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2017年10月24日 (火)

総選挙の帰趨を決めた要因/日本の針路(349)

安倍翼賛体制が続くかと思うと憂鬱になるが、自民党大勝に終わった要因はどう考えられるだろうか?
もちろん複合的であって、答えようがないとも言える。
しかし現象的には、小選挙区制という制度において、一強といわれる相手に対し、挑戦する側が四分五裂していたのでは、勝てるはずがない。
その意味で「1対1」の構図に持ち込もうとした前原誠司民進党代表の判断や、それを受け入れた民進党議員らの判断は分からなくもない。

しかし、結果的にはその意図が実現することはなかった。
民進党は前原執行部の発足以前、共産党や社民党などとの野党共闘を進めていたので、小池氏と前原氏は共謀して野党共闘を潰したのかも知れない。
あるいは、本人たちは意識していなくて、誰かに謀られたのかも知れない。
死んだ子の齢を数えるようなものだが、朝日新聞が野党共闘が成立した場合のシミュレーションをしている。

「立憲、希望、共産、社民、野党系無所属による野党共闘」が成功していればという仮定のもと、朝日新聞は独自に、各選挙区でのこれらの候補の得票を単純に合算する試算を行った。その結果、「野党分裂型」226選挙区のうち、63選挙区で勝敗が入れ替わり、与党120勝、野党106勝となった。
Ws000003
野党一本化なら63選挙区で勝敗逆転 得票合算の試算

また、全国を1つの選挙区と見て、政党別の獲得票数で議席を配分したらどうなるか?
ツイッターの投稿から引用する。
2

安倍首相が勝敗ラインとして設定した「与党過半数」を僅かに下回る数字である。
過半数≧233 自公:215

まあ、希望、維新・・・の113、を加えると328になるから、広義の与党大勝に変わりはないが、希望も一枚岩とは考えられないだろう。
まあ、意味のないシミュレーションではあるが、野党共闘が成立していれば結果が大きく変わっていた蓋然性は高い。
その意味では、野党のオウンゴールだったし、その戦犯は、小池、前原の両氏であることは疑い得ないだろう。

特に、踏み絵まで踏ませた小池氏が急失速したのは当然と言えよう。
元共産党の幹部だった筆坂秀世氏は次のように言う。

 9月25日、小池氏は安倍晋三首相の解散表明の日にぶつけるように希望の党を立ち上げた。このとき、国民の間で大きな期待が広がった。自民党の小泉進次郎氏は、「最初はビビった」と言う。二階俊博幹事長は、「今から解散を止められないか」とこぼしたと言う。それぐらい自民党に衝撃を与えたのだ。
 だが、小池氏のたった一言で流れは大きく変化してしまった。小池氏は昂然と胸を張って、「民進党議員を全員受け入れるつもりはさらさらない」「排除します」と発言した。この発言をテレビで聞いたとき、「何様だ」と瞬時に感じた。多くの国民が同様に感じたはずである。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という諺があるが、傲慢さは日本人が一番嫌うものだ。ましてや踏み絵などというのは、キリスト教の弾圧を想起させるだけだ。自民党のある幹部は、「安倍さんが一番嫌われていたのに、小池さんが一番嫌われるようになって、安倍さんは二番になった」とほくそ笑んだという。
自民党大勝の最大の功労者は小池百合子と前原誠司

小池氏は勘違いをしていたのであろうか?
前原氏はその勘違いを、諒としたのだろうか?
両氏が意図的に野党共闘を潰したのではないと思いたい。

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投稿: EugeneXV | 2017年10月25日 (水) 04時01分

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