希望の党の支持基盤としてのB層/日本の針路(342)
劇場型政治が世界を席巻している。
典型はツイッターでの情報発信の余念がないトランプ大統領であろう。
劇場型政治を動かしているのは、いわゆるB層である。
2004年に自民党が広告会社につくらせた企画書に登場した概念であって、郵政民営化戦略に使われた。
『日本をダメにしたB層の研究』などの著書がある適菜収氏が、「週刊新潮」10月12日号に「小池劇場に熱狂」しているのがB層であると喝破している。
B層の概念は下図のマトリックスで示される。
この「B層」が日本の有権者のマジョリティである。
⇒2016年7月23日 (土):有権者のマジョリティはB層/日本の針路(278)
⇒2015年7月 4日 (土):柳の下に二匹目のB層はいるか?/日本の針路(189)
⇒2016年7月26日 (火):マジョリティとしてのB層とヤンキー/日本の針路(280)
私の周りにもB層は多い。
基本的に安倍シンパであり、他人をリスペクトする気持ちに乏しい。
私は民進党解体によって大政翼賛会的状況になだれ込んでいく状況を、恐ろしいような気持ちで眺めている。
そう言えば、ヒトラーと小池氏は似ていると思う。
芸能界と政界を知悉している山東昭子氏は以下のように言う。
しかし、柳の下に何匹ものドジョウはいないと思う。
小池氏の化けの皮は剥がされつつあるのだ。
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