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2017年11月12日 (日)

希望の党に希望はあるか/日本の針路(352)

希望の党が、10日、国会議員の共同代表として玉木雄一郎衆議院議員を選出した。
小池代表との共同代表体制であるが、失望から絶望へ、などと言われている「希望の党」は、希望を復活させることができるだろうか。

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 11月10日に行われた希望の党の共同代表選挙で、玉木雄一郎衆議院議員(48)が選任された。国会議員票53票のうち、39票が玉木氏に投じられた。小池百合子代表に近く、チャーターメンバーが味方に付いた玉木氏の勝利は予想通りだと言える。
 しかしながら勝利の結果はともかく、7割強の得票率は「大勝」と言えるのか。あるチャーターメンバーは投票前に、「玉木氏は4対1以上で勝たなくてはいけない」と語っている。
 その理由は、玉木氏の対抗馬の大串博志衆議院議員(52)が、「憲法9条改正反対」「安保法制反対」の姿勢を明確にしたからだ。さらに大串氏は、新進党や無所属の会、立憲民主党との“連携”まで言及した。
【希望の党】共同代表に玉木氏就任!問われるリーダーシップ。

敗北した大串氏の立場は次のようだ。

これについて大串氏は「憲法改正の議論はあっていいが、9条改正は必要ない」と断言。安保法制についても、「日本の立憲主義を守るという立場から、集団的自衛権を含む安保法制は容認しないという立場を明らかにする」と述べ、他党との連携についても、民進党や無所属の会、立憲民主党との連携及び統一会派を組む可能性にも言及した。
しかしながら希望の党は、保守政党を標ぼうし、安全保障政策について現実視するのではなかったか。そのために政策協定書が作られ、民進党からの参加希望者は振り分けられたのではなかったか。上記のチャーターメンバーは、「安保法制も憲法改正問題も、希望の党に入る時に確認済みの事項だ。それに反するならば、同じ政党としてやっていられない。出て行ってほしい」と述べている。
これについて大串氏は、「当初の政策協定書には『安保法制を容認しない』と書かれていたが、後で修正してその文言は消えた」として、持論が希望の党の基本方針と矛盾しないことを強調。実際に当初作られた「8項目政策協定書」にはその第2項で「限定的な集団的自衛権の行使を含め、安全保障法制を基本的に容認し、現実的な安全保障政策を支援すること」と記載されていたが、後に「現実的な安全保障政策を支持する」に修正されてはいる。
よって「安保法制を容認しない」と主張しても、政策協定書に矛盾するわけではないという論理が成立するというのが大串氏の言い分だ。
希望の党は「玉木共同代表」で何が変わるか

この路線の違いは、戦術的というよりも戦略的だから、早晩希望の党の内部矛盾は顕在化するだろう。
玉木氏は、「さわやかにスポーティにいきたいと思うので、みなさん頑張りましょう」と挨拶したが、そう簡単にはいかないと思われる。
ベクトルの違いを容認すれば民進党を解党したことの意味が問われるし、路線純化をすれば大串氏の支持勢力は離党するだろう。

最近の小池百合子氏はすっかりくたびれているように見える。
「鬼道に仕え、よく衆を惑わす。年齢は既に高齢」という『魏志倭人伝』の卑弥呼の描写を思わせる。
いよいよ、「倭国大乱」かも知れない。
⇒2017年9月28日 (木):衆院解散は「倭国大乱」に似ているか?/日本の針路(332)

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