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2017年4月

2017年4月30日 (日)

森友疑惑(49)籠池独白における昭惠夫人の関与/アベノポリシーの危うさ(195)

森友学園が21日、大阪地裁に民事再生法の適用を申請した。
計画していた小学校の開校が不可能になり、小学校の校舎建築費や国有地の購入代金の支払いが滞っており、支払いの見通しも立っていない。
地裁は同日、学園の財産を管理する保全管理人の弁護士を選任した。
今後、再生手続きを開始するかどうか判断する。

同時に、大阪地検特捜部による森友学園の捜査は着々と進んでいるという。
国土交通省への工事費水増しによる補助金の不正受給(補助金適正化法違反)、財務省近畿財務局の担当者が学校用地を不当に安く払い下げたという背任容疑、国から受け取ったゴミ除去費用のなかから2000万円を業者からキックバックさせたという公金横領容疑などである。

異例と言っていいほど早い告発の受理、そして事件化が濃厚な2000万円問題は、国交省の調べで発覚したとして、大阪の事件なのに、いずれも「東京発」で情報が流された。国会で紛糾する森友学園問題を、早く終息させたいという官邸の思惑である。
籠池前理事長と150分間話した末に、見えてきたこと 「逮捕するなら、すればいい」

だが、肝心の疑惑が解明されていないのだ。
官邸は、幕引きすればこのまま風化していくと考えているようだが、決してそうは行かないだろう。
風化させるには記憶が生々しく、疑惑が盛りだくさん過ぎる。
ここで、籠池泰典氏が証人喚問(3月23日)の直前にインタビューに応じた記事を振り返ってみる。
「週刊文春」3月30日号に掲載されたものだ。
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基本的には証人喚問の証言内容と同じである。
すなわち籠池氏はブレていないのだ。
中でも昭恵夫人からの寄付金について、以下のように精細に語っている。
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これに対し、昭恵夫人がFacebookで弁明して終わりというのは、まったく公平性を欠いている。
⇒2017年3月28日 (火):森友疑惑(35)連続オウンゴール/アベノポリシーの危うさ(170)

森友学園の経営が立ち行かなくなったのは、自業自得というべきであろう。
同学園は、愛国教育をウリにしていた。
しかし、森友疑惑は、「愛国心は無頼漢の最後の避難所」というサミュエル・ジョンソンの有名な言葉を裏書きするものでしかなかった。
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東京新聞2月19日

可愛そうなのは、園児や入学予定児童であるが、計画通り進むよりは良かったと思うしかないだろう。

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2017年4月29日 (土)

森友疑惑(48)音声記録と昭惠夫人という印籠/アベノポリシーの危うさ(194)

政官挙げて幕引きを図ろうとしていることが疑惑解明を遅らせているが、それが新しい証拠の発掘・拡散に繋がっていることを認識した方がいいだろう。
25日放送された『報道ステーション』(テレビ朝日)で、籠池夫妻が財務省と面会した際の「音声データ」が公開された。
⇒2017年4月28日 (金):アホな内閣(7)問題の根っ子/アベノポリシーの危うさ(193)

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菅野完氏、財務省の嘘を暴く音声公表! 籠池氏「埋設ゴミ、場内処分要請」に激怒!財務局が特例扱い… 昭恵夫人が動いていた…

面会が行われたのは2016年3月15日で、杭打ち工事によって地下から埋設物が発見された直後のことである。
面会の相手は、財務省理財局国有財産審理室・田村嘉啓室長である。
昭惠夫人付職員の谷査恵子氏に土地取引について、返答を行った人物である。

 田村室長に対して、籠池理事長はこんな話をしている。
「昭恵夫人のほうからも、たしかここも聞いてもらったこともあると思いますけど」
「棟上げ式に首相夫人が来られて餅をまくことになっているから、だから余計ね、僕はびっくりしてしもたんですよ。これ、棟上げ式ずれるんとちゃうかなっていうやつがあるでしょ。やっぱりね、そんなバカなことようやるなあ」
「今回はやっぱりね、これは、あの方自身が愚弄されてると思ったから、僕、来たんです。これはアカンと、こんなことしてたら大変なことになるなあと思いまして。僕は自分のために来たんじゃない」
 籠池理事長の迫り方は、まるで「首相の夫人が名誉校長の小学校が予定通り開校できないようなことがあっていいのか」と言っているようなものだ。ようするに、財務省が国有地を激安に設定した裏では、総理夫人付職員からの問い合わせしかり、籠池理事長の今回の話しかり、つねに昭恵夫人の存在がちらついていたのだ。
 安倍首相は国会で「私も妻も理財局長等に(国有地売却について)言っていないのに、名誉校長に安倍昭恵という名前があれば印籠みたいに『恐れ入りました』となるはずがない」と答弁したが、もはやこれはどう考えても、昭恵夫人の名前が印籠になっていたということだ。
 北朝鮮の脅威を煽ることで国民の目を完全に森友学園問題からずらそうと必死の安倍首相だが、そうは問屋が卸さない。昨日の国会で共産党の宮本岳志衆議院議員は田村室長の参考人招致を求めたが、早急に実施されるべきだろう。もちろん、安倍昭恵夫人の証人喚問も、だ。
森友問題で新証拠の「音声データ」が! 籠池氏と財務省の面談の内容が明らかに!「昭恵夫人のほうからも…」との言葉も

幕引きなんてとんでもないだろう。
今の時点で、誰が幕引きをしたがっているか?
それによって、不正の構図が分かってくる。

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2017年4月28日 (金)

アホな内閣(7)問題の根っ子/アベノポリシーの危うさ(193)

復興相とは、弱い者イジメをする大臣か?
そんな疑問すら抱かせた今村雅弘復興相が辞任した。
⇒2017年4月 6日 (木):不適格大臣列伝(16)今村雅弘復興相/アベノポリシーの危うさ(178)
⇒2017年4月25日 (火):アホな内閣(6)今村雅弘復興相/アベノポリシーの危うさ(191)

事実上の更迭であるが、辞めさせれば済むという問題でもあるまい。
安倍首相は「任命責任は私にある」と言うが、責任をどう取るのか?
今村復興相はウルトラだとおもうが、池田信夫氏などは最初の「失言」の時、「自主避難した人の損害は自己責任。当たり前じゃないか。」と弁護した。

今村氏や池田氏は、「好んで自主避難している」と思っているのだろうか。
今村氏は、「ふるさとを捨てるのは簡単だが、戻ってとにかく頑張っていくんだという気持ちをしっかり持ってもらいたい。」とも言っていた。
やはり簡単に(好んで)故郷を捨てていると考えているのだ。

今村氏は二階派の所属である。
耳を疑うようなことではあるが、派閥の親分は今村氏を擁護している。

 二階俊博幹事長は、二階派所属の今村雅弘氏の辞表が受理された直後の26日の講演で、今村氏の責任を問うことはそこそこに、マスコミに怒りをぶちまけた。「政治家が何か話したら、マスコミが一行悪いところがあったらすぐ『首を取れ』という。なんちゅうことか」
 さらに、自派の所属議員をこれまでとは違って今回は守らなかった首相に対する恨み節までぶつけた。
 「昨日の会で『内閣総理大臣・安倍晋三先生』がわざわざお越しになって、おわびを言ってくれる。聞いている方は何があったか分からない。いきなり、そういうことで大騒ぎです」
 二階氏は今村氏更迭に不満を隠せないようだが、世間の受け止めは逆だ。この日は、二階氏の今村氏擁護の発言が報道されると、抗議の電話が党本部に多数寄せられたという。
二階氏「いきなり大騒ぎ」 今村氏更迭した首相に恨み節

親分に倣えということだろう。
安倍首相も「自己責任」発言の時は擁護していたし、鶴保庸介・沖縄北方相や山本幸三・地方創生相らが問題発言を重ねても事実上黙認する姿勢を続けている。
⇒2016年11月13日 (日):不適格大臣列伝・鶴保庸介沖縄北方相/アベノポリシーの危うさ(104)
⇒2017年4月22日 (土):アホな内閣(3)山本幸三地方創生担当相/アベノポリシーの危うさ(188)

もはや問題発言のたまり場のような内閣であるが、根本は安倍首相の問題であろう。
森友問題で、籠池泰典前理事長が財務省の担当者と面会した際、昭恵夫人の名前を出していたことの音声記録が出てきた。
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東京新聞4月27日

 森友学園(大阪市)への国有地売却問題で、学園の籠池泰典氏が昨年3月15日に財務省幹部と面会して新たな地中のごみへの対処などを求めた際、安倍晋三首相の妻、昭恵氏の名前を挙げていたことがわかった。朝日新聞が入手した音声データで判明した。
 籠池氏によると、面会相手は財務省の田村嘉啓・国有財産審理室長。田村氏は2015年秋、この土地について昭恵氏付の政府職員から財務省に照会があった際、回答した幹部であることが明らかになっている。
 音声データによると籠池氏はこの面会で、賃貸契約を結んでいた国有地で地中から新たなごみが見つかったと説明し、対処を求めていた。その中で、「我々にご支援いただいている議員の先生もいる」と政治家とのつながりに言及し、「昭恵夫人の方からも聞いてもらったことがあると思う」などと発言していた。
 面会の中で田村氏は、売却ではなく当面は貸し付けとした土地の契約について「特例」と発言。籠池氏は「特例にしていただいたことは非常にありがたいこと」などと述べていた。籠池氏は面会の9日後、この土地を買い取ると申し入れ、昨年6月に鑑定価格の1割あまりの値段で売買契約が結ばれた。
 財務省理財局は26日、面会でのやりとりについて「財務省としてはデータの出どころも承知しておらず、コメントすることはできない」と取材に答えた。これまでの国会答弁では「(田村氏は)埋設物への早急の対応を求められたということは強く覚えていて、現場で適切に対応するということで答えた。それ以外の具体的内容については、本人は記憶していない」と述べている。
財務省との面会時、昭恵氏の名前挙げる 籠池氏が録音

現象としての「神風」や、その原因となった「忖度」を裏付けるものであろう。
それでも、関係ないと言い張るつもりなのだろうか?

