コインチェックから仮想通貨が580億円分不正流出/技術論と文明論(91)
大手仮想通貨取引所のコインチェック(東京都渋谷区)が、外部から不正なアクセスを受け、顧客から預かっていた仮想通貨「NEM(ネム)」約580億円分が流出したと発表した。
東京新聞1月28日
580億円という金額の大きさとセキュリティ管理の甘さの非対称性に驚く。
本物の通貨ならば、とても簡単には持ち出せない。
コインチェックは国内仮想通貨取引所、NEMは主要仮想通貨の1つである。
仮想通貨を巡っては、2014年に取引所を運営していた「マウント・ゴックス」で大量のビットコインが消失し、元社長が業務上横領などの罪に問われた事件が発生した。
⇒2014年2月28日 (金) ビットコイン騒動/花づな列島復興のためのメモ(313)
「マウント・ゴックス」事件の後、17年4月の改正資金決済法施行で、取引業者は登録制となり、コインチェックは登録審査中だが営業はできる。
ブームのようになっている仮想通貨であるが、コインチェックの大量流出で、信用が大きく損なわれることになると思われる。
まあ、新しいものに興味を持つことは良いが、投資はあくまで自己責任で。
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