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2017年11月16日 (木)

加計疑惑(58)茶番の国会審議/アベノポリシーの危うさ(317)

加計学園の獣医学部新設が認可されたことを受け、衆院文部科学委員会は15日、林芳正文部科学相らが出席して審議を行った。
安倍首相も加計孝太郎氏も集積していない「当事者」不在の審議なので、最初から期待できるものではなかったが、改めて疑問点を説明できない政府側の事情が分かった。
安倍首相が何度も「丁寧な説明」と言っているのだから、質問時間云々というようなケチなことに拘らず、正々堂々と論戦を行えば良いはずなのに、徹底して逃げるつもりのようだ。

Photo 最大の焦点となる首相側の関与について、立憲民主党の逢坂誠二氏は、首相が加計学園の加計孝太郎理事長と長年の友人関係にあることを受け「首相や官邸が何らかの肩入れをしたと言われている」と追及した。
 林氏は与党側の質問の際に、政府の国家戦略特区が獣医学部新設を認める過程で「首相から文科省に指示はなかった」と明言した。希望の党の山井和則氏が、「もし首相が加計氏の相談に乗っていたら」「もし不正が明らかになれば」などと繰り返し質問しても「仮定の事柄についてお答えは差し控える」との答弁に終始した。
 野党は、国家戦略特区を活用した獣医学部新設に関しても、政府が設けた「既存獣医師養成でない構想の具体化」など四つの要件を満たしたと判断した根拠をただした。だが内閣府側の答弁が要領を得ず、審議が中断する場面もあった。
 林氏は特区にかかわる部分は「所管外」としながらも、認可に至る一連の手続きは適切に行われたと強調した。
 すれ違う議論が続き、新たな事実も出てこなかったことを受け、野党側は「これでは国民が納得しない」として、首相出席の委員会審議や、加計氏の証人喚問を求めた。加計問題を審議する参院の文教科学委員会の日程は決まっていない。
認可の正当性 論戦平行線 首相・加計氏不在で解明進まず

問題の「石破4条件」が確認できないことも明らかになった。

「加計学園が4条件を満たすとは考えられない。誰がいつ判断したのか」。立憲民主党の逢坂誠二氏は語気を強めた。4条件は2015年6月に閣議決定され、(1)既存の獣医師養成でない構想が具体化(2)新たに対応すべき分野における具体的な需要(3)既存の大学・学部では対応が困難(4)獣医師の需要の動向も考慮--からなる。
 国家戦略特区を所管する内閣府の長坂康正政務官は「文科相や農相も出席した昨年11月9日の特区諮問会議で了承された」と答弁。だが、この日の会議では獣医学部新設を認める規制緩和を決めたものの、学園が事業者に名乗りを上げて計画を具体化させたのは今年1月の段階だった。
 逢坂氏が「答弁になっていない」などと詰め寄ると、長坂氏は答弁に窮し、後ろに控えた官僚らと相談。こうした場面が続き、逢坂氏の40分の質問時間中、10回にわたって質疑が中断した。
衆院文科委 加計審議、10回中断 政府、4条件答弁窮し

なお、日本維新の会の足立康史氏は、持ち時間を他政党から融通して貰うという厚遇を得て質問に立った。

足立氏は、希望の玉木雄一郎代表と立憲の福山哲郎幹事長を名指しして攻撃。獣医学部新設に懐疑的な獣医師会から献金を受けているとして「仮に請託を受けて国会質問していれば、あっせん利得罪だ。犯罪者だ。首相を犯罪者たちが取り囲んで非難しているのが今の国会だ」と主張した。さらに「『総理の意向』との報道は捏造(ねつぞう)だ。大臣はどう思うか」と質問。林芳正文科相は「特定の報道について何かを断定するのは控える」とかわした。
衆院文科委 増えた質問時間で野党・メディア批判

足立氏の議員適格性に疑問を持たざるを得ない。
⇒2017年11月15日 (水): 非リベラルな言動(1)足立康史代議士/リベラルをどう考えるか(5)

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