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2017年4月27日 (木)

加計疑惑(2)文春砲始動か?/アベノポリシーの危うさ(192)

森友疑惑にフタをしてしまおうと必死の安倍内閣であるが、そうは簡単には行かないだろう。
森友疑惑の中心的テーマについて、まだほとんど解明されていないも同然であると、多くの国民が思っているからだ。
⇒2017年4月24日 (月):アホな内閣(5)大塚拓財務副大臣/アベノポリシーの危うさ(190)

まして「アベ友」疑惑の本命とされる加計疑惑については、これからと言うべきである。
以前、文春砲が森友疑惑については精彩を欠いていると書いた。
⇒2017年4月 5日 (水):加計疑惑(1)昭恵夫人の関与/アベノポリシーの危うさ(177)

始動かも知れない。
「週刊文春」4月27日号に、『安倍夫妻「腹心の友」に流れた血税440億円!』という記事が載っている。
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加計学園は森友学園とは比べようもない一大教育事業グループである。
⇒2017年3月14日 (火):森友疑惑(21)加計学園の李下の冠/アベノポリシーの危うさ(156)
安倍首相と加計孝太郎理事長は40年来の親しい友人である。
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そんな関係にある学園の新設校に対し、巨額の公費(血税)が注ぎ込まれている。
「週刊現代」4月15日号の段階では、176億円だったものが、「週刊文春」4月27日号では440億円に膨れ上がっている。
今後、取材が進めば、さらに増えるのではなかろうか。
民進党がだらしないので、メディアの取材に期待したい。

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2017年4月26日 (水)

映像世界のパラダイムシフト・松本俊夫/追悼(104)

映像作家の松本俊夫さんが12日、腸閉塞のため、東京都内の病院で死去した。
85歳だった。葬儀は、家族による密葬で行われる。

 東大卒業後、ドキュメンタリーの世界に入り、「西陣」「石の詩」など前衛的作品を発表。67年の「母たち」でベネチア国際記録映画祭のグランプリを得た。69年、ピーター(池畑慎之介)さんを主演に迎えて新宿の先端文化を生きる若者を描いた「薔薇の葬列」で劇映画に進出。88年には夢野久作の長編小説を原作に桂枝雀さん主演の「ドグラ・マグラ」を監督した。70年の大阪万博では「せんい館」の映像を担当。実験映画やビデオアートなど多彩な作品を残した。
映像作家の松本俊夫さん死去 「薔薇の葬列」「母たち」

私の同僚に、九州工科大学の画像設計工学科の出身者が何人かいた。
いずれも個性的で、一家言を持っていた。
密かにどんな教育が行われてきたのか、興味を抱いたことがある。

同大学は、現在、九州大学に統合されている。
設立時のコンセプト策定には、梅棹忠夫さんなども関わっていて、ユニークな大学だった。
九州大学のような総合大学の一学部となることは、メリットもあるだろうが、失うものも多いような気がする。

松本さんは、作家でありかつ批評家でもあった。

 1969年に初の長編劇映画『薔薇の葬列』を発表して、センセーションを巻きおこした。当時、大島渚と今村昌平をトップランナーとしてきた日本映画に、従来とはまったく異なる映画の作り方があることを示し、世界映画の最前線に並んだのだ。
 題材は古代ギリシャのエディプス神話で、主人公を現代日本のゲイボーイにして、原作の有名なドラマを、母を殺し父と交わる物語に転換してしまった。主役を演じたのは、映画初出演の美少年ピーター(後の池畑慎之介)だった。
 だが、それ以前に松本俊夫は、実験的記録映画の旗手であり、さらに、日本の映画理論の水準を格段に高めた批評家として知られていた。私はそのころ中学生だったが、松本の批評集『映像の発見』と『表現の世界』を読み、映画を見、文学を読み、芸術を享受することの根源的な意味と、それを言葉で論理的に説明するやり方を教わった。当時の芸術を志す若者への松本の影響力の大きさは、今では信じられないだろう。
 だが、ここへ来て、松本俊夫の再評価の波が大きく起こっている。気鋭の映画監督・筒井武文は10年かけて、なんと11時間40分のドキュメンタリー『映像の発見=松本俊夫の時代』を昨年完成したし、全文業を網羅する『松本俊夫著作集成』(全4巻)がついに刊行されはじめた。
【書評】学習院大学教授・中条省平が読む『松本俊夫著作集成I 一九五三-一九六五』(松本俊夫著)

私は昔『映像の発見―アヴァンギャルドとドキュメンタリー』三一書房(1963年)を読んだことがあるが、残念ながら継続的にウォッチングしてこなかった。

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東京新聞4月25日

鬼才も安らかに眠るのだろうか。
合掌。

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2017年4月25日 (火)

アホな内閣(6)今村雅弘復興相/アベノポリシーの危うさ(191)

どこまでアホな大臣なのか。
記者会見の激高暴言で有名になった今村復興相である。
⇒2017年4月 6日 (木):不適格大臣列伝(16)今村雅弘復興相/アベノポリシーの危うさ(178)

再び、言語同断と言うべき暴言があった。

 今村雅弘復興相が25日夜、所属する自民党二階派のパーティーで講演し、東日本大震災について「これは、まだ東北で、あっちの方だったから良かった。もっと首都圏に近かったりすると、莫大(ばくだい)な甚大な被害があったと思う」と述べた。講演後、発言を撤回。辞任する意向を固めた。被災地を軽んじる発言で、与党内からも進退を問う声が出ていた。
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今村復興相、辞任へ 大震災「東北で良かった」と発言

記者会見で謝罪した際のやりとりは以下のようだった。

――被災地から言葉を捉えて声が出るのでは。
 「決してそんなことはない。数字も言った。二度とないよう、とにかく防災対策をやらなきゃいけない。ましてや首都圏(であれば)、ひどいことになっただろうと。大変な災害だと分かっている」
 ――発言自体の扱いは。
 「分かりました。そういうことなら、ぜひ、取り消させて頂く。大変な被害だったということは、十分言ったつもりだ。(首都圏の)直下型(の地震)が言われている中、守りを固めないといけない。あえて撤回ということであれば、もちろんしていく。真意はそういうことだ」
 2度目は、大臣秘書官が記者団に「次の用件もあるので代表1問でお願いをできればと思う」と話し、質問数を制限。やりとりは以下の通り。
 「先ほどの講演の中で私の大変不適切な発言、表現といったものにつきまして、深く反省し、皆様方におわびを申し上げます。申し訳ありませんでした」(約5秒間、頭を下げる)
 ――安倍晋三首相も陳謝した。発言が被災地の人を傷つけるとの指摘もある。国会への影響もある。どうけじめをつけるか。
 「先ほどもお話をしたが、それは、それとして、総理が、ああいうことであり、大変、申し訳ないと言っておられます。私自身もそれ以上に、大変申し訳ないと言うことで、深く深く反省し、おわびを申し上げる次第だ。改めましてもう一度、おわび申し上げます」(約5秒間、頭を下げる)
記者に問われ「それなら取り消す」 今村氏、主な発言

総理がどう言ったかは関係がないだろう。
ちなみに、先日の謝罪の原因になったのは、自主避難者を自己責任だと突き放した発言だった。
自主避難者は、国の避難指示を受けなかった地域から、被曝を心配し遠方に避難した母子らである。
福島県に取材した朝日新聞デジタルによると、2016年10月時点で全国に約3万人いる。
同紙は「強制避難者に比べて東電の賠償や国の支援が薄く、福島県民の『分断』につながると指摘されてきた」としている。

謝罪がうわべだけのものであったことが露呈したと言えよう。
安倍首相は速やかに辞任を認め後任を指名するだろう。
しかし、政権の体質だから、人を代えてどうにかなるものでもあるまい。
第一次政権の時と似た感じになってきつつある。

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2017年4月24日 (月)

アホな内閣(5)大塚拓財務副大臣/アベノポリシーの危うさ(190)

森友疑惑に関して、「納得できない」とする人が8割を超えるという。
⇒2017年4月19日 (水):森友疑惑(47)アキエリークス?/アベノポリシーの危うさ(185)
官僚や政府機関が資料を開示しないことが、ネックになっていることも多くの人の共通認識であろう。
そこには、もちろん安倍首相等に対する「忖度」があるだろう。
森友疑惑のキーワードになったこの言葉を、当の首相がジョークにするという笑えない発言があった。

 問題のジョークは4月17日夜、東京・銀座にオープンした商業施設「GINZA SIX」の式典あいさつで飛び出した。売り場に並ぶ各地の名産品について、原稿を読み上げる安倍首相は「おやつには北海道が誇る『白い恋人』、仙台銘菓の『萩の月』が買える、食べられる」などと紹介した上で「(この)原稿には残念ながら山口県の物産等々が書いてありませんが、おそらく(店頭には)あるんだろうと思います。よく私が申し上げたことを忖度していただきたいと、こう思うわけであります」。
 ここで安倍首相、にっこり笑顔。会場は笑いと拍手に包まれた。
「忖度ジョーク」余裕の表れ?

余裕のつもりかも知れないが、「悪いことは悪い」のである。
資料を開示しない件について、驚くべき国会答弁があった。
4月20日の国会で共産党の辰巳孝太郎衆議院議員が追及した。
「行政機関が、一政党である与党の許可なくして資料は出さないと言っている。三権分立の観点からもおかしい」のではないか。
これに対し、大塚財務副大臣は「政治的な問題になっているから、一般的に与党の理事に相談するのは普通のことだ」などと発言した。
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森友問題の資料、開示には与党の許可が必要に!財務副大臣が明言!与党による事実上の検閲

与党に行政の資料を確認した上で、公開の判断をしていたのである。
いうまでもなく、行政機関は三権分立で独立した組織である。
政党の関与を受けない立場である。
これでは、与党による事前の検閲である。
日本の現状は三権分立ではないのである。
いみじくも安倍首相が、「私は立法府の長」と発言したのが、追認されているような状態である。
⇒2016年5月19日 (木):震災を緊急事態法に使う改憲論者/アベノポリシーの危うさ(68)

2014年に安倍政権は全ての省庁(官僚)の重要な人事権を内閣に移すと決定し、それから行政機関や官僚組織は安倍政権の傀儡状態になったのである。
恐ろしい独裁国家になってしまったということだろう。
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東京新聞4月23日

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2017年4月23日 (日)

アホな内閣(4)金田勝年法務相と共謀罪審議/アベノポリシーの危うさ(189)

「テロ等準備罪」法案の国会での審議が始まった。
問題の大きな案件である。
稀代の悪法・治安維持法も、「一般人は対象ではない」と説明しながら、すぐに対象範囲を拡大していったのは歴史が示す通りである。

例えば、有名ではあるが未だ細部が明らかにされていない新興俳句弾圧事件がある。
新興俳句弾圧事件とは、治安維持法下における思想弾圧事件の一つで、昭和15年2月14日の第一次「京大俳句」弾圧事件から、18年12月6日の「蠍座」(秋田)弾圧事件までの、4年間にわたる一連の出来事である。
⇒2007年10月26日 (金):新興俳句弾圧事件…①全体像
事件に連座した俳人の一人が渡辺白泉である。
⇒2007年11月16日 (金):渡辺白泉

白泉は、慶應大大学の出身であるが、京大俳句会の同人だった。
俳句などの文芸は、言葉の連想作用を活用することによって成り立つ。
例えば「菊枯れる」という季語が、皇室の衰運を表しているというような恣意的なこじつけも可能であることは、五木寛之の小説『さかしまに』に描かれている。

