麻生氏はヒトラーがお好き?/アベノポリシーの危うさ(286)
安倍内閣の副総理兼財務相という重職にある麻生太郎氏が、「また」大失言をした。
麻生太郎副総理兼財務相は29日、自らが率いる自民党麻生派の研修会で行った講演で、「(政治は)結果が大事だ。何百万人殺したヒトラーは、やっぱりいくら動機が正しくても駄目だ」と述べた。ナチス・ドイツによるユダヤ人虐殺の「動機は正しい」と擁護したとも受け取れる発言で、野党などから批判が上がりそうだ。
「ヒトラー、動機正しくても駄目」=麻生氏が再び問題発言
どういう意味なのか理解しかねるが、かつて「憲法は、ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わってナチス憲法に変わっていたんですよ。誰も気づかないで変わった。あの手口学んだらどうかね」と言って物議を醸したことがある。
⇒2013年8月 4日 (日):撤回では済まされない麻生副総理の言葉
麻生氏は、「私の真意と異なり、誤解を招いたことは遺憾だ」として撤回したが、真意も何もあるまい。
誤解の生じようのない言葉だ。
懲りないというか、学習しないというか、またまた誤解のしようがない。
ヒトラーの動機は正しいのか?
繰り返しヒトラーを例えに出すなど、麻生氏はよほどヒトラーがお好きなようであるが、今回も撤回した。
麻生氏は「私の発言が、私の真意と異なり誤解を招いたことは遺憾」とした上で、「政治家にとって結果を出すことがすべてであることを強調する趣旨で、悪(あ)しき政治家の例としてヒトラーをあげた」と釈明。「私がヒトラーについて、極めて否定的にとらえていることは、発言の全体から明らかであり、ヒトラーは動機においても誤っていたことも明らかである」としている。
麻生副総理、“ヒトラー発言”を撤回「動機も誤っていたのも明らか」
撤回したり、離党したり、辞職すれば済むと思っている政治家が多いようである。
最近も、今井絵理子参議院議員とバカップルを演じていた橋本健神戸市議が、説明なしで離職届を郵送して、終わりにするつもりのようである。
魔の2回生議員の豊田真由子代議士も、姿を隠したままである。
まあ、元首相の現副首相がこのざまだから自民党支持者はどう思っているのだろう。
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