森友疑惑(33)Faxの林査恵子氏は南アメリカへ?/アベノポリシーの危うさ(168)
稀勢の里が怪我にもめげず、逆転優勝した。
鬼気迫る取り口は、醜い政界の出来事を束の間忘れさせてくれる清涼剤であった。
小泉純一郎元首相風に言えば、「痛みに堪えて、よく頑張った。感動した!」。
それにしても、森友学園をめぐる一連の騒動は、次第に抜き差しならない状態になってきている。
政府は14日、安倍晋三首相の妻昭恵氏について、「公人ではなく私人であると認識している」との答弁書を閣議決定した。
わざわざ閣議決定したのだが、公務員が5人もついていることが明らかになり、かつ政府に働きかけており、とうてい私人で済まされる話ではない。
⇒2017年3月18日 (土):森友疑惑(25)昭惠夫人の役割/アベノポリシーの危うさ(160)
昭恵夫人と籠池氏側のメールのやり取りが公開された。
東京新聞3月25日
頻繁なやりとりと言ってよいであろう。
もう一つのポイントは、昭恵夫人付の政府職員の財務省への照会の経緯である。
東京新聞3月24日
この照会を、官邸あるいは与党の言うように、「ゼロ回答だから昭惠夫人の関与が否定された」という論理が成り立つか?
そもそも、とても「ゼロ回答」とは言えないし、「夫人は全く関与していない」と言うことは、、政府職員の独断ということを意味する。
官僚の行動様式からして、そんなことがあり得ようはずがなく、完全に論理が破綻している。
⇒2017年3月24日 (金):森友疑惑(31)「藪の中」は解明されたか?/アベノポリシーの危うさ(166)
職員は、籠池氏側にFaxを送信し、その内容が公開されている。
職員の名前や履歴なども既に特定されている。
重要なことは、昭恵夫人にも報告しています、という点であろう。
わざわざそう書いていることは、昭恵夫人の指示があったことの傍証と言えよう。
谷査恵子(たにさえこ) faxの内容が暴かれて左遷された?
谷査恵子さんが、24日に南アメリカの小国へ異動になったという。
ほとぼりが冷めるまで(かどうか分からないが)、隔離しておこうという意図が明瞭ともいえる。
官邸サイドが相当焦っていることは確かであろうが、ムリをすればするほど破綻は衝撃度を増すだろう。
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