渡辺白泉は新興俳句の旗手の一人と目されていた。
⇒2012年1月17日 (火):渡邊白泉/私撰アンソロジー(14)
有名な「戦争が廊下の奥に立ってゐた」などの句を詠んでいた白泉が目を付けられたのは必然だった。

同法は金田勝年法務相が所管するが、余りにも頼りなかった。
⇒2017年2月 2日 (木):不適格大臣列伝(9)金田勝年法務相/アベノポリシーの危うさ(127)
⇒2017年2月 9日 (木):不適格大臣列伝(12)金田勝年法務相(2)/アベノポリシーの危うさ(131)

そこで林真琴刑事局長を補佐役とした。
しかし、野党の反対を採決で押し切っての決定である。
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東京新聞4月20日

審議に堪えぬ法相など要らない。

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2017年4月22日 (土)

アホな内閣(3)山本幸三地方創生担当相/アベノポリシーの危うさ(188)

観光やインバウンド(訪日外国人)による地方創生に関する質疑で、「一番のがんは文化学芸員だ。観光マインドが全く無く、一掃しないとだめだ」と述べた山本幸三地方創生担当相こそ、一番のがんではないか。
4月16日に滋賀県で開かれたセミナーで、大英博物館の建物の改装に際して、「学芸員が抵抗したが全員クビにして大改装が実現した結果、大成功した」などと発言していた。
ところが、これが事実誤認であることを認めた。

Ws000001 山本幸三地方創生担当相は21日午前の記者会見で、ロンドンの大英博物館が「観光マインドがない学芸員を全員くびにした」との自身の発言について、「事実はなかった」と訂正した。英国人の友人から聞いた話に基づき発言したが、改めてその友人に確認したところ事実関係の誤りが判明したという。
 山本氏は3月9日の参院内閣委員会で大英博物館が行った大規模改修について「一番抵抗したのが学芸員で、そのときは観光マインドがない学芸員は全部くびにした」と述べた。大英博物館は毎日新聞の取材に「事実誤認」と否定している。
 山本氏は今月、国内の学芸員についても「一番のがんは文化学芸員」などと発言し、謝罪、撤回している。
山本創生相:発言を訂正 大英博物館解雇「事実なかった」

いくら神妙に謝罪しても、本質は覆えない。

 山本大臣は「地方創生とは稼ぐこと」と定義したうえ、京都の二条城のケースをあげ、「文化財のルールで火も水も使えない。花が生けられない、お茶もできない」などと学芸員を批判したのだという。
 昨年10月に二条城で開かれたイベントでは国宝・二の丸御殿の大広間や黒書院などで能や生け花が実演されており、発言は明らかなデマなのだが、やはり信じられないのは、安倍政権の現役閣僚が「学芸員を一掃せよ」というセリフを吐いたことだろう。
 そもそも安倍政権は、常々「日本の伝統を大切にせよ」「日本人はもっと歴史を学べ」とかほざいているのではなかったのか。それを、観光振興に邪魔だから、博物館、美術館等で文化遺産や歴史的資料の収集、保管、研究調査などを行う重要な仕事をしている人間を一掃しろ、などというのは、まさに歴史や伝統をないがしろにする行為に他ならない。
 実際、観光利用や観光的価値を最優先にして、学芸員を排除してしまえば、歴史的な資料や建造物はどんどん破壊され、地味だが歴史、文化的価値のある資料はないがしろにされていくだろう。
山本幸三地方創生相「学芸員はがん」発言こそ安倍政権の本質だ! 「歴史と伝統」を破壊する新自由主義右翼のグロテスク

「学芸員を一掃せよ」という認識の政治家に、創造的な思考や発想を期待するのは無理というものである。
こういう政治家こそが一掃されなければならない。

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2017年4月21日 (金)

アホな内閣(2)中川俊直経済産業政務官・続/アベノポリシーの危うさ(187)

女性問題で経済産業政務官を辞任した自民党の中川俊直衆院議員は、「ゲスの極み」政務官として名を遺すことになろう。
妻の出産中に堂々と不倫をし、議員辞職に追い込まれたた宮崎謙介議員と同じ穴の貉である。
⇒2017年4月20日 (木):アホな内閣(1)中川俊直経済産業政務官/アベノポリシーの危うさ(186)
⇒2016年2月12日 (金):「ゲスの極み」をアップデートする自民党/アベノポリシーの危うさ(17)

自民党は当面状況を見守る姿勢だったというが、予定されていた衆院経済産業委員会が流会になるなど国会審議に影響が出たため、事態の早期収拾を図った。

 同党の二階俊博幹事長は離党届を受理し、直ちに党紀委員会に諮る考えを示した。議員辞職については「必要ない」との認識を示した。国会内で記者団に語った。
 これに先立ち、中川氏が所属する自民党細田派の細田博之会長や西村康稔総裁特別補佐が同日午前、国会内で会談し、中川氏に関する対応を協議。出席者の一人は「自ら離党届を出させる」と語った。同党幹部は「21日中に決着するだろう」との見通しを示していた。
 自民党の高村正彦副総裁は党役員連絡会で「不届き者が出ないように、一人ひとりが身を律していくことが大切だ」と語った。公明党の井上義久幹事長は記者会見で、野党が中川氏の議員辞職を求めていることに関し「選挙民がどう受け止めているのかを踏まえて、本人が判断するのが基本だ」と述べた。
 野党側は、経産委で中川氏本人か萩生田光一官房副長官が辞任の経緯を説明するよう求めていたが政府・自民党が応じないことに反発。同日の経産委開会に反対したため、流会となった。民進党の近藤洋介筆頭理事は記者団に、「説明がなければ委員会は開けない」と述べた。
中川氏が自民離党へ=国会混乱、早期収拾図る

まったく甘い政党である。
もっとも森友疑惑の安倍昭恵首相夫人もFacebookで一方的に弁解しただけである。
⇒2017年3月28日 (火):森友疑惑(35)連続オウンゴール/アベノポリシーの危うさ(170)
中川氏がFacebookで弁明すれば済むと思ったのかも知れない。
以下のような投稿である。
Ws000000

週刊誌で報じられていることに比し、余りに軽い。
国民は次のように見ている。
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驕る政権に崩壊が忍び足で近づいている。

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2017年4月20日 (木)

アホな内閣(1)中川俊直経済産業政務官/アベノポリシーの危うさ(186)

山本幸三地方創生担当相について、「なんでこんなにアホなのか?」と嘆いたばかりである。
⇒2017年4月18日 (火):不適格大臣列伝(17)山本幸三地方創生担当相/アベノポリシーの危うさ(184)

日替わりで内閣の不祥事が発生している。
18日に経済産業政務官を辞任した中川俊直衆院議員(広島4区)である。
「週刊新潮」4月27日号に、不倫関係にある女性と海外で“挙式”したことが報じられることが分かったからだという。
同誌には以下のようなグラビア付で掲載されている。
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中川氏は女性と、別れ話がこじれて女性宅のドアをたたき、警視庁にストーカーとして登録されたという。
なんでこんなにアホなのか?
中川氏は当選2回である。

 自民党の中川氏の同期は問題行動が多い。被災地視察をめぐる失言で務台俊介氏は3月に内閣府兼復興政務官を辞任し、武藤貴也氏は金銭トラブルで一昨年離党した。宮崎謙介氏は不倫問題で昨年議員辞職した。
自民「2回生」またも不祥事に幹部も激怒! 失言、金銭トラブル、不倫…

まあ、アホな首相に任命されたのだから、アホが多いのは必然ではあるが、それにしても多すぎる。
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東京新聞4月19日

議員の劣化が進んでいる。
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東京新聞4月20日

「一掃」すべきは、学芸員ではなく内閣ではないだろうか?
山本地方創生大臣!
⇒2017年4月18日 (火):不適格大臣列伝(17)山本幸三地方創生担当相/アベノポリシーの危うさ(184)

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2017年4月19日 (水)

森友疑惑(47)アキエリークス?/アベノポリシーの危うさ(185)

「アキエリークス」なるサイトが立ち上がった。
アキエつまり安倍昭恵と匿名により政府、企業、宗教などに関する機密情報を公開するウェブサイト「ウィキリークス」の合成語であろう。
「安倍昭恵夫人に関する様々な資料を公開してまいります。」ということである。
2015年9月5日、つまり100万円の受け渡しがあったとされる日の「安倍昭恵講演会フルテキスト」や籠池氏の手紙、「安倍昭恵夫人と、籠池夫人のショートメールでのやりとり」などが掲載されている。
Ws000000

安倍昭恵夫人の“公私混同”ぶりは、言葉を失う程である。
⇒2017年4月17日 (月):森友疑惑(46)昭惠夫人と反社会的勢力/アベノポリシーの危うさ(183)
しかし昭恵氏は、Facebookに投稿して済んだと思っている節がある。
誰が書いたのかも疑問の付けられている投稿である。
⇒2017年3月28日 (火):森友疑惑(35)連続オウンゴール/アベノポリシーの危うさ(170)

さすがに不満は蓄積している。

 しかし、そのような安倍夫妻の態度に怒りが広がっているのは事実で、例えば普段はあまり政治的な発言をしない放送タレントの松尾貴史までが9日付毎日新聞のコラムで「私は安倍晋三総理大臣は即刻お辞めになるべきだと思う」と正面切って書き、特に昭恵が「公に向かって発言も釈明も反論もせず……こそこそと逃げ回」っていることを厳しく批判している。
サイト登場 「アキエリークス」から何が飛び出してくるか

当然のことながら、森友疑惑について、納得している国民は僅かである。
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「日刊ゲンダイ」4月18日

先日の「桜を見る会」でも異常なハイテンションだったらしいから、通常の神経ではない。
⇒2017年4月17日 (月):森友疑惑(46)昭惠夫人と反社会的勢力/アベノポリシーの危うさ(183)

アキエリークスは、サイトの運営者が不明であるが、掲載されているコンテンツからすれば、籠池夫妻本人か、籠池夫人のメール画面を撮影できるほど近しい人が関与しているはずである。
普通の神経ならとても平静ではいられないところだが、安倍夫妻は似たもの同士であって、何とも感じていないのかも知れない。

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2017年4月18日 (火)

不適格大臣列伝(17)山本幸三地方創生担当相/アベノポリシーの危うさ(184)

「SPA!」誌に連載中の菅野完氏のタイトルではないが、思わず「なんでこんなにアホなのか?」という言葉が口をつく。
山本幸三地方創生担当相(衆院福岡10区)である。
16日、大津市での講演後、観光やインバウンド(訪日外国人)による地方創生に関する質疑で、「一番のがんは文化学芸員だ。観光マインドが全く無く、一掃しないとだめだ」と述べた。
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東京新聞4月18日

公的資格を持って仕事に携わっている人間を、「一掃しないと」などと、とても大臣の発言とは思えない。
いくら撤回しても、一度口にしてしまえば、消えはしない。
程度の低いチンピラと同じである。

