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2017年12月13日 (水)

核廃絶に関する詭弁/永続敗戦の構造(13)

10日、ノーベル平和賞を授賞した核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN(アイキャン))への授与式で、被爆者サーロー節子さんが行った演説が感動的だった。 
しかし日本政府は冷淡な態度である。
「ゴールは同じだけれど、核禁条約への参加は現実的ではない。」
しかし、これは詭弁と言うべきであろう。

現実的な方策とはどのようなものか?
「核の傘」で守られつつ、核廃絶を目指します、ということか?
核禁条約に参加することがリスキーだということか?

ICANの事務局長ベアトリス・フィンさんは次のように言う。
1712122
東京新聞12月12日

まったく異議なし、である。
あれこれ理由をつけて、被爆国としてのリーダーシップを放棄するアメリカ従属路線(永続敗戦の構造)に決別すべき時ではないのか。

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