自民ワーストの主犯は安倍首相自身/アベノポリシーの危うさ(248)
都議選において、自民党は負けるべくして負けた。
野村克也の名言として知られる「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」で、自民党の負けは必然であった。
⇒2017年7月 5日 (水):自民ワーストの都議選と自民の「反省」/日本の針路(324)
「週刊文春」7月13日号の記事は『安倍に鉄槌!』である。
基本はここにあるのであって、諸々の敗因分析は増幅要因である。
閣僚経験者の一人は、不祥事や疑惑を引き起こした閣僚や政権幹部の名前を挙げながら都議選惨敗の要因を総括してみせた。「THIS IS 敗因。Tは豊田、Hは萩生田(はぎうだ)、Iは稲田、Sは下村」
自民幹部「安倍おろしの声出るかも」 首相の求心力低下
確かに、豊田、萩生田、稲田、下村は、直近の要因として、自民党の壊滅に寄与したであろう。
しかし、政権の周りにさまざまな不祥事が噴出していたのであり、構造的であったのだ。
東京新聞7月2日
自民党の竹下国対委員長は、安倍首相の外遊中に前川前事務次官を参考人招致することを提案し、民進党も受け入れた。
しかし、こんな姑息なことをやっているのでは民心はますます離れていくだろう。
民進党も議席が残ったなどとホッとしているようでは未来はないだろう。
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コメント
全く同感です。既成政党がダメなので、次の首相は小池都知事しかいませんよね。「国民ファーストの会」の一刻も早い結党を期待するばかりです。これからも応援よろしくお願いいたします!
投稿: | 2017年7月 7日 (金) 20時19分