 講演は滋賀県が主催し、山本氏は「地方創生とは稼ぐこと」と定義して各地の優良事例を紹介した。
 発言は会場からの質問への回答。山本氏は京都市の世界遺産・二条城で英語の案内表示が以前は無かったことなどを指摘した上で、「文化財のルールで火も水も使えない。花が生けられない、お茶もできない。そういうことが当然のように行われている」と述べ、学芸員を批判した。
 閉会後の報道陣の取材に対し、山本氏はインバウンドの興味を引くさまざまなアイデアについて「『文化財が大変なことになる』と全部、学芸員が反対する。観光立国として(日本が)生きていく時、そういう人たちのマインドを変えてもらわないと、うまくいかない」と説明し、「全員クビは言い過ぎ」とも述べた。
 学芸員は博物館法で定められた専門職員で、資格認定試験に合格し博物館資料の収集、保管、展示、調査研究などを行っている。ある学芸員は「観光のための文化財活用と文化財保護をいかに両立するかが大事な視点だ。観光に重きを置いている最近の国の風潮を象徴している発言だ」と話した。
山本地方創生相「学芸員はがん。一掃を」

まったく無知であり、かつ無恥である。
専門職員の職務が何であるかについて、まったく知識を欠いている。
学芸員は観光案内じゃない。
一掃してしまえば、「資料の収集、保管、展示、調査研究など」が遂行できなくなる。

観光ということも理解していない。
観光の「光」は優れた景物のことを指している。
「玉磨かざれば光なし」と言うが、優れた素材もケアをしてこそ光り輝くのである。
その学芸員の存在理由を否定して、観光を言うとは本末転倒の極みであろう。

それにしても現内閣の失言が相次ぐ。
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止まらぬ閣僚の失言 「1強」が緩みに

もはやこの政権の性格であり、当然任命責任の問題である。
山本氏の場合は、失言と言うより、暴言でありかつ妄言でもあろうが。
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「失言」と「暴言」と「放言」と「妄言」の違い

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2017年4月17日 (月)

森友疑惑(46)昭惠夫人と反社会的勢力/アベノポリシーの危うさ(183)

安倍昭恵首相夫人は、さまざまな“疑惑”の現場に足跡を残している。
⇒2017年4月12日 (水):森友疑惑(44)重要参考人・安倍昭惠/アベノポリシーの危うさ(181)

当然、公的な場で発言(釈明)すべきであるが、Facebookでコソコソと弁明して、事足れりと考えているようである。
しばらく自粛していれば、嵐が過ぎるだろうと考えているのかも知れないが、そうは問屋が卸すまい。
「週刊新潮」4月20日号は、ついに『「安倍昭恵」と反社会的勢力』という記事を載せた。
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記事によれば、安倍総理のおひざ元の下関市に、昨年8月、「UZUハウス」という宿泊施設が開業した。
昭惠夫人が東京で経営する居酒屋「UZU]の姉妹施設だ。
6階建て、延べ床面積1000平米だという。
まあ、余り繁盛しているようではない。

それはともかく、この建物は、住専所有になり、競売にかけられた。
落札したのは地元の不動産業者だったが、増資マフィアと呼ばれる株ブローカーと親交があった。
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まあ、紹介するだあけでも、怪しい登場人物である。
そういう人脈に無頓着に身を置いてしまうのだ。
呑気に「桜を見る会」では異常なハイテンションだったようである。
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「日刊ゲンダイ」4月18日

どうも勘違いの夫婦のようだが、まだ追及は終わっていないのだ。
⇒2017年4月 9日 (日):森友疑惑(43)昭惠夫人の壮大な勘違い/アベノポリシーの危うさ(180)

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2017年4月16日 (日)

大岡信『春のために』/私撰アンソロジー(46)

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4月5日に亡くなった大岡信は、昭和6年、満州事変の年に静岡県三島市に生まれ、旧制沼津中学在学中に詩作を始めた。
⇒2017年4月 7日 (金):ことばの魔術師・大岡信/追悼(102)

新幹線三島駅北口に「大岡信ことば館」があるのはその縁である。
⇒2011年7月 9日 (土):「大岡信ことば館」における『私の万葉集とことば』座談会

同館の展示には工夫が凝らされていて面白い。
⇒2012年8月26日 (日):大岡信『二人の貧窮者の問答』/私撰アンソロジー(15)

掲出の詩は処女詩集『記憶と現在』に収められている。
25歳の時の上梓であり、以後詩歌界を牽引してきたことは周知の通りである。
建築家で詩人の渡辺武信氏は、思潮社版現代詩文庫『大岡信詩集』(1969年7月)の解説「大岡信論-感覚の至福からのいたましき目覚め」で、次のように言っている。

詩集《記憶と現在》は、一つの感受性が開花に至るまでの、みずみずしい混沌に満ちた彷徨の記録である。

掲出詩の第三連については、次のように解説している。

 ここでは、視像から視像への動きが、たたみかけるような詩句の呼吸と一体化して、ほとんど官能的な視覚的運動感をつくり出している。次々と提示される視像は決してあらかじめ予定されたスタティクな構図にはめこまれることはない。
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運動が官能的にすら感じられるのは、この詩が戦後の恋愛詩の傑作であり、<おまえ>と呼びかけられているのが恋人であるというような主題からくるのではなく、読む者が言葉にとらえられて一緒に動くというこの感覚からくるのだろう。

見事な読解と言えるが、主題と言葉のリズムが見事に一致しているからこその効果だと思う。
この詩人の新作を読めないというのは寂しいが、死は生命体の宿命である。
そのことを、子ども向けの絵本にしたのが、レオ・バスカーリアというアメリカの哲学者が書い『葉っぱのフレディ-いのちの旅』である。
私には、1998年10月27日の日本経済新聞朝刊のコラム『春秋』と産経新聞朝刊のコラム『産経抄』で、この絵本を紹介した時のことが忘れられない。

掲出詩のような青春を経て、朱夏、白秋、玄冬と季節と同じように、人生も移り変わって行く。
いかに長寿化しようが、死は避けられないのだ。

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2017年4月15日 (土)

高度成長期の歌姫・ペギー葉山/追悼(103)

 「ドレミの歌」「南国土佐を後にして」で知られる歌手のペギー葉山さん(本名・森シゲ子さん)が12日午前、都内の病院で死去した。
83歳だった。

Ws000000ペギー葉山さんは東京都出身で、昭和27年にレコードデビューしました。昭和33年には、NHK高知放送局の依頼で歌った「南国土佐を後にして」が、ふるさとを離れて働く人たちの望郷の歌として大ヒットしました。
その後も「ドレミの歌」や「ラ・ノビア」、「学生時代」など幅広いジャンルのヒット曲で人気を集め、昭和41年のNHK紅白歌合戦では紅組の司会を務めました。
また平成17年に亡くなった俳優の根上淳さんと仲のよいおしどり夫婦として知られ、根上さんの闘病生活を支えてきました。
その後も平成19年に、女性として初めて日本歌手協会の会長に就任するなど第一線で活躍し、おととし3月、放送文化賞を受賞しています。
所属するレコード会社によりますと、ペギー葉山さんは最近まで活動を続けていましたが、10日に東京都内の病院に入院し、12日昼前、肺炎のため亡くなったということです。
ペギー葉山さん死去 「ドレミの歌」「学生時代」など

 「ドレミの歌」や「南国土佐を後にして」は、私もよく歌った。
伸びやかな高音で歌うペギーさんのようにはなかなか歌えないが、気持ちが良くなる宇多田。
Wikipediaより略歴をピックアップしてみよう。

1960年、オーストラリア・ゼネラルテレビの招きで、テレビ番組『今宵のメルボルン』に1か月間レギュラー出演する。
同年の8月にはロサンゼルスの日米修好百年祭に日本人代表として招かれる。この際にミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』を鑑賞。帰国後、自身の作詞で同ミュージカルの劇中歌「ドレミの歌」をペギー自身の訳詞で紹介した。ペギーの訳詞・歌唱による「ドレミの歌」はNHK「みんなのうた」でも使用され、音楽の教科書にも掲載されるなど、広く知られている。
しかし、生来病弱であったことに加え、その人気による過密スケジュールから、1963年の春に気胸を患い半年間の療養を余儀なくされたが、病気療養中に「ラ・ノビア」もヒットしたことも幸いし、ブランクをものともせず無事復帰した。また、復帰翌年の1964年には「学生時代」がロングセラーとなり、人気の健在ぶりを示した。
1965年に俳優の根上淳と結婚、1968年には長男を出産している。根上とは、芸能界きってのおしどり夫婦で知られ、1998年に根上が糖尿病の合併症から来る脳梗塞で倒れてから2005年に亡くなるまで歌手業の傍ら在宅介護を続けた。

東京新聞のコラム筆洗に「ドレミの歌」訳詞のエピソードが紹介されている。
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どうも高度成長期の記憶とオーバーラップする。
暗い時代が続いているが、これが常態と思うべきなのかも知れない。
合掌。

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2017年4月13日 (木)

原子力事業で破滅の危機の東芝(7)政官との癒着/ブランド・企業論(67)

東芝はどうなるのであろうか?
米国の子会社WHの破綻処理で今期赤字が1兆円を超え、債務超過に陥った。
2年連続で債務超過ならば上場廃止である。
虎の子の半導体事業を分離・売却して損失を穴埋めする計画であるが、2期連続債務超過を回避できるかは不透明だ。
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静岡新聞4月6日

背後に、原子力ムラの事情があったのであろうが、福島原発事故以後も国策として原発を推進してきた自民党政府にも大きな責任があるだろう。
「週刊文春」4月13日号で、『東芝“原発大暴走”を後押しした安倍秘書官』という記事を掲載している。
その人の名は、今井尚哉。

今井秘書官の叔父の今井善衛は、城山三郎『官僚たちの夏』の主人公のモデルと言われ、通商産業省で事務次官を務めた。
また、同じく叔父の今井敬は、新日本製鐵の社長を経て経済団体連合会の会長を務めた。
そういうバックグラウンドもあってか、“影の首相”として権力を振るってきたことが知られている。
⇒2016年11月 7日 (月):「驕るお友達」は久しからず/日本の針路(307)

森友疑惑のキーパーソン・谷査恵子氏の上司である。
今井氏は資源エネルギー庁次長だった経歴からしても諸利権の網の目の中核である。
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「週刊文春」4月13日号

今井氏は、森友疑惑、加計疑惑等にも絡んでいるだろう。
⇒2017年3月27日 (月):森友疑惑(34)林査恵子氏および上司を国会へ/アベノポリシーの危うさ(169)
今後、隠されいた事実が暴かれていくと思われる。

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2017年4月12日 (水)

森友疑惑(44)重要参考人・安倍昭惠/アベノポリシーの危うさ(181)

