« 加計疑惑(36)世論は安倍不信に傾いた/アベノポリシーの危うさ(259) | トップページ | 仲間ファーストの共謀4・部下にも「不実」を見抜かれた稲田防衛相/アベノポリシーの危うさ(261) »

2017年7月22日 (土)

仲間ファーストの共謀3・記録を否定する山本地方創生相/アベノポリシーの危うさ(260)

安倍内閣の閣僚は何でアホが揃っているのだろうか。
「学芸員はガン」発言で顰蹙を買った山本幸三地方創生相が、大臣になった理由は何か?
⇒2017年4月22日 (土):アホな内閣(3)山本幸三地方創生担当相/アベノポリシーの危うさ(188)

Wikipediaで履歴を見ると以下のようであった。

東大卒業後、大蔵省に入省した。大蔵省在職中の1973年、コーネル大学経営大学院に留学し、MBAを取得した。帰国後、岩国税務署長、アメリカ合衆国ハーバード大学国際問題研究所客員研究員等を経て、1987年6月から宮澤喜一大蔵大臣の秘書官を務めた。1991年4月より九州国際大学講師。

政界入りするまでの履歴は絵に描いたようなエリートである。
しかし大臣としての言動には疑問が多い。
「週刊文春」7月27日号では、「加計ありき」発言をスクープされた。
⇒2017年7月20日 (木):仲間ファーストの共謀2・山本地方創生相のフライング疑惑/アベノポリシーの危うさ(258)

この件に関して、山本氏と獣医師会側の見解には大きな乖離がある。

Vs
 内閣府の塩見英之参事官の説明によると、山本氏が日本獣医師会を訪れた昨年十一月十七日の会合に事務秘書官も同席。「メモみたいなもの」はつくったものの、それに基づく記録文書は作成せず、メモ自体も現在は存在しないとした。メモを破棄したのか紛失したのかには言及しなかった。
 獣医師会の面会記録は山本氏が「(愛媛県)今治市が土地で三十六億円」「残りは加計学園の負担となった」などとして、今治市に加計学園の獣医学部が新設される前提で説明していたことになっている。
 民進党議員からは「公務での面会であり、メモを必ず残すはずだ」と疑問視する声や「都合のいいところだけは覚えている」という批判が相次いだ。
 これに先立ち、山本氏は内閣府で記者団の取材に対し「四国(の今治市)で決めたとは言っていない。(競合していた)京都もあり得るという話もした」と強調。「獣医師会側の思い込みと、私の発言を混同したもので、正確ではない」と反論した。
 面会があった当時、京都産業大も京都府での新設に名乗りを上げていたことを踏まえ「私が京都もあり得ると述べたところ、獣医師会側から、進めるのなら今治市のみと明記してほしいとの発言があった」とも主張した。
 山本幸三地方創生担当相と獣医師会幹部の昨年十一月十七日の面会について、獣医師会がまとめたやりとりの要旨は次の通り。
<山本氏> 獣医師が不足している地域に限って獣医学部を新設することになった。財政的に大丈夫か待ったをかけていたが、今治市が土地で三十六億円のほか積立金から五十億円、愛媛県が二十五億円を負担し、残りは加計学園の負担となった。
 先端のライフサイエンスに重点を置いて、創薬に役立てる。実験動物学分野の獣医師は不足しているので、これに重点を置く。四国は感染症に関わる水際対策ができていなかったので、新設することになった。
<獣医師会・北村直人顧問> 日本獣医師会総会で決議している。認めることができない。特区による獣医学部新設には反対だ。
<獣医師会・蔵内勇夫会長> 獣医師数については国も含めて調査してきたが数は足りている。今大学をつくることは流れに逆行する。どうしてもつくるというなら国際水準を満たすものにしてほしい。
山本創生相、獣医師会との面談 秘書官がメモ「今はない」

ユヴァリ・ノア・ハラリ『サピエンス全史-文明の構造と人類の幸福』河出書房新社((2016年9月)が評判である。
人類史を俯瞰した書で、約7万年前の「認知革命」が今日の人類を造り出す出発点だった。
「認知革命」の重要なエポックが「書記体系」の発明である。
C009
まんがでわかる サピエンス全史の読み方』山形浩生(監修)、葉月(イラスト)

「書記体系」の専門職が官僚である。
官僚出身の山本氏は、記録の重要性を熟知しているはずである。
紛失した「メモ」と現存する「議事録」のいずれが証拠能力が高いか。
もがけばもがくほど、墓穴は広く深くなっていく。

|

« 加計疑惑(36)世論は安倍不信に傾いた/アベノポリシーの危うさ(259) | トップページ | 仲間ファーストの共謀4・部下にも「不実」を見抜かれた稲田防衛相/アベノポリシーの危うさ(261) »

アベノポリシーの危うさ」カテゴリの記事

ニュース」カテゴリの記事

思考技術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/395349/71207339

この記事へのトラックバック一覧です: 仲間ファーストの共謀3・記録を否定する山本地方創生相/アベノポリシーの危うさ(260) :

« 加計疑惑(36)世論は安倍不信に傾いた/アベノポリシーの危うさ(259) | トップページ | 仲間ファーストの共謀4・部下にも「不実」を見抜かれた稲田防衛相/アベノポリシーの危うさ(261) »