AIの発展とシンギュラリティ/技術論と文明論(89)
AIの発達と共にシンギュラリティという言葉が現実味を帯びてきた。
Wikipediaの説明を引用しよう。
技術的特異点(ぎじゅつてきとくいてん、英語:Technological Singularity)、またはシンギュラリティ(Singularity)とは、人工知能(人工超知能、汎用人工知能、AGI)の発明が急激な技術の成長を引き起こし、人間文明に計り知れない変化をもたらすという仮説である。人類が人工知能と融合し、生物学的な思考速度の限界を超越することで、現在の人類からして、人類の進化速度が無限大に到達したように見える瞬間に到達すること。実際に人類の進化速度が無限大になることはないが、進化速度が極めて速く、数学的な特異点と同様に見えるため、このように名付けられた。2010年代以降、一躍有名になったレイ・カーツワイルの予言の影響により、一般層を中心に2045年問題とも呼ばれている。
「Newton」2018年1月号の解説ではカーツワイルの予言を次のように整理している。
端的にイメージで表現すれば下図のようであろう。
Tag: シンギュラリティ
日本経済新聞は過去の事象を加えて、技術進歩と社会の変化の関係を下図のように俯瞰していた。
⇒2015年9月14日 (月) 文系学部狙い撃ちの愚/知的生産の方法(126)
2045年は近未来である。
私自身が生存する確率は小さいかもしれないが、死ぬまで「見者」であり続けたい。
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