安倍首相の夫人昭惠さんは、好奇心が旺盛のようである。
そのことは決して悪いことではないが、夫が首相であれば、周りの人が忖度したり、思惑を持ったりすることはあるに違いない。
普通の社会人であれば、そのことを考えて、行動をコントロールするだろう。
ところが、昭恵夫人は「口利きのデパート」「口利きの総合商社」とでも言えようか、見境なく口利きをしていたようである。

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週刊新潮4月13日号

特に、オカルト系に関心があったようで、大麻などの危険性に無頓着な行動になったようだ。
2017年4月 9日 (日):森友疑惑(43)昭惠夫人の壮大な勘違い/アベノポリシーの危うさ(180)

このような夫人の行動にお付き合いせざるを得ない公務員の「お付き」も大変だっただろうと推測する。
⇒2017年4月 8日 (土):森友疑惑(42)「裸の王様」の末路/アベノポリシーの危うさ(179)
⇒2017年4月 2日 (日):森友疑惑(39)安倍家の内情?/アベノポリシーの危うさ(173)
⇒2017年3月30日 (木):森友疑惑(37)ゼロ回答と満額回答/アベノポリシーの危うさ(172)
⇒2017年3月27日 (月):森友疑惑(34)林査恵子氏および上司を国会へ/アベノポリシーの危うさ(169)
⇒2017年3月26日 (日):森友疑惑(33)Faxの林査恵子氏は南アメリカへ?/アベノポリシーの危うさ(168)
⇒2017年3月25日 (土):森友疑惑(32)焦点となった昭惠夫人/アベノポリシーの危うさ(167)

疑惑の現場によく登場するのは間違いなく「重用参考人」と言えよう。
重用参考人がFacebookで「反論」したからと言って、「疑惑との関係」が消えるわけでもない。
⇒2017年3月28日 (火):森友疑惑(35)連続オウンゴール/アベノポリシーの危うさ(170)

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〈この日は、本学の梶田叡一学長も参加し、ゲストには重心道の顧問を務める内閣総理大臣夫人・安倍昭恵さんも駆けつけてくださいました〉
 奈良県の私大「奈良学園大学」の2015年9月4日付のニュースに出てくる一文だ。重心道とは、大学と同じ奈良県内にあり、スポーツ関連のイベントなどを手掛ける「一般社団法人重心道」のこと。そのまま読むと、昭恵氏が顧問を務める社団法人のイベントに参加しただけと映るが、「梶田叡一学長」といえば、大阪府議会が森友問題で参考人招致した私学審の会長だ。
 しかも、「15年9月4日」は、近畿財務局の9階会議室で、近財局、国交省航空局、工事業者が国有地の値引きを相談した日。前日の3日には安倍が官邸で財務省官房長・理財局長と面談し、翌5日は昭恵氏が森友学園が経営する塚本幼稚園で講演し、名誉校長に就任している。
 森友が小学校の設置認可を府に申請したのはちょうど1年前の14年10月。私学審が条件付き認可を答申したのが15年1月だが、梶田学長と昭恵氏が以前から近しい関係にあったとなれば、私学審の認可判断に影響を与えた可能性はゼロじゃない。
 梶田学長は府の参考人招致で、政治家や国からの働きかけについて「一切なかった」と答えていたが、昭恵氏からの働きかけの有無を問われていれば答えは違っていたかもしれないのだ。
 もはや、ここまで“状況証拠”がそろえば、昭恵氏を国会に証人喚問する以外、真実は闇のまま。「首相夫人で民間人」という都合のいい立場を利用して好き勝手に振る舞ってきた報いを今こそ糾弾するべきだ。
校長就任前日に…昭恵夫人が府私学審会長と“疑惑の面会”

昭恵夫人が国会へ出るかand/or首相辞任か。

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2017年4月11日 (火)

原子力事業で破滅の危機の東芝(6)第3Q決算発表/ブランド・企業論(68)

東芝が11日、2度にわたり延期していた2016年4~12月期連結決算(米国会計基準)を発表した。
最終損益は5325億円の赤字(前年同期は4794億円の赤字)だった。
監査法人が決算内容に「適正意見」を付けない異例の公表であった。
ウェスティングハウス社の会計処理や内部統制をめぐり監査法人と見解が折り合わなかった。

東芝の失敗が原発事業に拘ったことが原因であることは明らかである。
⇒2017年2月16日 (木):原子力事業で破滅の危機の東芝(5)/ブランド・企業論(66)
⇒2017年1月31日 (火):原子力事業で破滅の危機の東芝(4)/ブランド・企業論(65)
⇒2017年1月28日 (土):原子力事業で破滅の危機の東芝(3)/ブランド・企業論(64)
⇒2017年1月20日 (金):原子力事業で破滅の危機の東芝(2)/ブランド・企業論(63)
⇒2017年1月18日 (水):原子力事業で破滅の危機の東芝/ブランド・企業論(62)
⇒2016年5月 1日 (日):原発事業によって生じた東芝の深い傷/ブランド・企業論(52)
⇒2016年1月 4日 (月):経営危機にまで追い詰められた東芝/ブランド・企業論(46)
⇒2015年8月 2日 (日):東芝の粉飾と原発事業の「失敗」/ブランド・企業論(37)

東芝再建は、下記のようなスキームで進められようとしている。
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東京新聞3月30日

しかし▲の課題解消は一筋縄ではいかない。

 株主から預かったお金を示す自己資本は昨年末時点で2256億円のマイナスとなり、債務超過に陥った。
 16年4~12月期は売上高が前年同期比4%減の3兆8468億円、本業のもうけを示す営業損益は5762億円の赤字(前年同期は2319億円の赤字)だった。前回1兆円超の最終赤字としていた17年3月期通期の業績予想については「未定」とした。
・・・・・・
 今回、監査法人の適正意見を得られなかったのは米ウエスチングハウス(WH)の内部統制について監査法人のPwCあらたと意見の違いを埋めきれなかったためだ。
 WHでは昨年末に発覚した巨額損失を少しでも抑えようと、一部経営陣が従業員に過度な圧力をかけた疑いが出ている。監査法人は内部統制の不備があったとされる期間や過去の決算などに疑義を持っている。適切に処理してきたとする東芝側と見解の差は大きい。
東芝、最終赤字5325億円 16年4~12月期

東芝の先行きは不透明で株価もそれを反映している。
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11日の東京市場で東芝株は前日比3%安の223.5円で取引を終えた。
市場の信頼を失っているが、今後回復できるであろうか?

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2017年4月10日 (月)

秘密保護と大本営発表/日本のPost-truth(2)

原田眞人監督の『日本のいちばん長い日』に、敗戦が決まった後、陸軍省で大量の書類を焼却するシーンがあった。
⇒2015年8月28日 (金):『日本のいちばん長い日』と現在(4)/日本の針路(222)
後で問題にされることを恐れたのだと思われるが、歴史の検証が難しくなったのは事実だろう。
特定秘密保護法によって、歴史の検証に供すべき公文書管理に抜け穴ができることが指摘されている。

6_2 特定秘密保護法に基づく「特定秘密」が記された公文書が、秘密指定期間中であっても廃棄される-。現在の法体系の下で、こんな事態が起きる可能性があることが、衆院の情報監視審査会が先月末に公表した年次報告書で分かった。時の政権が意図的に重要情報を非開示のまま廃棄することも可能。非開示のまま廃棄されると、将来の検証ができなくなる。
 秘密保護法は、漏れたら日本の安全保障に著しい支障を与える情報を、期間を定めて秘匿することを定める。秘密指定期間は五年単位で延長でき、永久に指定することも事実上可能だ。
 一方、特定秘密が記された文書の保存・廃棄については、基本的に同法ではなく公文書管理法という別の法律で運用される。各省庁は同法に基づき、文書の種類別に保存期間を一年未満~三十年を基準に設定。期間が終われば廃棄や延長などを決める仕組み。
 秘密保護法の下では、秘密指定が通算三十年を超えた特定秘密が書かれた文書は、こうした公文書管理法上の保存期間終了後も、保存が義務づけられる。
 問題は、秘密指定が三十年以下の文書。内閣情報調査室の担当者は「秘密指定期間より、公文書管理法で定めた文書の保存期間が短い場合、保存期間が終了すれば、首相との協議と独立公文書管理監の検証を経て、廃棄できる」と説明。例えば秘密指定が通算三十年で保存期間が二十年の文書の場合、秘密指定されたまま二十年で廃棄される可能性が出てくる。
特定秘密、開示せず廃棄可能 公文書管理に「抜け穴」

私は、情報の乏しい国民が情報を独占して、恣意的に発表した大本営のことを連想する。
大本営は、日清戦争から太平洋戦争(大東亜戦争)までの戦時中に設置された日本軍(陸海軍)の最高統帥機関であり、大本営発表とは、太平洋戦争(大東亜戦争)において、大日本帝国の大本営が行った戦況などに関する公式発表である。
当初は、おおよそ現実に即していた発表を行っていたが、ミッドウェー海戦の頃から海軍による損害矮小化・戦果過大化の発表が目立ちはじめ、勝敗が正反対の発表すら恒常的に行ったことから、現在では「内容を全く信用できない虚飾的な公式発表」の代名詞になっている。

昭和天皇の弟の高松宮は、戦争中に大本営発表について次のように指摘していた。
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辻田真佐憲『大本営発表 改竄・隠蔽・捏造の太平洋戦争 』幻冬舎新書(2016年7月)

船戸与一『南冥の雫 満州国演義八 』新潮文庫(2016年6月)に次のような箇所がある。

 敷島太郎は三日まえに内地から届いた六月十一日付けの新聞各紙をあらためて読み較べた。『朝日新聞』も『読売新聞』も『東京日日新聞』も一面はほぼ変わりがない。見出しも記事も似たようなものだ。大本営発表をそのまま載せていることは一目瞭然だった。それでも太郎は何度も紙面に眼をやった。

東太平洋の敵根拠地を強襲、ミッドウェー沖に大海戦、アリューシャン列島猛攻。米空母二隻撃沈、わが二空母一巡艦に損害。

1942年(昭和17年)6月5日から7日にかけて、ミッドウェー島の攻略をめざす日本海軍と守備をしていたアメリカ海軍の間で、いわゆるミッドウェー海戦が行われた。
日本海軍の機動部隊と米国の機動部隊及びミッドウェー島基地航空部隊との航空戦の結果、日本海軍は機動部隊の航空母艦4隻とその艦載機を多数一挙に喪失する大損害を被り、この戦争における主導権を失った。

こういう事実は、現在ではインターネットを通じて容易に入手できる。
しかし、リアルタイムで、どのような戦況であったかを知ることは、きわめて困難であった。
特に緒戦の勝利に酔った日本人には想定外のことだった。

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2017年4月 9日 (日)

森友疑惑(43)昭惠夫人の壮大な勘違い/アベノポリシーの危うさ(180)

