国会・ディベート・クリシン/アベノポリシーの危うさ(314)
選挙が終わった直後は、与党幹部が口を揃えて「謙虚な姿勢で」と言っていたはずである。
それが、まさに舌の根が乾く間もなしに、国会を開く前から野党の質問時間を減らせと言い始めた。
議院内閣制だから、政府与党の見解と政府の見解に大きな違いはない。
事実、国会でカジノ法案審議の時、時間が余ったからと、「般若心経」を口にした自民党の質問者もいた。
⇒2016年12月 7日 (水):後ろめたさ全開のカジノ法案審議/アベノポリシーの危うさ(113)
各党の言い分は次のようである。
質問時間の配分は国会法に規定がなく、与野党の協議で決まる。衆院では予算委員会などの審議について、議席数の少ない野党に配慮し、最近は与党二割、野党八割を目安に割り振っている。だが、森友学園や加計(かけ)学園を巡る疑惑追及などに費やされることを嫌った政府・与党には以前から見直し論がくすぶっていた。
菅義偉(すがよしひで)官房長官はこの日の記者会見で「各会派の議席数に応じた質問時間の配分は、国民からすればもっともな意見だ」と語った。
この問題を巡っては、首相と自民党の萩生田(はぎうだ)光一幹事長代行が二十七日、これまでの慣例を見直し、野党の質問時間を削減する方針を確認している。
「民主主義の履き違えだ」 野党の質疑 短縮批判続出
野党の質問時間を制限して、何をしようというのか?
安倍首相へのゴマすりか?
はたまた般若心経を唱えるか?
日本人はディベートが苦手と言われる。
確かに口ばっかり達者な人は信用できないような気がする。
しかし、若者は変わりつつあるようだ。
俳句甲子園では、作品点もさることながら、鑑賞点が決め手になるとは、森谷明子さんの『春や春』にも描かれているとおりである。
⇒2017年7月 7日 (金):森谷明子『春や春』/私撰アンソロジー(48)
⇒2010年8月30日 (月):俳句甲子園
⇒2011年9月27日 (火):今年の俳句甲子園/私撰アンソロジー(7)
その俳句甲子園の最強豪校が、東大進学で有名な開成高校であるのは、癪に障るが納得的でもある。
ディベートの際に重要のはクリティカル・シンキング(クリシン)である。
⇒2010年9月22日 (水):クリシンはどこへ行った?
⇒2010年12月25日 (土):イシュードリブン/知的生産の方法(1)
クリティカル・シンキングについては下図が参考になる。
What is "CRITICAL THINKING"?
国会は言論の府であろう。
だとしたら、堂々とクリティカル・シンキングに基づくディベートを行うべきだ。
ロジカルシンキング、クリティカルシンキングの違いを知ろう!
安倍政権のように、国会審議から逃げている政権をいつまで続けさせるのだろうか?
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