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2017年7月24日 (月)

不適格大臣列伝(18)稲田朋美防衛相(7)/アベノポリシーの危うさ(262)

不適格大臣シリーズに、まだこの人が登場するとは思っていなかった。
本来はとっくに辞職するか更迭されるかであったはずである。
しかし今やある意味で「時の人」である。
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「週刊ポスト」8月4日号

閉会中の集中審議の対象にもなったが、疑念はまったく拭えていない。
上記記事にある7月7日に予定していた政治資金パーティー(の中止)の件は、余りにもお粗末過ぎるのではなかろうか。

Ws000001 パーティーの案内状を受け取った後援者たちは、これが“故人からの案内状”だったことに驚かされた。
 案内状の挨拶文の署名には、〈稲田朋美全国後援会「ともみ組」会長〉として渡部昇一・上智大学名誉教授の名前があった。保守派の論客として知られた渡部氏は今年4月17日、心不全で亡くなっている。挨拶文の日付は「平成二十九年四月吉日」となっており、渡部氏が生前に記したと思われるが、故人の名前で〈皆様には益々ご健勝のこととお慶び申し上げます〉と資金集めパーティーの案内状を出すのは相手先にも、なにより渡部氏に対しても礼を失している。
 稲田氏が渡部氏の死を知らなかったはずはない。パーティーは当初、渡部氏の命日となった4月17日に予定されていた。稲田氏が番組制作・衛星放送会社『日本文化チャンネル桜』による追悼特番(5月13日配信)でこう明かしている。
「本当は渡部先生が亡くなられた日にパーティーをしようと考えていて、先生にも『わかりました』とその日に来ていただくことになっていた。国会でいろいろあったりして延期しました」
 延期の理由に挙げた「いろいろあった」とは、時期的に見て森友学園問題で国会の厳しい追及にさらされたことを指すのだろう。
 このパーティー計画にはもう一つ重大な問題がある。「大臣規範」に抵触している疑いが濃いことだ。2001年に閣議決定された大臣規範に次の一項がある。
〈政治資金の調達を目的とするパーティーで、国民の疑惑を招きかねないような大規模なものの開催は自粛する〉
 政治資金問題に詳しい岩井奉信・日本大学法学部教授が指摘する。
「規範に“大規模”の定義はないが、目安としては、1000万円を超える資金を集める特定パーティーが自粛対象と見られています。会場の規模(鳳凰の間の定員は立食形式で500人。会費2万円)から考えると稲田氏がそれ以上の規模のパーティーを計画していた可能性は高い。中止したとはいえ、企画したこと自体が問題なのです」
稲田朋美氏が計画した政治資金パーティー 大臣規範抵触も

稲田氏にとって、渡部氏は初当選以来、後援会長として支え続けてきた恩人である。
保守論壇の大立者である渡部氏が後見人的立場にあったことが、順調にキャリアアップしてきたことの大きな要因でもあろう。
稲田氏は渡部氏の逝去を知りながら、パーティーの挨拶文をそのままにしていたということは、「教育勅語」の精神とどう整合させるのだろう。

安倍首相が、大臣不適格が明らかになってもなお、稲田氏を取り巻きだからと重用し、あまつさえ、後継首相として国の舵取りさえ任せようとしたのである。
閉会中審議においても、引き続き職務を遂行するように、という答弁だった。
それでは国民の信を失うのも当然であろう。

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コメント

下衆の勘ぐりもほどほどにしないとね。閉経済みの女とそういうことになるのかいな?よくそんな気持ち悪いこと想像できるな…

投稿: | 2017年7月25日 (火) 12時35分

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