安倍昭恵総理夫人は世間知らずのお嬢様で、籠池氏に利用されたのか?
私も最初はそうかなと思っていた。
森永製菓創業家に生まれ聖心女学院に学んだ、という履歴を知ればそう思うのが自然だろう。
しかし、どうやら単純なミーハーだったようである。
1か月前、森友問題がマスコミで取り上げられるようになった時、それを「自分を知ってもらうチャンス」だとおもっていたようなのだ。

 (3月)8日が国際女性デーであることから同イベントが開かれた。司会者から「今までの首相夫人と違い、自分の言葉で語り、行動する」と持ち上げられると、活動の一つである昭恵夫人主宰で女性を対象にした「UZUの学校」について語りだした。
「UZUはアメノウズメから取りました。アマテラスが岩戸に隠れたとき、アメノウズメが裸で踊って、アマテラスがちょっと岩戸からのぞいて、世の中がまた明るくなった。暗い世の中を明るくしていきたい。衣服を脱ぎ捨てるのではなく、思い切って自由に行動できていない世の女性が活躍できればと思いました」(昭恵夫人)
 首相夫人として様々な活動を行っているが、「メディアに取り上げられない。何かあったときだけ(笑い)」「大変なこともあるが、知っていただく機会。注目していただけることで、私の活動にも注目していだだきたい。いい形で報道してほしい」と森友騒動をチャンスととらえていると話した。
安倍昭恵夫人 森友騒動はチャンス「知っていただく機会」

「週刊新潮」4月13日号に、「知ってもらいたい活動」の一端が紹介されている。
大麻への傾倒やカルト的人物との交流である。
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この記事に出てくる江本センセイ、すなわち江本勝氏は『水からの伝言』というエセ科学本で有名である。

Photo日本化学会や日本物理学会の会員達は「科学的でない」という見解を表明している。また科学者達によって説明内容が疑似科学的(あるいはいわゆる"オカルト"的)だとも評価されている。トンデモ本を批判的に楽しむ団体「と学会」からは、“「戦争」ではなく「war」ならどうなるのか、水に民族性はあるのか”と批判されている。
Wikipedia :水からの伝言

千葉県成田市に麻賀田神社がある。
その中の境内社が、天日津久神社である。
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麻賀田神社サイト

その天日津久神社を、大麻取締法違反容疑で逮捕されている人物と一緒に尋ねた時の写真を、自身のFacebookに投稿しているのだ。
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まあ、思想・信条は自由であるが、公務員秘書が付いている人の行動としては問題であろう。
彼女は「良いこと」をしているつもりだろうが、それは彼女の主観であって客観的ではないのだ。
それに血税が使われているのだから、壮大な勘違いと言わざるを得ない。

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2017年4月 8日 (土)

森友疑惑(42)「裸の王様」の末路/アベノポリシーの危うさ(179)

森友学園をめぐる一連の疑惑の核心である国有地ダンピング払下げに、安倍昭恵夫人が関与しているが確定的になった。
籠池氏が谷査恵子首相夫人付政府職員に宛てた要望事項が明らかになったのだ。
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東京新聞4月5日

問題は籠池氏が送った陳情の手紙(上図の④)である。
菅野完氏は次のように言う。

 だがこの「籠池からの手紙」はいささか読解し難い。なぜなら手紙の内容が、「50年定借として早い時期に買い取るという形に契約変更したい」「学校の用地が半値で借りられたらありがたい」「本来なら平成27年度予算で返ってくるはずの立て替え払いが、予算化されていなかったので早急に予算化してもらいたい」と、手前勝手な要求事項だけを無味乾燥に箇条書きしたものにすぎないからだ。
 冒頭の挨拶や自己紹介、依頼内容の概要など、手紙らしい内容は一切ない。ただただ要求内容が羅列されるだけ。「籠池氏が何をしている人か」「なんでこんな手紙を送りつけてきたのか」という予備知識がなければ、到底、理解できるような代物ではない。しかしながら、これに対する返答である谷氏からのfaxは、予備知識のない人間であれば読解不可能なはずの「籠池からの手紙」を見事に読み込み、その要求事項の全てに遺漏なく的確に返答しており、先述のように「工事立替費の次年度での予算化」という「籠池の要求」を完全に満たす回答まである。ここまで円滑なコミュニケーションが成立するためには、「籠池が手紙を送る意図」を、谷氏に「解説」する人物がどうしても必要だ。
菅野完「アッキード事件の核心に迫る“籠池ノート”の中身」

それは昭恵氏以外には考えられない。
⑤の谷氏から籠池氏へのファックスに、「さしあたっての回答」が記されていた。
⇒2017年3月30日 (木):森友疑惑(37)ゼロ回答と満額回答/アベノポリシーの危うさ(172)
この「さしあたっての回答」の部分を指して、官邸サイドは「ゼロ回答」だとしたが、実際は籠池氏の要望は、1年以内にすべて適えられているのだ。
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東京新聞4月5日

以上でQ.E.D.(証明終わり)である。
首相がよく口にする「悪魔の証明」でも何でもない。
ごく当たり前の推論である。

この推論を否定するのは、夫人付け秘書に証言させればいいだけである。
もちろん偽証は罰せられる場で、である。
安倍晋三首相は、「私や妻が関係していたということになれば、首相も国会議員も辞める」と述べたのである。
⇒2017年2月22日 (水):森友疑惑(2)国有地格安売却/アベノポリシーの危うさ(136)
まあ、この言葉があろうとなかろうと、辞任に値する行為であったのだが。
それにしてもこの発言を含む議事録が公開されていないのはなぜか?
⇒2017年4月 6日 (木):不適格大臣列伝(16)今村雅弘復興相/アベノポリシーの危うさ(178)

このように問題を大きくしたのは、自滅行為を繰り返してきたからである。
⇒2017年3月28日 (火):森友疑惑(35)連続オウンゴール/アベノポリシーの危うさ(170)
まだ逃げ切れると考えているなら、周りに「王様は裸だ」という人がいないからであろう。
今や週刊文春誌4月13日号も「裸の王様」を唱え始めた。
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私はかねてから「裸の王様」ではないかと指摘してきた。
⇒2013年10月17日 (木):安倍首相は裸の王様か?/アベノミクスの危うさ(16)
⇒2014年11月27日 (木):続・安倍首相は裸の王様か?/日本の針路(76)
⇒2015年12月12日 (土):続続・安倍首相は裸の王様か?/アベノミクスの危うさ(64)
裸の王様の末路は滑稽である。

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2017年4月 7日 (金)

ことばの魔術師・大岡信/追悼(102)

大岡信さんが亡くなった。
幅広い文芸のジャンルで活動した詩人・評論家だった。
私は大岡さんの世代の何人かに親しくさせていただいていたので、何度か酒席を共にさせていただいたことがある。
著名な詩人にもかかわらず、たいへんフランクで楽しい人柄だった。

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静岡新聞4月6日

 31年、歌人大岡博の長男として現在の静岡県三島市に生まれ、旧制沼津中在学中から詩を書き始めた。旧制一高を経て、東大国文学科在学中の51年、日野啓三らと同人誌「現代文学」を創刊。53年、読売新聞社に入社し、外報部勤務のかたわら詩作を続け、54年に川崎洋や茨木のり子らの詩誌「櫂(かい)」に加わった。55年に「現代詩試論」を刊行し、批評家として頭角を現す一方、56年の第1詩集「記憶と現在」でみずみずしい作風が注目された。
 63年に退社後、本格的な創作活動に取り組んだ。主な詩集に「水府 みえないまち」「草府にて」「春 少女に」(79年無限賞)、「故郷の水へのメッセージ」(89年現代詩花椿〈つばき〉賞)、「地上楽園の午後」(93年詩歌文学館賞)など。古今東西の文学・芸術の知識に裏打ちされ、豊かな叙情をたたえた作品群は戦後詩史の中で重要な地位を占める。
 評論活動では伝統的な詩歌の世界に目を向けた。主な評論集に「蕩児(とうじ)の家系」(69年歴程賞)、「紀貫之」(72年読売文学賞)、「うたげと孤心」「詩人・菅原道真」(90年芸術選奨文部大臣賞)など。
 和歌や俳句から歌謡や漢詩、近・現代詩に至るまで多彩なジャンルの詩歌を取り上げた人気コラム「折々のうた」を79年1月に始め、詩歌の魅力を広く読者に伝えた業績で80年に菊池寛賞。コラムは休載をはさみながら07年3月まで計6762回続いた。
 連歌や連句の伝統を踏まえながら詩を共同制作する「連詩」の創始者でもある。実相寺昭雄監督の映画「あさき夢みし」の脚本、武満徹らとの歌曲の共同制作、丸谷才一や井上ひさしらとの連句の会、放送劇や戯曲など活動は多方面にわたった。
 明治大や東京芸術大の教授を務め、89~93年に日本ペンクラブ会長、01~07年度に朝日賞選考委員。95年恩賜賞・日本芸術院賞、96年マケドニアの国際的なストルガ詩祭で金冠賞、97年朝日賞と文化功労者、02年国際交流基金賞、03年文化勲章、04年には仏レジオン・ドヌール勲章オフィシエ。
詩人の大岡信さん死去 朝日新聞コラム「折々のうた」

1931(昭和6)年は満州事変の年だ。
終戦が14歳。
ものごころついてから多感な少年期を戦争と共に過ごしていたことになる。
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東京新聞4月7日

戦争の記憶を持った人が去って行く。
それと同期するように、教育勅語が、否定はしないという議論を含め、肯定論するような論調が高まっている。
共謀罪の審議も始まった。
処女詩集のタイトルは『記憶と現在』。
この国の自分の「記憶」を振り返りつつ、「現在」に心を痛めていたのではないだろうか。
合掌。

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2017年4月 6日 (木)

不適格大臣列伝(16)今村雅弘復興相/アベノポリシーの危うさ(178)

私は、瞬間的にはコトの経緯が分からなかった。
今村雅弘復興相の4日午前の閣議後会見である。

今村復興相は4日朝、復興庁で行われた会見で、福島県から自主避難を続けている住民に対する国の責任をめぐる記者とのやりとりで激しい言い合いとなった。
今村復興相「撤回しなさい!」
記者「撤回しません」 
今村復興相「しなさい!出て行きなさい!二度と来ないで下さいあなたは」
記者「これはちゃんと記述に残しておきます」
今村復興相「どうぞ!人を中傷誹謗(ひぼう)するようなことを許さんよ、絶対」
記者「避難者を困らしているのはあなたですよ」
今村復興相「うるさいっ!」
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今村大臣が激高「出て行きなさい」後に陳謝

話の流れについて補足すれば、東京電力福島第一原発事故で今も帰れない自主避難者がいることについて、国が責任を取るべきでは、と記者が問うたところ、今村復興相は、自主避難は「本人の責任でしょう。(不服なら)裁判でも何でもやればいいじゃないか」と発言した。
これに対して、記者が重ねて国の責任について質問したところ、突然にキレたのである。

