加計疑惑(1)昭恵夫人の関与/アベノポリシーの危うさ(177)
森友学園をめぐるさまざま疑惑については、もはや本人の意識はどうかは別として、昭恵夫人の関与を否定できなくなっている。
⇒2017年3月 7日 (火):森友疑惑(15)総理夫人という威力/アベノポリシーの危うさ(149)
⇒2017年3月18日 (土):森友疑惑(25)昭惠夫人の役割/アベノポリシーの危うさ(160)
⇒2017年3月24日 (金):森友疑惑(31)「藪の中」は解明されたか?/アベノポリシーの危うさ(166)
⇒2017年3月25日 (土):森友疑惑(32)焦点となった昭惠夫人/アベノポリシーの危うさ(167)
谷査恵子・夫人付き政府職員を介して、籠池氏の要望がそっくり適えられていることは明らかであり、これをゼロ回答と言い張る官邸は、ますます墓穴が深くなって身動きが取れなくなって来ている。
そうした状況で、「週刊現代」4月15日号に『安倍の「本当のお友達」に血税176億円が流れた』という記事が載っった。
加計学園についてはちらっと触れたことがある。
⇒2017年3月14日 (火):森友疑惑(21)加計学園の李下の冠/アベノポリシーの危うさ(156)
この時点では詳しい報道がなく、疑わしいことはするべきではないだろうと敢えて「李下に冠を正さず」とした。
しかし、この後、自らが次々と自滅を重ねたので、森友学園はグレーから真っ黒になった。
これからメディアも次第に加計学園の方に注力して行くであろう。
加計学園は、昭恵夫人ではなく、「腹心の友」と呼ぶように首相自身が当事者である。
逃げも隠れもできない。
森友学園は大阪ローカルの疑惑であったが、加計学園は全国区の学校法人であるから、材料も豊富である。
とりあえず話題になっているのは、今治市における岡山理科大学の獣医学部新設に伴う問題である。
経緯は次のようにまとめられている。
加計疑惑に関して、森友における菅野完氏のような働きをする人はいないだろうか。
週刊誌等のメディアが束になればいろいろ発掘できるだろう。
森友ではいささか精彩を欠いていたように感じられる文春砲の出番かも知れない。
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