スマートフォンとAI/知的生産の方法(170)
身近にAIを感じることができるのは、スマホなどに搭載されている言語認識機能であろうか。
秘書機能と銘打ったSiri(Speech Interpretation and Recognition Interface:発話解析・認識インターフェース)は、iPhoneやiPadで使っている例を良く見かける。
野口悠紀雄『話すだけで書ける究極の文章法 人工知能が助けてくれる!』講談社(2016年5月)は、「著者の野口悠紀雄氏がスマートフォンの音声入力を使って書き上げた」そうである。
しかし私の場合、脳梗塞の後遺症で構音障害があるため、実用的に文章を入力することは不可能である。
ファーウェイ社の「HUAWEI Mate 10 Pro」というスマホは、AI搭載を売り物にしているようである。
NPU(Neural network Processing Unit)と呼ばれる、機械学習のためのプロセッサーを内蔵した、もっとも性能の高いチップセット「Kirin 970」を搭載したこと。さらにそこに、6GBに増えたRAMと、最新のEmotion UI(EMUI) 8.0が加わり、ハードとソフト、両方の進化によって快適な使用感を実現したという。
AIすなわち人工知能(Artificial Intelligence)には、「汎用AI」と「特化型AI」に分かれる。
「HUAWEI Mate 10 Pro」が搭載しているというAIは後者で、「機械学習」を指せるための専用のチップが使われた。
ユーザーが使用する中で蓄積されたデータから、ユーザーがしようとしていることなどを推測することができるようになったという。
「HUAWEI Mate 10 Pro」レビュー。 「AI搭載」でスマートフォンはどう進化するか?
また、スマホのネックである電池の消耗に対しても、AIによる省電力を実現しているという。
今のスマホの電池の寿命が限界に近づきつつあるので、買い替えるとしたら一寸そそられる機種であるが、iPhoneからの乗り換えは面倒だろうなあ。
こういうものは実際に使って見ないと良く分からない。
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