「これはひどい。暴言ではないか」と思うのが普通の人間であろう。
ところが、下記のようなツイートもある。
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まあ、考え方は人それぞれであろうが、私は、今村復興相の発言については、次のツイートに賛成である。
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今村復興相の資産報告書には、東電株を8千株保有していると記載されている。
原発事故の対応を考えれば、利益相反であろう。
今村復興相は、3月12日放送の「日曜討論」(NHK総合)で、自主避難者に対し、「故郷を捨てるのは簡単」だとコメントした人である。
前任の高木毅氏は、自民党福井県連会長の山本拓衆議院議員が以下のように認めたいわゆるパンツ大臣である。
⇒2017年1月17日 (火):不適格大臣列伝(7)高木毅前復興相/アベノポリシーの危うさ(123)

おととし、一部の週刊誌がおよそ30年前に高木前復興大臣が女性の自宅から下着を盗んだなどと報じたことを受け、県連が独自に調査を行った結果だとして、「女性の自宅に住居侵入し、逮捕されていた。そのあと、女性と示談になったので問題とはならなかった」と述べました。

人事を見ただけでも、「被災者に寄り添う」という言葉が、まったく真実味がないことが分かる。
いじめ問題に象徴されるように、自主避難者の多くが苦難の生活を送っている。
公的な扶助が余りにもないからだ。
⇒2016年11月17日 (木):原発避難者いじめは社会の反映/原発事故の真相(148)
⇒2017年2月 6日 (月):原発事故の避難者の現状/原発事故の真相(154)

この内閣は余りにも問題がある。
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少なくとも昭恵夫人の森友疑惑への関与は明らかであるから、安倍首相は約束したように辞した方がいいのではないか。
もっともこの発言を含む議事録が未公開である。
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以下のように指摘されている。

 森友疑惑で安倍首相が激しく追及を受けた衆院予算委員会の議事録が、一ヵ月以上経ってもHPに掲載されていないことが、分かった。
 掲載されていないのは2月17日、20日、23日、24日、25日の予算委員会。いずれも森友疑惑が取り上げられた。
 特に2月17日は安倍首相が「私や妻が関係しているということになれば総理大臣も国会議員も辞める」と答弁した日である。
 2月24日は宮本岳志(共産)議員の爆弾質問が飛び出した。
【アベ友疑獄】首相答弁「関わっていたら辞めます」 ― 議事録がない!

これも「忖度」かも知れないが、まさか「なかった」とはできまい。

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2017年4月 5日 (水)

加計疑惑(1)昭恵夫人の関与/アベノポリシーの危うさ(177)

森友学園をめぐるさまざま疑惑については、もはや本人の意識はどうかは別として、昭恵夫人の関与を否定できなくなっている。
⇒2017年3月 7日 (火):森友疑惑(15)総理夫人という威力/アベノポリシーの危うさ(149)
⇒2017年3月18日 (土):森友疑惑(25)昭惠夫人の役割/アベノポリシーの危うさ(160)
⇒2017年3月24日 (金):森友疑惑(31)「藪の中」は解明されたか?/アベノポリシーの危うさ(166)
⇒2017年3月25日 (土):森友疑惑(32)焦点となった昭惠夫人/アベノポリシーの危うさ(167)

谷査恵子・夫人付き政府職員を介して、籠池氏の要望がそっくり適えられていることは明らかであり、これをゼロ回答と言い張る官邸は、ますます墓穴が深くなって身動きが取れなくなって来ている。
そうした状況で、「週刊現代」4月15日号に『安倍の「本当のお友達」に血税176億円が流れた』という記事が載っった。
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加計学園についてはちらっと触れたことがある。
⇒2017年3月14日 (火):森友疑惑(21)加計学園の李下の冠/アベノポリシーの危うさ(156)
この時点では詳しい報道がなく、疑わしいことはするべきではないだろうと敢えて「李下に冠を正さず」とした。
しかし、この後、自らが次々と自滅を重ねたので、森友学園はグレーから真っ黒になった。
これからメディアも次第に加計学園の方に注力して行くであろう。

加計学園は、昭恵夫人ではなく、「腹心の友」と呼ぶように首相自身が当事者である。
逃げも隠れもできない。
森友学園は大阪ローカルの疑惑であったが、加計学園は全国区の学校法人であるから、材料も豊富である。
とりあえず話題になっているのは、今治市における岡山理科大学の獣医学部新設に伴う問題である。
経緯は次のようにまとめられている。
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加計疑惑に関して、森友における菅野完氏のような働きをする人はいないだろうか。
週刊誌等のメディアが束になればいろいろ発掘できるだろう。
森友ではいささか精彩を欠いていたように感じられる文春砲の出番かも知れない。

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2017年4月 4日 (火)

森友疑惑(41)政府VS大阪府/アベノポリシーの危うさ(176)

森友問題に関して、財務省と大阪府の認識が対立している。
条件反射的に声を上げるから、矛盾が拡大再生産していき、収拾がつかなくなるのだ。
食い違いは、契約前に財務省側が府を訪れていた点や、事前に契約の確約が財務省から府にあったかについてである。

 「国有地取得希望があった場合、事業の許認可主体である地元自治体に足を運び、意向をうかがうのが通例です」(佐川宣寿・財務省理財局長=24日、国会答弁で)
 「(財務省が)日々足を運んで協議してますと言ったけど、4年間で足を運ばれたのは森友学園の件1件しかない。これが事実なんで」(松井一郎・大阪府知事=29日、記者団に) 松井知事は、財務省の職員が府を訪れたことが異例の対応だったと強調する。
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大阪府と財務省、意見食い違い 森友への国有地売却巡り

松井知事は記者団に「国は親切やなと思った」と強調した。
その後、昭恵夫人が名誉校長に就任した経緯を念頭に「役所組織みんなで忖度したんでしょう」とも語っている。
安倍首相は忖度を認めるべきだ、とも。

これに対し 政府与党は、「問題は大阪の(府私学)審議会に始まった」(自民党の西田昌司参院議員)と主張する。
府私学審は2015年、学校運営に疑問を示す声が相次ぐなかで「条件付き認可適当」を府に答申している。
私学審の答申が小学校設置を後押ししたのは事実であり、この間の経緯を明らかにする必要がある。

もう一つの論点立は、府私学審が「条件付き認可適当」の答申を出す前に、国が、国有地売却の見通しを府側に示したかどうかである。
そのことが、私学審の判断を左右した可能性もあり、松井知事は21日、答申時点で「国から『これ売却しますよ』という口頭での説明」を得ていたと説明した。
府の私立小学校設置認可の審査基準では、校舎を建てるには土地を学校側が自己所有していることが原則だが、国の説明を受けて、「(当時)担当課は土地を所有しているとみなした」とする。

府の担当者は15年1月の私学審でも、仮に条件付き認可適当となれば「国は契約に走ると、そういう手はずになっています」と述べている。
一方、財務省の佐川理財局長は22日の国会で「国有地の処分は事業の許認可主体の判断が示されることが前提」と説明している。
松井知事は国会に出て説明すると言っている。
責任のなすり合いであるが、どちらの言い分が正当か、両者の見解を国会で争えばいいだろう。

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2017年4月 3日 (月)

森友疑惑(40)籠池告発のムリと長男の反撃/アベノポリシーの危うさ(175)

政府自民党による籠池理事長の告発について、コンプライアンスが専門の郷原信郎弁護士が疑問を呈している。
籠池氏告発には2つの動きがある。
1つは、23日の証人喚問における発言に関して、自民党による告発である。

 参院決算委員会では、菅義偉官房長官が「100万円寄付」証言について、籠池氏を偽証罪で刑事告発する可能性にも言及した。これに呼応する形で、自民党の西村康稔総裁特別補佐らが党本部で緊急記者会見を開き“偽証”を立証するために国政調査権の発動を求めていくとブチ上げた。
辻元議員への攻撃がブーメランした安倍首相の焦り

この動きについて、郷原氏は「自民党議員による調査はほとんど無駄であり」とまで述べて、偽証告発するのは難しいという。

政府側のスポークスマンである官房長官が、国会での国政調査権に関して、偽証告発を肯定するような発言をするというのはあり得ないことだが、それに加え、既に述べたような全くの「無理筋」である籠池氏偽証告発に向けての調査まで肯定する発言を敢えて行っているのである。
今後、東京地検特捜部は、何らかの「無理筋」の事件を無理やり仕立て挙げて捜査を行い、偽証告発に向けての動きをアシストするというようなこともあり得るのであろうか。
そして、検察庁を所管する法務省は、これからテロ等準備罪と称する「共謀罪」の国会審議が本格化する中で、与党サイドの全面協力を得る必要がある。
このような状況において、籠池氏の「告発」をめぐって起きた「2つの不可解な動き」には、何やら不気味なものを感じる。
籠池氏「告発」をめぐる“二つの重大なな謎”

もう1つは、大阪地検の補助金適正化法違反での告発を受理したことである。
郷原氏は。通常告発やその受理が、当局の側から積極的に公表されることはほとんどないが、今回の「籠池氏告発受理」の報道は、明らかに検察サイドの情報によって行われている、とする。

森友学園が受給していた国土交通省の「サスティナブル建築物先導事業に対する補助金」というのは、「先導的な設計・施工技術が導入される大規模な建築物の木造化・木質化を実現する事業計画の提案を公募し、そのうち上記の目的に適う優れた提案に対し、予算の範囲内において、国が当該事業の実施に要する費用の一部を補助」するもので、木造化・木質化が審査され、それに応じて建設代金の一部について補助金が交付されるものである。森友学園の件については、虚偽の請負契約書が提出されていても、森友学園が交付を受けていた補助金のうち、国交省の審査で、適正とされた部分を控除した「不正」受給金額は、少額になる可能性がある。また、審査の結果、認定された金額によっては、適正な金額が認定されており、不正受給がないという可能性もある。
しかも、森友学園は既に補助金を全額返還したというのである。過去の事例を見ても、よほど多額の補助金不正受給でなければ、全額返還済みの事案で起訴されることはない。
このように考えると、少なくとも今回の籠池氏の補助金適正化法違反の事実については、起訴の可能性はほとんどないと考えざるを得ない。そのような事件で、告発の受理の話が、告発人側とは異なる方向から表に出て、大々的に報道されるというのは、全く不可解であり、何か、特別の意図が働いているように思える。
籠池氏「告発」をめぐる“二つの重大なな謎”

郷原氏は、大阪地検がこの事件を起訴する方向で捜査していく方針であれば、「告発受理」を公表することなどあり得ないから、東京側主導で、「籠池氏の告発受理」が大々的に報道されることになったようだ、とする。
森友問題のウラで共謀罪に対する準備が進んでいることに注意する必要があることは既に指摘しているが、これからの動きに改めて気をつけていきたい。
⇒2017年3月23日 (木):森友疑惑(30)騒動の陰の共謀罪/アベノポリシーの危うさ(165)

