森友疑惑(15)総理夫人という威力/アベノポリシーの危うさ(149)
森友学園問題がワイドショーの格好の話題になっているという。
籠池理事長や安倍昭恵氏の、「キャラが立った」人物が登場しているので、視聴率が稼げるのだろう。
昭恵夫人が名誉校長としてパンフレットに載っていたり、学園のサイトに載っていたのに対し、了承を得ずに、というのは考えにくい。
勝手に使われたのなら、何らかの措置を取らないというのも合点がいかない。
昭恵夫人が「私人」だと安倍首相は強調しているが、公務員の辞令を受けていないから、というのは理由にならない。
公務員が5人ついているというのは別にして、公的な存在として、社会的な認知があるか否かである。
⇒2017年3月 4日 (土):森友疑惑(12)総理夫人は私人か公人か/アベノポリシーの危うさ(146)
ごく当然のことではあるが、私人としての面も公人としての面もあるだろう。
普通の会社員だって、会社員の立場もあれば、家庭人としての立場もある。
いろいろな、組織や団体に複属しているのは不思議でもなんでもない。
安倍首相は、 昭恵氏が新設される小学校の名誉校長を務めていたことが、異例の手続きに影響を与えたのではないか、と問われ、「名誉校長に安倍昭恵という名前があれば印籠みたいに恐れ入りましたとなるはずがない」と反論した。
私は、恐れ入るかどうかは別として、効果を期待したからこそ、名誉校長という名誉職への就任を依頼したのだから、それを認めなければ、いくら声を大にしても虚しいと考える。
東京新聞3月7日
民進党の福山氏が、わざわざ「昭恵夫人は被害者かもしれない」と言っているにも拘わらず、ムキになって反論するところに、本音が見え隠れしてしまう。
昭惠夫人と森友学園の係わりは、深く長いのだ。
「名誉校長で印籠みたいになるはずない」 首相、参院予算委で声荒らげ反論
国会で、徹底的に審議して、真相を明らかにすべきであるが、自民党は籠池理事長の参考人招致に反対している。
学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地売却問題をめぐり、自民党の松山政司と民進党の榛葉賀津也の両参院国対委員長が7日午前、国会内で会談し、民進側は同学園の籠池泰典理事長や売却交渉をしていた当時の財務省理財局長ら、6人の参考人招致を改めて求めた。自民側は「民間人の参考人招致は慎重に取り扱うべきだ」などと従来の立場を繰り返して受け入れず、協議は平行線に終わった。両党は引き続き協議を続けるという。
森友理事長ら参考人質疑、自民拒否 「民間人は慎重に」
自民党の体質・風土が問われているにも拘わらず、である。
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コメント
自己顕示欲(承認欲求)の塊という点で、アッキーと貴方は同類です。
投稿: | 2017年3月 8日 (水) 22時54分