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2018年1月17日 (水)

阪神淡路大震災の日に/技術論と文明論(90)

1995年1月17日の阪神大震災から23年である。
⇒2015年1月17日 (土) 阪神淡路大震災から20年/日本の針路(99)
この間、2011年の東日本大震災、2016年の熊本・大分震災と大規模な地震災害が後を絶たない。
日本列島の構造上、ある意味では当然のことであろう。

西日本を縦断する「中央構造線」と呼ばれる大規模な断層帯が存在する。
⇒2010年9月 2日 (木) 東海大震災は防げるか?
特に、熊本・大分地震がこの断層帯との関係が注目された。

Photo
 中央構造線は、全長1000キロメートル以上に及ぶ。九州から四国北部を経て紀伊半島を横断。伊勢湾を横切り、天竜川に沿って北上して、長野県諏訪湖付近で本州の中央部を横切るフォッサマグナとよばれる巨大な地溝帯にぶつかる。このフォッサマグナの西の縁が、中央構造線と並ぶ巨大な断層帯として知られる糸魚川―静岡構造線だ。
 異なる断層に由来する大きな地震が連動するのは、近代的な観測が行われるようになってからはあまり例がない。だが、過去の時代の文献からは、そうした事例があったことが見て取れる。
 安土桃山時代末期の1596年9月1日、中央構造線沿いの愛媛県でM7級の慶長伊予地震が起きた。その3日後に、およそ200キロメートル離れた大分県で、同程度の慶長豊後地震が起きている。その翌日に兵庫県で発生した慶長伏見地震も、これらの地震と関連するとみる研究者もいる。
・・・・・・
Photo_2 中央構造線の元になった断層は、今から1億年以上前、日本列島がアジア大陸の一部だったころに誕生した。恐竜がいた白亜紀に、海洋プレートが運んできた陸地が大陸にぶつかった。その後、大陸の端が大きく横ずれして巨大な断層ができたと考えられている。これが中央構造線だ。
「中央構造線」列島横切る巨大断層 熊本地震の延長上 九州~近畿で400年前に連続発生 

また2017年12月、北海道沖の千島海溝でM(マグニチュード)9級の巨大地震の発生が切迫していると政府の地震調査委員会が公表した。
千島海溝では過去340〜380年間隔で巨大地震が起きていたが、前回の地震発生からすでに約400年が経っている。
つまり「切迫している」わけである。

1995年の阪神大震災を起こした地震の震源地も中央構造線の近傍であった。
千島海溝付近については「経験則」であるが、警戒するに越したことはないだろう。

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