それにしても、相次ぐ自滅策という薪が焼べられるので、森友問題は収束しそうもない。
沈黙していた籠池理事長長男の佳茂氏がツイッターで反撃を開始した。
籠池ファミリーVS<政府+与党+大阪維新+α>という構図で、まさに蟷螂の斧であろうが、捨て身の強さがある。
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日刊ゲンダイ4月4日

長男のツイートは下記のようなものであり、フォロワーも多いという。 
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安倍首相の言動に関しては、佳茂氏の言う通りであろう。
当事者の一人として、自分たちが抱えてきた情報を、残らず出したらいいのではないか。

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2017年4月 2日 (日)

森友疑惑(39)安倍家の内情?/アベノポリシーの危うさ(173)

森友問題が最初に国会で取り上げられた時、安倍首相は、「私や妻が関係していたということになれば、首相も国会議員も辞める」と述べた。
⇒2017年2月22日 (水):森友疑惑(2)国有地格安売却/アベノポリシーの危うさ(136)
それが問題に火を点けた。

もはや昭恵夫人が関係していないと思っていない人は、ほとんどいないであろう。
⇒2017年3月 7日 (火):森友疑惑(15)総理夫人という威力/アベノポリシーの危うさ(149)
⇒2017年3月18日 (土):森友疑惑(25)昭惠夫人の役割/アベノポリシーの危うさ(160)
⇒2017年3月24日 (金):森友疑惑(31)「藪の中」は解明されたか?/アベノポリシーの危うさ(166)
⇒2017年3月25日 (土):森友疑惑(32)焦点となった昭惠夫人/アベノポリシーの危うさ(167)

そもそも、公務員の秘書が5人も付いていながら、「私人」だと言い張ったことも問題を拡大させた。
⇒2017年3月 4日 (土):森友疑惑(12)総理夫人は私人か公人か/アベノポリシーの危うさ(146)

夫人付職員が籠池に送った封筒は官邸のものだった。寺脇研「公務だ。私的に使うことはない」。青木理「〝神風〟のスイッチがどこかで押されている。資料を全部調べて出すべき」。Photo_3
谷査恵子が籠池に送った封筒は官邸のものだった

これでもまだ谷氏が個人の判断で行動したというなら、傷口を広げるだけである。
森友問題は、昭恵夫人が広告塔を務めていたことが根本原因であり、昭恵氏は首相の仲間だと思ったからこそ、広告塔を務めたのであろう。
それを、「私や妻が関係していたということになれば、首相も国会議員も辞める」と言ったのだから、潔く辞めるべきである。
そうしないと、安倍家の内情が格好の話題になることは不可避だろう。
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日刊ゲンダイ3月31日

安倍家に関しては、昭恵夫人とゴッドマザーの確執のウワサも絶えない。
森友問題の焦点は昭恵首相夫人であるが、天然と言うか、破天荒というか、その行動は常人の想定を超えている。
昭恵夫人が森友学園に深く係わっていたことは事実である。
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「週刊文春」3月30日号

さすがに安倍首相の母・洋子氏がキレたらしい。
3月上旬、洋子氏2階で暮らす昭恵夫人を3階に呼び出し、面と向かって厳しく叱咤したそうだ。

森友学園問題の“主役”として昭恵夫人がクローズアップされ、洋子さんが怖れていた事態が現実になりつつある。洋子さんは故・岸信介元首相の長女。安倍首相の父で元外相の故・晋太郎氏と結婚し、夫が亡くなった後も長男一家と次男・晋三夫妻と同じ邸宅に住んでいる。安倍家に隠然たる力を持つ彼女を、政界関係者は“ゴッドマザー”と呼ぶ。
「洋子さんは以前から昭恵さんの自由奔放な振る舞いが気になっていたようです。首相に返り咲いた12年からは、特にその思いを強くしていたようで……」と語るのは政府関係者。
・・・・・・
内閣支持率も目に見えて低下。昭恵夫人だけではなく危機はついに安倍首相も追い込みつつある。洋子さんの懸念どおり、夫妻が“ケジメ”をつける日が来るかもしれない。
安倍昭恵に姑・洋子さんが大激怒「ケジメとってもらいます」

「ケジメとってもらいます」とは何とも恐ろしいが、事実昭恵氏は「帰宅恐怖症」になっているという。
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「週刊現代」4月8日号

まあ、尊敬する祖父は、父方ではなく母方の岸信介という首相だから、母の怒りは大変だ。
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「週刊新潮」4月6日号

嫁と姑の争いが本格化したら(もう、しているのかも知れないが)、安寧の日はないだろうな、と推察する。
しかし、週刊誌やワイドショーを賑わし、国会を空転させているのは、あるはずの資料を出させない安倍首相に原因があるのだ。
国会空転の責任という観点からも、辞職すべきだろう。

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2017年4月 1日 (土)

稲田防衛相の虚偽答弁/日本のPost-truth(1)

4月1日は、ウソをついてもいい日とされている。
しかし、日頃から常習的にウソをついている人もいる。
稲田防衛相はその代表格といえよう。
力強く断言していたことを一夜にして翻して、完全に信頼性を失墜したことは記憶に新しい。
⇒2017年3月15日 (水):森友疑惑(22)稲田防衛相の馬脚/アベノポリシーの危うさ(157)

森友学園問題をワイドショーなどで騒ぎ過ぎだという声もあるが、政府や自民党がそのネタを提供しているのだ。

大阪市の学校法人「森友学園」との関係について説明が二転三転している稲田朋美防衛相について、15日、フジテレビ系「バイキング」MCの俳優・坂上忍が「もう、もはやここまで来ると、稲田大臣の記憶力が怪しまれているわけですよね」と皮肉った。
 「グッディ!」MC陣とのクロストークで語ったもので、坂上はこれまでも物議を醸す発言を繰り返してきた稲田氏について「今回ばかりはその(これまで野党から追及を受けてきた)レベルではすまされない」と、同氏が危機的状況に追い込まれていることを指摘。
 「グッディ!」MCの安藤優子は、稲田氏の連日の釈明に「だんだん日本語の使い方が、毎日難しくなってくる」と苦笑していた。
<坂上忍>稲田防衛相の記憶力を問題視!

防衛相の重責を担っているはずの稲田氏が、ウソの連発で信用されないようでは、国防が危うい。
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東京新聞「筆洗」

「記憶に基づいた答弁であって、虚偽の答弁をしたという認識はない」という苦しい言い訳については、以下のようなコメントがあり、もはや漫才のネタである。
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こんなことを書かれたら、普通は恥ずかしくて表を歩けないだろう。
本当に記憶がないのなら、認知症を疑った方がいい。
いずれにしろ、大臣適格性を欠いている。

稲田氏は「10年前に籠池氏から大変失礼なことをされて関係を断っている」と語っていたが、それも大ウソだった。
23日の証人喚問で籠池泰典理事長が、2016年1月に稲田朋美防衛相の夫で弁護士である龍示氏の事務所において近畿財務局と大阪航空局の職員と面談して、「今回の土地の事柄を相談した」と発言した。
稲田防衛相は24日にこの面談を“事実”と認めざるを得なかった。

 国会でこの件について追及を受けた稲田防衛相は、「夫の稲田龍示弁護士からは『自分(龍示氏)は土地売却には一切関係していない、君は森友学園の顧問になったことはない』との説明を受けておりました」と弁明。しかし、昨日の籠池証言を受けて夫に確認したところ、このような返答があったという。
「籠池夫妻が平成28年の1月年明け早々に弁護士法人光明会に、平成21年8月ごろの顧問契約終了以来、いきなり連絡してきて、すぐに相談を聞いてほしいということでした。
 まず、1月8日に、籠池夫妻が光明会事務所(編集部注:稲田夫妻が設立した弁護士事務所)に来られました。詳細は不明ですが、小学校をつくるということ、そのために土地を借りているが土壌汚染対応の立て替え費用を国が返してくれないというような内容でした。この日はそのような話で終わり、その後、籠池氏から再度連絡があって、立て替え費用について財務局や航空局の方と話がしたいから、その場に立ち会ってほしいという依頼がありました」
 ここで話し合われている「土壌汚染対応の立て替え費用」とは、昭恵夫人付きの職員・谷査恵子氏のファクスで財務省が「平成28年度の予算で調整中」と返答していたものと同じ内容だが、これを籠池理事長は稲田防衛相の夫にも相談していた、というわけだ。
 しかも、龍示氏は「代理人として話を聞くことはできないし、本件について発言することもないが、それでよければ構わない」と返答し、16年1月27日に事務所の会議室を提供。稲田防衛相は「財務局や航空局のどなたが何名来られるかもわからなかったところ大勢で来られたので、急遽椅子をたくさん入れて対応しました」などと話した。
 そして、稲田防衛相は「(龍示氏は)話し合いに同席だけすることとなったといった趣旨のことを述べ、その後はほとんど発言してない」「売却の話ではなく、借地の土壌汚染対応の立て替え費用の返還の話」「この件について費用は受け取っておらず、これ以降、先方からは何の連絡もありません」と必死になって強調した。
稲田朋美の「籠池理事長と関係断った」はやはり嘘!

稲田氏の言う10年前の「大変失礼なこと」とは何か。
次のような解説がある。

 籠池氏は稲田氏の政治資金パーティーの発起人として名を連ねたこともあったが、ある事件が起きた。
「07年、帝国ホテルで開かれた稲田氏のパーティーの席上で、籠池夫人の諄子さんが野次を盛んに浴びせたことがあった。稲田さんは『参ったな』とぼやき、それ以降、諄子さんを避けるようになった。今回の騒動で諄子さんが『おにゃんこちゃん』と呼んだことについて国会で尋ねられ、『奥様らしい』と稲田さんが答えたのは、このときの経緯もある」(自民党関係者)
 その後、稲田氏は籠池氏からの講演依頼を断り続けた結果、「怨」と書いたファクスを何枚も送りつけられたこともあったという。
父の代から籠池氏と昵懇の仲だった稲田防衛相はKO寸前

稲田氏が籠池諄子さんを「奥様らしい」と評した時、人柄まで認識しているではないかと思ったが、そういう事情があったのである。
籠池夫妻とは、父の代からから昵懇で、深い因縁があったのだ。
⇒2017年3月19日 (日):森友疑惑(26)稲田防衛相は何を隠したかったのか/アベノポリシーの危うさ(161)

その籠池氏に対し、昨年10月22日付で「感謝状」を贈っている。
⇒2017年3月12日 (日):森友疑惑(19)稲田防衛相の係わり/アベノポリシーの危うさ(154)
腐れ縁というか、のだから、よくよく縁が深いのだろう。
あるいは感謝状は「事務方が勝手に贈った」とでも言うのであろうか?

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