北朝鮮の脅威?と大臣達の外遊/アベノポリシーの危うさ(196)
あたかも開戦前夜のような雰囲気である。
米空母と海上自衛隊が、共同訓練を実施した。
海上自衛隊は29日、米海軍の原子力空母カール・ビンソンを中心とする空母打撃群と海自の護衛艦2隻が日本海で共同訓練したと明らかにした。海自によると、23日にフィリピン海で始まった米空母との共同訓練は29日で終了した。韓国海軍は同日、カール・ビンソンも参加した米韓両海軍の共同訓練を午後6時から日本海で始めたと明らかにした。
米空母と海自護衛艦は23日から訓練しながらフィリピン海を北上。29日午前に対馬海峡を経由して日本海海域に入ったとみられる。
米空母 日本海に 海自、空母打撃群と共同訓練
また、防衛省は、安全保障関連法に基づき、米軍の艦船などを守る「米艦防護」を初めて実施した。
政府関係者によると、海上自衛隊横須賀基地(神奈川県横須賀市)を出港した海自最大のヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」が、同日午後に房総半島沖合で米海軍の補給艦と合流し、警護を始めた。昨年3月に施行された安保関連法による新任務としては初めての実施で、同法の運用が本格化する。
今回の米艦防護は北朝鮮情勢の緊迫化を背景に、強固な日米同盟をアピールし、米軍との連携を深める狙いがある。安保関連法の新任務は、南スーダン国連平和維持活動(PKO)の派遣部隊に「駆け付け警護」などが付与されたが、実施されたことはなかった。
政府関係者によると、「いずも」は太平洋を米軍の補給艦と2日にかけて四国沖まで移動し、その間、共同で訓練をしながら防護を続けるという。偶発的な武力衝突や妨害行為などがあった場合は、正当防衛や緊急避難のための必要最小限の範囲で武器の使用が認められる。
米艦防護:護衛艦「いずも」米海軍補給艦と合流
このようなニュースが溢れてくると、いかにも一触即発の事態であるかのように思う。
しかし、GW中に11大臣が外遊するという。
しかも、北朝鮮との交渉窓口であるはずの外務省は、大臣、副大臣が外遊に行ってしまって4日間も“空白”が生じるというのである。
岸田外相は北朝鮮情勢に配慮し、サウジアラビア訪問を取りやめ帰国を早めた。ところが、安倍首相の実弟である岸信夫副大臣はカンボジア、パキスタン、薗浦健太郎副大臣は中南米を訪問する予定で、4月30日~5月3日の4日間は大臣、副大臣が全員、日本にいないことになる。
北朝鮮危機そっちのけ 大臣11人「GW外遊」に税金10億円
さすがにTBS『報道特集』の金平茂紀キャスターは以下のようにコメントしている。
政権の森友・加計etc.疑惑隠しと会見に向けたプロパガンダの煽られて、右往左往しないことだろう。
| 固定リンク
「ニュース」カテゴリの記事
- スキャンダラスな東京五輪/安部政権の命運(94)(2019.03.17)
- 際立つNHKの阿諛追従/安部政権の命運(93)(2019.03.16)
- 安倍トモ百田尚樹の『日本国紀』/安部政権の命運(95)(2019.03.18)
- 平成史の汚点としての森友事件/安部政権の命運(92)(2019.03.15)
- 内閣の番犬・横畠内閣法制局長官/人間の理解(24)(2019.03.13)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 藤井太洋『東京の子』/私撰アンソロジー(56)(2019.04.07)
- 暫時お休みします(2019.03.24)
- ココログの障害とその説明(2019.03.21)
- スキャンダラスな東京五輪/安部政権の命運(94)(2019.03.17)
- 野党は小異を捨てて大同団結すべし/安部政権の命運(84)(2019.03.05)
「アベノポリシーの危うさ」カテゴリの記事
- 明治礼賛という時代錯誤/アベノポリシーの危うさ(339)(2018.10.26)
- 安倍所信表明演説批判/アベノポリシーの危うさ(338)(2018.10.25)
- 森友疑惑(68)財務省が文書改竄?/アベノポリシーの危うさ(337)(2018.03.03)
- 森友疑惑(65)財務省が文書開示/アベノポリシーの危うさ(336)(2018.02.10)
- 森友疑惑(64)佐川長官の虚偽答弁/アベノポリシーの危うさ(335)(2018.02.03)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント