何のための「働き方改革」なのか(6)/日本の針路(381)
働き方改革関連法案をめぐり、労働時間の調査に不備が相次いで発覚している問題で、加藤勝信厚労相は26日、調査データの中に233件の「異常値」が新たに見つかったことを明らかにした。
この「不適切データ」問題の経緯は以下のようである。
東京新聞2月27日
データが「不適切」だったとすれば、それに基づいて行った判断も「不適切」である可能性が高いことは、「空-雨-傘」のフレームからしても論理的必然である。
⇒2018年2月20日 (火) 何のための「働き方改革」なのか(2)/日本の針路(377)
しかし、安倍首相は「答弁は撤回するが、データは精査中であるから撤回しない」と詭弁を弄している。
時間切れによる強行採決狙いだと考えざるを得ないだろう。
東京新聞2月26日
厚労省には「厚生」も「労働」がなく、あるのは「忖度」だけであろうか。
安倍首相は、玉木雄一郎氏の質問をヘラヘラ笑って聞いていた。
さすがにこの態度は、中継を見ていた視聴者の多くが「ヒドイ」と思ったようである。
そもそも「働き方」は過労死という命に関わる問題が発端だったはずである。
ここに政権と経団連の本質を見ることができる。
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