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2017年4月 1日 (土)

稲田防衛相の虚偽答弁/日本のPost-truth(1)

4月1日は、ウソをついてもいい日とされている。
しかし、日頃から常習的にウソをついている人もいる。
稲田防衛相はその代表格といえよう。
力強く断言していたことを一夜にして翻して、完全に信頼性を失墜したことは記憶に新しい。
⇒2017年3月15日 (水):森友疑惑(22)稲田防衛相の馬脚/アベノポリシーの危うさ(157)

森友学園問題をワイドショーなどで騒ぎ過ぎだという声もあるが、政府や自民党がそのネタを提供しているのだ。

大阪市の学校法人「森友学園」との関係について説明が二転三転している稲田朋美防衛相について、15日、フジテレビ系「バイキング」MCの俳優・坂上忍が「もう、もはやここまで来ると、稲田大臣の記憶力が怪しまれているわけですよね」と皮肉った。
 「グッディ!」MC陣とのクロストークで語ったもので、坂上はこれまでも物議を醸す発言を繰り返してきた稲田氏について「今回ばかりはその(これまで野党から追及を受けてきた)レベルではすまされない」と、同氏が危機的状況に追い込まれていることを指摘。
 「グッディ!」MCの安藤優子は、稲田氏の連日の釈明に「だんだん日本語の使い方が、毎日難しくなってくる」と苦笑していた。
<坂上忍>稲田防衛相の記憶力を問題視!

防衛相の重責を担っているはずの稲田氏が、ウソの連発で信用されないようでは、国防が危うい。
1703152_2
東京新聞「筆洗」

「記憶に基づいた答弁であって、虚偽の答弁をしたという認識はない」という苦しい言い訳については、以下のようなコメントがあり、もはや漫才のネタである。
Photo
こんなことを書かれたら、普通は恥ずかしくて表を歩けないだろう。
本当に記憶がないのなら、認知症を疑った方がいい。
いずれにしろ、大臣適格性を欠いている。

稲田氏は「10年前に籠池氏から大変失礼なことをされて関係を断っている」と語っていたが、それも大ウソだった。
23日の証人喚問で籠池泰典理事長が、2016年1月に稲田朋美防衛相の夫で弁護士である龍示氏の事務所において近畿財務局と大阪航空局の職員と面談して、「今回の土地の事柄を相談した」と発言した。
稲田防衛相は24日にこの面談を“事実”と認めざるを得なかった。

 国会でこの件について追及を受けた稲田防衛相は、「夫の稲田龍示弁護士からは『自分(龍示氏)は土地売却には一切関係していない、君は森友学園の顧問になったことはない』との説明を受けておりました」と弁明。しかし、昨日の籠池証言を受けて夫に確認したところ、このような返答があったという。
「籠池夫妻が平成28年の1月年明け早々に弁護士法人光明会に、平成21年8月ごろの顧問契約終了以来、いきなり連絡してきて、すぐに相談を聞いてほしいということでした。
 まず、1月8日に、籠池夫妻が光明会事務所(編集部注:稲田夫妻が設立した弁護士事務所)に来られました。詳細は不明ですが、小学校をつくるということ、そのために土地を借りているが土壌汚染対応の立て替え費用を国が返してくれないというような内容でした。この日はそのような話で終わり、その後、籠池氏から再度連絡があって、立て替え費用について財務局や航空局の方と話がしたいから、その場に立ち会ってほしいという依頼がありました」
 ここで話し合われている「土壌汚染対応の立て替え費用」とは、昭恵夫人付きの職員・谷査恵子氏のファクスで財務省が「平成28年度の予算で調整中」と返答していたものと同じ内容だが、これを籠池理事長は稲田防衛相の夫にも相談していた、というわけだ。
 しかも、龍示氏は「代理人として話を聞くことはできないし、本件について発言することもないが、それでよければ構わない」と返答し、16年1月27日に事務所の会議室を提供。稲田防衛相は「財務局や航空局のどなたが何名来られるかもわからなかったところ大勢で来られたので、急遽椅子をたくさん入れて対応しました」などと話した。
 そして、稲田防衛相は「(龍示氏は)話し合いに同席だけすることとなったといった趣旨のことを述べ、その後はほとんど発言してない」「売却の話ではなく、借地の土壌汚染対応の立て替え費用の返還の話」「この件について費用は受け取っておらず、これ以降、先方からは何の連絡もありません」と必死になって強調した。
稲田朋美の「籠池理事長と関係断った」はやはり嘘!

稲田氏の言う10年前の「大変失礼なこと」とは何か。
次のような解説がある。

 籠池氏は稲田氏の政治資金パーティーの発起人として名を連ねたこともあったが、ある事件が起きた。
「07年、帝国ホテルで開かれた稲田氏のパーティーの席上で、籠池夫人の諄子さんが野次を盛んに浴びせたことがあった。稲田さんは『参ったな』とぼやき、それ以降、諄子さんを避けるようになった。今回の騒動で諄子さんが『おにゃんこちゃん』と呼んだことについて国会で尋ねられ、『奥様らしい』と稲田さんが答えたのは、このときの経緯もある」(自民党関係者)
 その後、稲田氏は籠池氏からの講演依頼を断り続けた結果、「怨」と書いたファクスを何枚も送りつけられたこともあったという。
父の代から籠池氏と昵懇の仲だった稲田防衛相はKO寸前

稲田氏が籠池諄子さんを「奥様らしい」と評した時、人柄まで認識しているではないかと思ったが、そういう事情があったのである。
籠池夫妻とは、父の代からから昵懇で、深い因縁があったのだ。
⇒2017年3月19日 (日):森友疑惑(26)稲田防衛相は何を隠したかったのか/アベノポリシーの危うさ(161)

その籠池氏に対し、昨年10月22日付で「感謝状」を贈っている。
⇒2017年3月12日 (日):森友疑惑(19)稲田防衛相の係わり/アベノポリシーの危うさ(154)
腐れ縁というか、のだから、よくよく縁が深いのだろう。
あるいは感謝状は「事務方が勝手に贈った」とでも言うのであろうか?

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