« スマートフォンとAI/知的生産の方法(170) | トップページ | 西郷隆盛のイメージ/幕末維新史(4) »

2018年1月14日 (日)

AIのコピーライティング/知的生産の方法(171)

AIの話題に事欠かない。
囲碁や将棋などの知的ゲームの分野では棋士を凌駕するレベルになっている。
芸術とかビジネスの戦略など、クリエイティブな思考が重要な分野ではどうだろうか?
⇒2016年2月21日 (日) AIはクリエイティブ分野でもヒトに勝つか?/技術論と文明論(41)
電通が静岡大がと共同で広告コピーライティングのAIを開発した。

 電通は、人工知能(AI)による広告コピー生成システム「AICO (アイコ/AI Copy Writer)」のβ版を開発した。
 昨今人工知能の研究と実用化が急速に進んでおり、広告コミュニケーション領域においても欠かせない技術になりつつある。たとえば、今回電通が開発したシステムで人工知能による広告コピー生成が実現すると、TPOに合わせてリアルタイムにメッセージを変化させることができる。そのため、ネット広告や屋外・交通広告などでよりパーソナライズした広告配信が可能となる。
・・・・・・
 同社は次世代型広告に関する研究を5年ほど前から行っており、その中で広告コピーの良し悪しによって広告効果がどのように変化するかの定量・定性的評価を行ってきた。その研究をさらに発展させ、自然言語処理を専門分野とする静岡大学情報学部の狩野研究室と同システムの共同開発に至った。
 今回の発表に先駆け、電通と狩野研究室は、双方の知見とノウハウ、データを組み合わせることで、「人工知能が書いたキャッチコピーによる新聞広告」を2016年に出稿した。その際、広告制作の実務に携わっている電通のコピーライターが人工知能の学習をサポートし、より人間に近いコピーの生成を可能にした。
 今後電通は、同システム開発を皮切りにさらなる研究開発を進め、より具体的な広告効果が期待できる広告生成の実用化を目指す。くわえて、人工知能と人間のクリエイターの協業による、これまでにない新たな広告手法の研究開発を進めていく。
電通、人工知能による広告コピー生成システム「AICO」のβ版を開発 静岡大学の狩野研究室と共同で

実際の作例は以下のようである。
Ai1706243
東京新聞2017年6月24日

まあ、微妙な感じではあるが、「もう一息」のところまで来ていることは間違いないだろう。

|

« スマートフォンとAI/知的生産の方法(170) | トップページ | 西郷隆盛のイメージ/幕末維新史(4) »

ニュース」カテゴリの記事

思考技術」カテゴリの記事

知的生産の方法」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: AIのコピーライティング/知的生産の方法(171):

« スマートフォンとAI/知的生産の方法(170) | トップページ | 西郷隆盛のイメージ/幕末維新史(4) »