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2017年8月13日 (日)

加計疑惑(45)特区WGのいかがわしさ(2)/アベノポリシーの危うさ(276)

また「加計ありき」を裏付ける新事実が発覚した。
国家戦略特区の規制改革メニューに獣医学部新設が加わる直前、2015年6月の特区ワーキンググループ(WG)のヒアリングに、愛媛県と今治市職員とともに加計学園の幹部が同席していた。
にもかからず、今年3月公開のWG議事要旨には加計幹部出席の記載が一切なかった。

「国家戦略特区の正体」の著者で立教大教授の郭洋春氏(経済学)はこう言う。
「ヒアリングの出席者は会議の性格を位置づける非常に重要なポイント。問題の場に加計関係者が出席した事実を伏せていたのは、“加計ありき”の獣医学部新設をヒタ隠しにするためだったのではないのか。そう類推するのが極めて自然でしょう」
 議事要旨の公開は加計疑惑が報じられた直後。冒頭で内閣府の藤原豊審議官(現・経産省官房審議官)が「資料その他、議事内容は公開の扱いでよろしゅうございますでしょうか」とわざわざ断りを入れる発言を載せている。この一言も隠蔽の演出だとしたら、議事黒塗りの“のり弁”より悪質だ。行政文書の信憑性そのものもグラつき始めている。
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また隠蔽発覚 特区WGの議事要旨に加計幹部出席の記載なし

しかも伏せられた加計学園側の発言に、学園幹部が「愛媛県今治市には当学園の岡山理科大獣医学部を設置したい」との意向をWG委員に伝えるやりとりがあった。

 首相は国会で、学園の計画を今年一月二十日に初めて知ったと説明しているが、一五年六月の特区提案段階で事実上、今治市と学園が一体で提案していたことが判明。首相の説明責任が求められる。
 内閣府は本紙の取材に、「説明補助者は参加者と扱っておらず、公式な発言と認めていない」と回答し、議事要旨にない加計側の発言を明らかにしなかった。また、ヒアリング内容を首相に報告したかどうかは明確にしなかった。
 公開されている一五年六月五日のWGの議事要旨では、座長の八田達夫・大阪大名誉教授が「獣医学部新設は大学そのものの新設ですか」と質問。愛媛県の担当者が「大学の新設と学部の新設も考えている」と答えている。
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加計側提案 記載せず 特区WG議事要旨「獣医学部設置を」

「すべてオープン」「一点の曇りもない」の実相はこういうことなのだ。
何とか「総理の意向」を隠蔽しようという意図が見え透いている。

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