽・改ざんが疑われている。
イラク復興特措法では、非戦闘地域への派遣ということであったが、日報上では「戦闘」の文字がある。
東京新聞4月17日
防衛省に隠蔽はなかったのか?
さらには日報改ざんはなかったのか?
東京新聞4月20日
そんな折ではあるが、現職の統幕幹部が国会議員に「お前は国民の敵だ!」等の暴言を浴びせていた。
統合幕僚監部に所属する幹部自衛官が、民進党の小西洋之参院議員に対し、「お前は国民の敵だ」「お前の国会での活動は気持ち悪い」などと暴言を放った問題。これは、戦後日本政治と自衛隊との関係を根本から揺るがす大事件だ。
小西議員は、安保法制や自衛隊日報問題などで安倍政権を追及し、総辞職を求めてきた。こうした議員の言動に敵意を持っていたと想像されるが、とりわけ注目したいのが、幹部自衛官が単に小西氏を「バカ」や「アホ」と罵倒したのではなく、「国民の敵」と糾弾していることだろう。
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しかしその一方で、今回の暴言事件を「シビリアンコントロールの欠如」という枠組みで解釈しては不十分だろう。むしろ、危惧せねばならないのは、こうした考えられないような異常事態が、安倍政権が醸し出す空気の中で生まれたという事実のほうにある。
幹部自衛官「国民の敵」暴言を生んだのは、国民を分断する安倍政治だ!自衛隊、警察に蔓延するネトウヨ思想
確かに、安倍政権の下で戦前回帰的な風潮が増えている。
一方、安倍首相は自民党地方議員の研修会で、改憲に対する意欲を表明した。
安倍晋三首相は(4月)20日、東京・芝公園のホテルで開かれた自民党地方議員の研修会で講演し、自衛隊の存在を明記する憲法改正に重ねて意欲を表明した。
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学校法人「森友学園」「加計学園」の問題などが相次ぎ、報道各社の世論調査で安倍内閣の支持率は低下している。与党内では改憲は遠のいたという見方も出始めたが、首相は「みなさんとともに新しい日本をつくり上げていきたい」と協力を求めた。財務省の決裁文書改ざんや自衛隊のイラク日報隠蔽(いんぺい)に関しては「行政府の長、自衛隊の最高指揮官として責任を痛感している。必ず全容を解明し、うみを出し切る」と陳謝した。
改憲に意欲、重ねて表明 地方議員に講演
「膿を出し切る」と繰り返し表明しなければならないことが、膿の根源がどこにあるかを示している。
これだけ繰り返せば「今年の漢字」になるかも?
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