コインチェックに立ち入り検査/ブランド・企業論(72)
仮想通貨取引所「コインチェック」から580億円相当の仮想通貨「NEM(ネム)」が不正に流出した。
⇒2018年2月 2日 (金) コインチェック経営陣の認識の甘さ/ブランド・企業論(71)
この問題で、金融庁は2日午前、東京都渋谷区のコインチェック本社に、資金決済法に基づく立ち入り検査に入った。
東京新聞2月3日
午前7時50分ごろ、金融庁検査官約10人が、報道陣が取り囲んだ同社本社に、裏口から入った。麻生太郎副総理兼財務相は2日の閣議後会見で、「利用者保全を確保するという観点から、経営者やコインチェック社の対応を確認していく」と述べた。
金融庁はネムの流出が発覚した1月26日以降、コインチェック側から流出の詳しい経緯や、サイバー攻撃を防ぐための安全管理態勢などについて聴取してきた。同月29日には、同社に業務改善命令を出し、安全管理面の改善状況や、再発防止策、責任の所在などについて今月13日までに報告するよう求めていた。
今回の検査は、コインチェックのこれまでの説明内容を実地で確認するのが狙い。同社は1月28日にネムを預けている全顧客に対し、会社の自己資金を充当して日本円で補償すると発表しているが、裏付けとなる財務内容の説明には不明瞭な点が多いことから、検査で詳しく確認する。
コインチェックに金融庁が立ち入り
昨年4月の同法改正で登録制に移行後、仮想通貨取引所に立ち入り検査が実施されるのは初めてであるが、予想通り管理体制に問題があると言わざるを得ないようだ。
東京新聞2月3日
仮想通貨ブームに水を差してたのは間違いないだろうが、加熱していたとも考えられるので少し冷静になれば良いだろう。
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