森友疑惑(43)昭惠夫人の壮大な勘違い/アベノポリシーの危うさ(180)
安倍昭恵総理夫人は世間知らずのお嬢様で、籠池氏に利用されたのか?
私も最初はそうかなと思っていた。
森永製菓創業家に生まれ聖心女学院に学んだ、という履歴を知ればそう思うのが自然だろう。
しかし、どうやら単純なミーハーだったようである。
1か月前、森友問題がマスコミで取り上げられるようになった時、それを「自分を知ってもらうチャンス」だとおもっていたようなのだ。
(3月)8日が国際女性デーであることから同イベントが開かれた。司会者から「今までの首相夫人と違い、自分の言葉で語り、行動する」と持ち上げられると、活動の一つである昭恵夫人主宰で女性を対象にした「UZUの学校」について語りだした。
「UZUはアメノウズメから取りました。アマテラスが岩戸に隠れたとき、アメノウズメが裸で踊って、アマテラスがちょっと岩戸からのぞいて、世の中がまた明るくなった。暗い世の中を明るくしていきたい。衣服を脱ぎ捨てるのではなく、思い切って自由に行動できていない世の女性が活躍できればと思いました」(昭恵夫人)
首相夫人として様々な活動を行っているが、「メディアに取り上げられない。何かあったときだけ(笑い)」「大変なこともあるが、知っていただく機会。注目していただけることで、私の活動にも注目していだだきたい。いい形で報道してほしい」と森友騒動をチャンスととらえていると話した。
安倍昭恵夫人 森友騒動はチャンス「知っていただく機会」
「週刊新潮」4月13日号に、「知ってもらいたい活動」の一端が紹介されている。
大麻への傾倒やカルト的人物との交流である。
この記事に出てくる江本センセイ、すなわち江本勝氏は『水からの伝言』というエセ科学本で有名である。
日本化学会や日本物理学会の会員達は「科学的でない」という見解を表明している。また科学者達によって説明内容が疑似科学的(あるいはいわゆる"オカルト"的)だとも評価されている。トンデモ本を批判的に楽しむ団体「と学会」からは、“「戦争」ではなく「war」ならどうなるのか、水に民族性はあるのか”と批判されている。
Wikipedia :水からの伝言
千葉県成田市に麻賀田神社がある。
その中の境内社が、天日津久神社である。
麻賀田神社サイト
その天日津久神社を、大麻取締法違反容疑で逮捕されている人物と一緒に尋ねた時の写真を、自身のFacebookに投稿しているのだ。
まあ、思想・信条は自由であるが、公務員秘書が付いている人の行動としては問題であろう。
彼女は「良いこと」をしているつもりだろうが、それは彼女の主観であって客観的ではないのだ。
それに血税が使われているのだから、壮大な勘違いと言わざるを得ない。
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