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2018年3月 9日 (金)

安倍VS朝日の最終戦争(5)/日本の針路(390)

財務省の文書書き換え疑惑に関して毎日新聞が新たな報道をした。

 学校法人「森友学園」への国有地売却に関する財務省の決裁文書が書き換えられたとされる疑惑で、同省が国会に開示した文書とは別の決裁文書に、「本件の特殊性に鑑み」「学園に価格提示を行う」などの表現があることがわかった。毎日新聞が同省近畿財務局への情報公開請求で入手した。これらの表現は国会に昨年提出された売買に関する開示文書にはなく、文書作成の経緯や疑惑との関連性が議論になりそうだ。
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別文書に「特殊性」の表現 国会開示にはなし

財務省の文書で疑いがもたれているのは、次のような箇所である。
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「森友」文書問題 新たな虚偽答弁の疑い

どれも佐川前理財局長の答弁等に沿うようになっているのだ。
朝日のスクープに対し、当初、安倍首相は次のような反応だったという。
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週刊文春3月15日号

安倍シンパには、「朝日誤報願望」が強いようだが、これで「安倍VS朝日」は、少なくとも「安倍VS朝日&毎日」になったわけでステージが変わった。
それを「朝日の誤報の可能性が高まった」とトンチンカンな解釈をする人たちがいる。
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別の文書でも文言が変わっているとしたら、財務省が書き換えを行っていた蓋然性が高まるわけなのに、和田議員は心配にならないのだろうか?
もし和田議員の指摘するようなことだったら、財務省が、朝日新聞の報道は「別の決裁文書」の比較であると言えば良いだけである。
にも拘わらず、姑息な時間稼ぎをしているようにしか見えない。

和田議員は安倍首相の対朝日の盟友である。
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⇒2018年3月 5日 (月)  安倍VS朝日の最終戦争/日本の針路(386)

もし朝日のネタ元が内部からであるとすればあ、タイミングを見て毎日にも出したということだろう。
であれば、安倍シンパは「ヤバい」と思うだろう。
それを和田議員のように読解するのは、よほど度の強いメガネをかけているか、リテラシーが欠けているか、あるいはその両方であろう。

驚くことには、この和田議員に乗る言論人がいることである。
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バカなのはどちらなのか?

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朝日の誤報願望が強いとこういう対応になる。
俯瞰的に見れば、毎日新聞の記事で、佐川氏の虚偽答弁が明らかになったわけであるのに。
ちなみに、「本件の特殊性」は確かにあったのである。
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私は「安倍VS朝日」は、勝負あったと見る。

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