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2017年6月 6日 (火)

加計疑惑(13)前川氏に対する印象操作という墓穴/アベノポリシーの危うさ(226)

安倍首相が、「印象操作」という言葉で、質問を遮ろうとすることが多い。
以下のような記事がある。

Ws000001_2 5月30日の参院法務委員会。友人の加計孝太郎氏が理事長を務める加計学園との関係を野党議員に問われ、首相が反論した。「1年間に14万円の報酬を受けたことはございます。しかしこれは印象操作であって、まるで私が友人のために便宜を図ったかのごとく議論をしておりますが恣意(しい)的な議論だと思います」
 首相は「印象操作」を今国会でたびたび使う。「忖度(そんたく)した事実がないのに、まるで事実があるかとのことを言うのは典型的な印象操作なんですよ」「我々がまるでうそをついているかのごとく、そういう印象操作をするのはやめていただきたい」
 インターネットの国会の会議録で「印象操作」という言葉で検索をかけると、初登場は2015年3月。同年は4回、16年は8回使われた。今国会(2日夕時点の公開分)、首相は16回発言している。
 「印象操作」と言われた共産党の小池晃書記局長は取材に「事実関係を確認しようと質問しているのに、それに答えず『印象操作だ』と応じるのでは議論にならない。聞く耳を持たないという意志の表れだ。あんな言葉、どこで覚えたんですかね?」と話した。
「印象操作」首相が連呼 野党「どこで覚えたのか」

どこで覚えたのかは知らないが、首相サイドでよく理解していることは、衝撃の証言をした前川前文科事務次官に対して、個人情報をチークしてまで、「怪しい人間像」という印象を植え付けようとしたことでも明らかであろう。
⇒2017年5月25日 (木):加計疑惑(4)衝撃の前川前文科事務次官会見/アベノポリシーの危うさ(215)
⇒2017年5月29日 (月):加計疑惑(8)「王様は裸だ」と言った前川前事務次官/アベノポリシーの危うさ(219)
⇒2017年5月30日 (火):加計疑惑(9)国家の悪事の告発とプライバシー/アベノポリシーの危うさ(220)

しかしその悪だくみも、相手の女性の証言等で覆されつつある。
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「週刊文春」6月8日号

ここでも政権は自ら墓穴を掘っているのだ。
⇒2017年3月28日 (火):森友疑惑(35)連続オウンゴール/アベノポリシーの危うさ(170)
⇒2017年3月30日 (木):森友疑惑(37)ゼロ回答と満額回答/アベノポリシーの危うさ(172)
⇒2017年3月29日 (水):森友疑惑(36)辻元疑惑(?)と対比する愚/アベノポリシーの危うさ(171)
⇒2017年3月31日 (金):森友疑惑(38)辻元批判と拡大する墓穴/アベノポリシーの危うさ(173)

以下のツイッターの感覚に同感する。
Photo
「出会い系バー=買春」と決めつけた発言をした菅官房長官をはじめとする人たちは、自身のゲス性を恥じるべきだ。
籠池前森友学園理事長で成功した「印象操作」であるが、柳の下に何匹もドジョウはいないようだ。
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投稿: StevenSnida | 2017年6月 7日 (水) 12時19分

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