森友疑惑(11)政界工作の一端/アベノポリシーの危うさ(145)
森友学園の国有地払い下げ問題で、政界工作の一端が明るみに出た。
1日夜、自民党の鴻池祥肇元防災担当相が記者会見を開き、森友側からの陳情の一部始終を暴露したのだ。
鴻池事務所と森友学園とのやりとりが、かなり具体的に説明された。
東京新聞3月3日
森友学園側は、、“現金”ではなく、“商品券”だと弁明しているが、金券性は同じであり、賄賂とされるものである。
こういう弁明をするところに、森友学園や籠池氏の尋常ならざる感覚が表れている。
こんな籠池氏と、昭恵夫人は親しく接し、塚本幼稚園の名誉園長を引き受け、ついでに「安倍晋三記念小学校」改め「瑞穂の國小學院」の名誉校長を引き受けていたのだ。
辞任したからといって、就任していた事実は消えない。
共産党の小池晃氏に学園理事長との詳しい関係を質問されて、安倍首相が血相を変えて「妻は私人なんです。まるで犯罪者扱いするのは不愉快ですよ」と答えた。
しかし森友学園が依頼したのが、一私人としての安倍昭惠ではなく、総理夫人としての安倍昭恵であることは明らかである。
総理夫人は、言わばファーストレディである。
東京新聞3月2日
「週刊新潮」3月9日号が、『森友学園「ドアホ理事長」と交わった「安倍昭恵」』という記事を載せている。
確かに籠池理事長は度し難い人物であり、余りに脇が甘かったと言われても仕方あるまい。
昭恵夫人は、今までの「家庭内野党」は仮面でしたと弁明するのだろうか?
そろそろ「私人」などと言い訳しないで、籠池氏共々国会で釈明して頂きたい。
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