安倍首相が臨時国会冒頭に解散した理由/アベノポリシーの危うさ(304)
私はひどく暗鬱な気分である。
私の人生のほとんどの期間と重なる「輝かしい戦後」が、安倍晋三という男によって終わりを告げることになるからだ。
森友疑惑を渾身の力で追及してきた菅野完氏は、「臨時国会の冒頭に内閣不信任案を提出せよ」とツイートしたらアカウントを凍結された。
⇒2017年9月21日 (木):国会を閉じたい理由は何だろうか?(続)/アベノポリシーの危うさ(285)
もはやSNSまで検閲されて言論の自由はないのだ。
菅野氏は「週刊SPA!」10月3日号で次のように書いている。
冒頭解散は今までにも3回あったが、内閣改造後1回も論戦を行わないのは初めてである。
まったく戦後史の汚点となった。
⇒2017年9月28日 (木):衆院解散は「倭国大乱」に似ているか?/日本の針路(332)
あたかも清沢洌の『暗黒日記』をリアルタイムで体験しているような感じである。
同誌は『小池新党に「希望」はあるか』という記事を載せている。
小池氏が代表に就くかどうか様子見の時に書かれたものだが、小池氏は勝機アリと読んだ。
自民党がどの程度議席を減らすのか?
安倍首相の計算は次のようだったと言われる。
驚くような判断であるが、読み間違いがあったことは明らかであろう。
前原氏の「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」という決断が奏功するのか?
2005年の選挙PR映画が予言のフィルムとなるのか?
⇒2017年9月27日 (水): 小池新党はポピュリストの本領か?/日本の針路(331)
いずれにしろ、明るい展望はないような気がする。
| 固定リンク
「ニュース」カテゴリの記事
- スキャンダラスな東京五輪/安部政権の命運(94)(2019.03.17)
- 際立つNHKの阿諛追従/安部政権の命運(93)(2019.03.16)
- 安倍トモ百田尚樹の『日本国紀』/安部政権の命運(95)(2019.03.18)
- 平成史の汚点としての森友事件/安部政権の命運(92)(2019.03.15)
- 内閣の番犬・横畠内閣法制局長官/人間の理解(24)(2019.03.13)
「思考技術」カテゴリの記事
- 際立つNHKの阿諛追従/安部政権の命運(93)(2019.03.16)
- 安倍トモ百田尚樹の『日本国紀』/安部政権の命運(95)(2019.03.18)
- 平成史の汚点としての森友事件/安部政権の命運(92)(2019.03.15)
- 横畠内閣法制局長官の不遜/安部政権の命運(91)(2019.03.12)
- 安倍首相の「法の支配」認識/安部政権の命運(89)(2019.03.10)
「アベノポリシーの危うさ」カテゴリの記事
- 明治礼賛という時代錯誤/アベノポリシーの危うさ(339)(2018.10.26)
- 安倍所信表明演説批判/アベノポリシーの危うさ(338)(2018.10.25)
- 森友疑惑(68)財務省が文書改竄?/アベノポリシーの危うさ(337)(2018.03.03)
- 森友疑惑(65)財務省が文書開示/アベノポリシーの危うさ(336)(2018.02.10)
- 森友疑惑(64)佐川長官の虚偽答弁/アベノポリシーの危うさ(335)(2018.02.03)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント