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2017年9月29日 (金)

安倍首相が臨時国会冒頭に解散した理由/アベノポリシーの危うさ(304)

私はひどく暗鬱な気分である。
私の人生のほとんどの期間と重なる「輝かしい戦後」が、安倍晋三という男によって終わりを告げることになるからだ。
森友疑惑を渾身の力で追及してきた菅野完氏は、「臨時国会の冒頭に内閣不信任案を提出せよ」とツイートしたらアカウントを凍結された。
⇒2017年9月21日 (木):国会を閉じたい理由は何だろうか?(続)/アベノポリシーの危うさ(285)

もはやSNSまで検閲されて言論の自由はないのだ。
菅野氏は「週刊SPA!」10月3日号で次のように書いている。
20170929_104654

文字部分を拡大する。
20170929_1046542

冒頭解散は今までにも3回あったが、内閣改造後1回も論戦を行わないのは初めてである。
まったく戦後史の汚点となった。
⇒2017年9月28日 (木):衆院解散は「倭国大乱」に似ているか?/日本の針路(332)
あたかも清沢洌の『暗黒日記』をリアルタイムで体験しているような感じである。

同誌は『小池新党に「希望」はあるか』という記事を載せている。
20170929_1047083

小池氏が代表に就くかどうか様子見の時に書かれたものだが、小池氏は勝機アリと読んだ。
自民党がどの程度議席を減らすのか?
安倍首相の計算は次のようだったと言われる。
20170929_1047082_3

驚くような判断であるが、読み間違いがあったことは明らかであろう。
前原氏の「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」という決断が奏功するのか?
2005年の選挙PR映画が予言のフィルムとなるのか?
⇒2017年9月27日 (水): 小池新党はポピュリストの本領か?/日本の針路(331)

いずれにしろ、明るい展望はないような気がする。

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